定年後の人生に花咲かせよう!

明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

目の高さ

2023年09月17日 | 日記

 列車でプーチン大統領を訪れた北朝鮮の将軍様は、ピョンヤンからロシア国境まで24時間も掛けて行ったと報道していました。宇宙開発や弾道弾の発射のスピードに比較し、鉄路保全の貧弱さから民の生活の一端が想像できます。列車で行く目的は「民の生活を見ることだ」という、先代金正日氏からの伝統だとか、はたして民の生活が目に入ったでしょうか。

 確かに乗り物によってはスピードと目の高さで、同じ景色であっても受ける感じは相当違いがあることは、日々の生活でも実感します。自家用車で通り過ぎる街並みも、ウオーキング会に参加して新しい発見が多くありました。

 最近、バス停から自宅へ帰るのに待ち時間が40分あって、歩いて帰ってみました。途中でバスに追い抜かれましたが、今までバスや自家用車では難なく通過していた坂道では、エネルギーの消費を体で感じました。

 歩いて帰る道から見る田舎の風景は、人通りが全くない家並みが続き、次にようやく稲穂が垂れ始めた、まだ緑の広い田んぼがあり、竹藪(たけやぶ)があり、里芋の畑で「おかえりなさい」と大きな葉が風で首を揺らしていました。

 夏休みが終わるころ、東京から小学6年と2年の孫が新幹線でやって来て、2人の背の高さを比べると、子どもが成長する早さに驚きました。身長の差は目線に差があり、物の見方さえ変るものだと思ったのです。

 9月の上旬、新型コロナに感染し2日ばかり熱を出して寝ていると、普段は凝視しない天井もいろいろな形に見えて、発熱のためか今は亡き懐かしい顔ぶれがそろいます。寝たままの目線の高さは、あの世まで見えそうで、早く起き上がらねばと気が気ではありませんでした。

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