草原の四季

椎名夕声の短歌ブログ

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歌集を読まないで下さい

2024-07-05 17:42:36 | 和歌・短歌


僕の第一歌集の出版社アマゾンKDPのメニューに、読者が何ページまで読んだかわかるメニューがある。(以前書いた「試し読み」とは関係ない)
日本の出版社だったらプライバシーを気にかけてやらないだろうが、外資系企業は合理的である。

全ての読者の既読ページがわかる訳ではないが、詳細はここでは触れない。

以前書いたが、僕の第一歌集の最初の10ページは初期歌篇であり、18歳のときに書いた短歌を収載している。
完全編年体だから40ページあたりまでは習作みたいなものである。
10ページちょっとまで読んでやめてしまうのなら、最初から何も読まないほうが読者のためにいいと思うが、実際にはそういうやからがいる。

アマゾンでは第1ページからはぐるしかなく、最後にはぐったページが既読ページとして記録される。
もしも紙書籍だったなら、パラパラとめくることができるし、いきなり中央のページから読み始めることもできるが、そういうことができないので、記録された既読ページより後のページは、一切見ていない訳だが、上図を見ると既読14ページの人がおり、既読11ページの人もいる。
これらの人は、明らかに時間を無駄にした。暇人なら、まあいいだろうけど、気になるのは、初期歌篇と書いてある意味がわかっていないのではないか?
ある程度読書経験があればわかることだし、そもそも歌集と雑誌の区別すらついていないのではないだろうか。そういう人は歌集を読まない方がいい。

これは初めて発表することだが、僕の第一歌集には山場があり、それは概ね中間部分である。
つまり、漠然と完全編年体にした訳ではなく、そうした方が色々な意味で合理的だからである。
上記の人々は山場を読むこと無く、いったい歌集に何を読もうとしたのだろうか?


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