ゆっくりのんびり

　　　　　　　　　（モミジアオイ）

３年前がん宣告を受けるまではバイクに乗り駆けずり回っていたが
バイクも運転免許証も返上仕り、バス・電車が主である。

毎週のように行っていた公園等もつい躊躇してしまう、向島百花園
もそのひとつだ。植物にも小生にとっても都会の中でのオアシスだ。
バスを待ち、乗り継いで行くのも“また楽しい♪”

昼近かったので朝顔はしぼんでいたが猛暑の中、葵や百合達が
健気に迎えてくれた。自然の風情が漂う百花園にはバスで行くのが
よく似合う。　名物「萩のトンネル」は９月になってからだろうな～
せかせかせず、ゆっくり残された余命を大切に楽しもう！

この2.3日背中が痛む、転移かな？？？でもいいや、運命だもの・・・

暑い！

　　　(ハイビスカス)


暑い！今年は特に身に応える。体力が落ちたんだろう。

上京した昭和30年代前半頃を振り返ってみると、冷房設備なんて
珍しかった、扇風機だって贅沢品だったよ我が家では、、、
それでも開放的な夏を楽しんでいたっけ。

ビールやハイボールで飲み競い大騒ぎしていた頃・・・
あの頃の友は相変わらず元気にやっているだろうな～

50数年あっと言う間に過ぎてしまった。

待望“秋の空”

　　　


暑いです、毎日外出を最小限に控えてます。

時々通る道のお宅の玄関先に濃い青色に白い縁取りのある花が
元気そうに咲いていた、あまり見かけない花だと思ったが、、、

net図鑑で引いてみたら「デュランタ」とあった。
原産は南アメリカ・ブラジル・・・等で暑いのが好きらしい。
和名：タイワンレンギョウ 　花言葉：歓迎

青紫系の花には特に興味引かれるようです、小生は、、、
デュランタの花を見たときはきっと、秋の高い澄み切った空が
恋しくなっていたのかな～

“世捨てられ人”

　　　


夕方ポンポンと外から花火の音がする。
そうか！７月の最終土曜日、隅田川花火大会の日だったんだ。

４年ほど前までは一眼にレンズ・三脚・・もって場所取りして
頑張った、それが今では催行日さえも気が付かないなんて、、、

慌ててG7Xをベランダにくくり付けて初めてのMモードで撮ってみた。
3kmは離れて居るだろう。今までの花火撮りで一番の駄作だ！
一眼でなくてもミラーレスが欲しくなった、コンデジはコンデジですな。

最近テレビを殆ど見なくなった。不愉快でつまらない物が多い。　
先日読んだ本に「明日死ぬとしても　今日花に水をやる」という
項目があった。それぞれ解釈はいろいろ御座いましょう！


“世捨てられ人”にならぬよう、気をつけよう！

いい覚悟！

百日紅(水元公園にて)


(ハブランサス)


がん宣告を受けてから3年、がん研病院で治療を受ける傍ら
数種の民間療法も試みているがあまり好転の兆しはない。

制限していた嗜好品の呪縛も緩めて“いい覚悟”で行こう！
と自分勝手な模索をはじめた。

回転しないすし屋さんもすっかりご無沙汰していた。
親父さんの握る寿司を頂くと、何んとも言えずあの間がいい、
うまかった！

親子連れが回転すしでジュース飲みフライドポテト食べながら揚げ物
乗せた寿司を摘む光景にも驚かなくなっていたが、、、

これは食文化の変化と言うより堕落じゃないだろうか？
自分も酒を加えたその食文化に首まで浸かっていたのだから
大きな事は言えないのだけれど、、、

庭園散策

浜離宮恩賜庭園はいま花はノウゼンカズラが咲いている程度で、百日紅が
一本咲き出していたくらいだったが都心とは思えぬ静けさと心安らげて
くれる雰囲気がいい。

立地がら外国の方たちも多かったが声高に早口な国の方たちにはお会い
しなかった。アキバ方面で爆買いにお忙しいのだろうか？

4・５年前までは何度か訪れていたが、自分の環境も変わり久しぶりに
訪れた、樹齢300年の松や歴史ある石垣などに触れると、今までにない
いろんな想いがこみ上げて来た。

一蓮托生

　　　　

極楽浄土に咲く蓮の花を眺めて撮って、そろそろ其方の浄土の
風に吹かれてみようかと古代蓮の千葉市、千葉公園へ行った。
今年はちょっと時期を逸したようだったが古代蓮を堪能できた。

泥の中から咲いて来るのに蓮の花は形も色も優しく美しい。
この花が咲く所で永遠の安らぎを得たいという気持ちが分かる。

　　

「一蓮托生」は死後も同一の蓮華に一緒に身を托しましょうという
事だろうが、浄土の蓮華には人員制限は無いのだろうか？
先に逝ってる親族・友人たち大勢と一緒に居られるのだろうか？

帰って来たり見てきた人、居ないもんな～

ぶらり徘徊

　　　　　　
（ヒルサキツキミソウ）　　（ハクチョウソウ）


コンデジ持ってぶらぶら、“徘徊じゃないの”と言われているが、、、
気に留まった被写体があったら試行錯誤して撮ってみる、殆ど駄作だが。

そんな事に夢中になっていると己の病気の事なんか忘れてる。
がん宣告から3年、いい覚悟をもって、一日々々を大切に、この幸せに
感謝しながら過ごしていこう。

昨日も徘徊中「昼咲月見草」が薄桃色の花を儚げに咲かせていた。
この花が咲き出したのは4月末頃からだと思うがその間、様々な花が
咲いて散っていったのに回りの雑草や立地の悪さをものともせず咲続　　　　　　　　　　　ける逞しさはどここにも感じられない。

花もまた人と同じように見かけによらぬもののようだ。

（何処かに書いてあった・・・）
「つらい事があってもそこに美しいものがあるだけで幸せになれる」って
同感！
　　　　　　　　　　　　　　　　　

蛍提灯

　　　　　
（ホタルブクロ）（ドクダミ）

赤紫のホタルブクロは木場公園で、白ホタルブクロはご近所の玄関脇で
咲いていたものをちょっと失礼して、、、

子供の頃、田舎ではホタルブクロと言わず雨に因んだ名で呼んでいた
ように思うが、何と言う名だったか思い出せない。
惚けも進行してステージDかな？

ホタルブクロの花筒に蛍が入り明かりを点滅させたら、さぞかし
幻想的だろうな～　そんなイメージで名前を付けたのだろうか？

失礼を顧みず花の中を覗いてみたが蛍の姿はなく空っぽだった。

早とちり ゴメン！

数年前から、この花がワスレナグサ（勿忘草）だと思っていた。
呆け爺の早とちりだった。何人かに話しもした、ゴメンナサイ！
この花の名はなんと言うのでしょうかね？。


ある雑誌に“退屈な女、悲しい女、不幸な女”など哀れな女の
タイプを次々と挙げ最後に最も哀れなのは“忘れられた女”です
と言う記事があった。

友人と雑談の中で、その話をしたら彼曰く「忘れられて哀れなのは
女だけじゃない男だって誰の記憶にも残らなくなるのは哀れだよ」

私は今、前立腺がんと闘っている、最悪の事態は何時か分からない
が、その後は誰の記憶からも消えたいと思っている。
以前、同級生の健常な友も同じような事を言ってたっけ。

デジカメ持って出掛けられる、、、いまとっても幸せ感じてます。