外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

減りゆく受講生

2012年02月29日 | 日記
2月29日(水) 晴れ

週一の非常勤講師、いつものバスで卒業したばかりの学生に遭遇しました。
維坊市内で仕事を見つけて今日が3日目なのだとか。IT企業なのだそうです。
とてもITという雰囲気には見えない子なのですが、何か光るものがあったのでしょうね。
従業員100人を超える会社ということでしたから大したものです。
彼女は現在学校内にある教師用マンションの部屋を借りて住んでいるのだそうで、近いうちに
会社近くに引っ越す予定だそうなのですが、それにしても校内にいながら何も連絡がないのは
寂しいものです。
それは敢えて口にはしなかったのですが、日本語についてはあまりできる方ではなかったので
積極的にはなれなかったのでしょうね。卒業しても何らかの形で連絡をくれるのは話し言葉に
しろ書き言葉にしろ私の日本語を理解できる学生がほとんどです。
しかし、せっかくバスの中で遭ったのも何かの縁、食事の誘いだけはしておきました。

先週、研修面接の為に日本語の表現の特訓をしている男性が30数名所狭しと並んでいた教室
のある部屋は今日はその影さえなく妙にこざっぱりとした雰囲気でした。
話によると面接に合格したのが僅か6名だったのだとか。
私の学生を紹介した会社の面接が概ね3分の1の合格率ですから、少々厳しい状況ですね。
昨秋に比べて研修生が減っていると感じるのは希望者が減っているというよりは面接で採用
されている人数が減っているのかもしれません。

昨年の秋から授業をしている研修生達がいよいよ来週中に出国することになりました。
今日が彼らとは最後の授業。先週の少々緊張気味の雰囲気はありませんでした。
授業後にいつも通りに食事をしてエレベーターホールで見送ってくれる。
手を振ってくるその笑顔は期待の方が膨らんでいるといった表情でした。
もし夏に再会できるなら、今日以上の笑顔を期待したいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする