『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

権現堂公園

2010年06月25日 | 公園


由緒ある古刹でしとしとと降る雨に濡れながら咲く紫陽花はその古寺の雰囲気と相俟ってこの
梅雨の時季“これぞ日本の風情”でしょうが、、、

梅雨の晴れ間、山の公園に乱れるが如く咲く風景もこれまた壮観でした。



今年の春、菜の花と桜の見事なコラボレーションを眺めた『幸手市権現堂公園』の紫陽花です。

その春の時、菜の花畑の中でボランティアをして居られる小生より遥かに人生の大先輩と思しき
御仁にいろいろとお話を伺う事が出来ました。
「早春には水仙・春は菜の花と桜・初夏の紫陽花・秋には彼岸花と、咲かせている見に来てくれ」と。

苦労話から自慢話へと熱く語るその言葉には力があったし若々しかった、姿勢もシャキっとしていた。

万感胸に迫るものを感じた




白い紫陽花をマクロレンズで覗いていましたら、こんなものが見えました。



大勢のアジサイ見物の人出だったが、あの御仁も何処かで自慢げに目を細めて居るのでしょう。

秋の彼岸花も楽しみにして居りますよ大先輩殿

Japan Blue?

南アフリカで走り廻っているJapan Blue 決勝トーナメント進出オメデトウ

紫陽花に遊ぶ

2010年06月17日 | 紫陽花


今日の東京は31.6℃の気温に湿度も上がり不快度upの梅雨の晴れ間の一日だった。
先日鎌倉では早目だった紫陽花もそろそろ見頃だろうと松戸市の『本土寺』へ出かけてみました。

ここもちょっと今年の開花は遅れ気味か8分咲きと言ったところだったかな
花も満開の盛りよりもちょっと手前の頃が清々しくていいですね~、何でも初々しさが可愛い



本土寺の紫陽花には過去2度ほど訪れていますが、その時の写真ファイルを見ると「何と下手くそか!」
ヘボはヘボなりに、下手くそはそれなりに、、、でも感性が伝わって来ない



今回は理屈も信念も感受性も何もなく気楽に“遊びました”、、感性ないままに、、、



白紫陽花の芯には血管があり血が通っているんだ




  ひそひそと 紫陽花の道 通夜帰り      詠人不知







当て外れ?

2010年06月13日 | 紫陽花


“当てと褌は向こうから外れる”と云われるが近年、自然界の移ろいや草花の開花時期がずれる事が
多いような気がする。

先日(6/9)小雨降り続くそんな朝、古都鎌倉に咲くアジサイのしっとりと濡れた雰囲気を堪能するべく、
そそくさと出掛けたが最初に着いた明月院では人出は多かったが未だ3分咲きといった程度だった。

数年前の6月一週目はベスト開花だったのに、、、。



この時期、修学旅行シーズンなのだろうか?円覚寺・東慶寺・明月院・・・鶴岡八幡宮と廻ってみたが
何れも中学生の修学旅行と思しき団体で、、、静に古都をあじわう雰囲気は次回に回す事にした。

一昨日は知己の高齢者仲間で湯河原温泉に出掛けた。仲間の一人の強い推奨もあった湯河原市営
『つつじの郷』公園が第二の目的だった、勿論第一は温泉静養である。



「湯河原市星ヶ山公園さつきの郷」5/29~6/13が臨時バスも運行される祭事期間である。
山一面が満開のサツキの花で燃えるような真っ赤に彩られた写真を見た。想像して到着

「今年は4月頃の寒波と異常気象で花芽も少なく現在5分咲きです」と、、相手が天気じゃ降参

 

お陰で?歴史ある湯河原の街の散策も出来た。不動の滝・閑静な奥湯河原温泉郷・・・

多くの文人墨客が湯河原を好み、特にアトリエを持つ画家が多いとか、、

地元縁の作品展示中の美術館も2.3あったが無味無粋の老人集団、絵画鑑賞は反対多数でお流れ

前夜の宴の名残りを醒ますのか、ペットボトルの水が美味しそうだった。




花菖蒲

2010年06月08日 | 


今朝のNHKテレビでは北海道滝川市の菜の花畑からの中継を放映していました。
菜種油に搾油される菜種は輸入物だけかと想像していましたが国産にこだわって生産されている
農家の方も居られる、安堵とともにその菜種油で調理したものを食してみたくなりました。

見わたす限りの黄色のジュウタン、その先には雪の残る山々・・雄大な憧れの大地、北海道。

東京近辺で菜の花が咲いていたのは2月後半から3月いっぱい頃だったと思いますが、日本列島って
大きく長いのですね。

今年はちょっと遅れ気味の関東地方の入梅も来週あたりからそろそろ、、、いま花菖蒲が盛りです、
アジサイもチラホラ、、、



アヤメ・カキツバタ・ハナショウブ・・・似たような花形ですが見分けにくいですね。

乾燥地でも咲いているあやめ、水辺や湿地を好み葉の主脈が目立たない杜若、水辺や湿地で葉の
主脈が目立つ花菖蒲、だそうですが小生確信もてる判定は出来ませぬ。

花を観賞するとき、花の名や生態などにあまりこだわると折角の自然の美しさや情緒の味が希薄に
なってしまうような気もしますね。素直に美しい花や風景に感動させていただいて居ります。



ひと昔ほど前の事ですが、櫛形山の頂上付近にアヤメの群生地があり先の冨士山と相まって素晴らしい
景色だと山岳雑誌の写真を見て単独行で登りましたが、チラホラ程度のアヤメしか見えませんでした、
下りかけたところの山小屋の人に尋ねましたら「今年は新芽を鹿が食べちゃった、鹿に文句を言ってくれ」

アヤメは標高2000mの山地でも群生するんですね、その後は鹿害の解決できたのかな

  昼ながら 天の闇なり 菖蒲園       山口誓子




明治神宮

2010年06月04日 | 昆虫
 

爽やかな初夏の風に誘われたか、、、明治神宮御苑の菖蒲田に出かけて見ました。
お目当ての菖蒲が今年は遅れ気味のようで、ちらほら咲き始め程度だったが、その奥の「清正井」辺りの
雰囲気がちょっと変だった。深閑とした雑木林の中の小道を辿ったところにある加藤清正が掘った井戸の
「清正井」だが、平日の10時頃というのに50人ほどの行列が出来ていた。

整理に当たっていたガードマンの方に尋ねると「昨年秋頃より人が押しかけ休日など3時間待ちも珍しくない」
とか、テレビや新聞でも取り上げられ「パワースポット」の新名所になっているらしい。

井戸の画像をケイタイの待ち受け画面やPCのデスクトップ画面にすると『念願成就』するとか 



江戸時代初期1600年頃の「加藤清正」、熊本藩初代藩主だが朝鮮での“清正の寅退治”では有名であるが
治山治水の技術でも優れており「土木の神様」と称せられ熊本城の築城も清正に依るものだという。

その清正の下屋敷がここにあったのだろうか?滾滾と四百数十年経ったこの都会の真ん中で湧き出る「清正井」

スピリチュアルなこと等はあまり信じてはいない当方だが4百年もの間、毎分60Lの清水を湧き続けている。

手を浸し、額を濡らして祈って来たが悪業多き小生には如何な“霊験あらたか”が授けられるか???



帰りの神宮御苑内には行く時は気が付かなかったチリアヤメの花が可憐にあちこちに咲いていた。



そんな時、菖蒲田の脇に咲いていたツツジか?サツキか?にアゲハチョウが舞って来た。
なかなか停まってくれない、一・二度停まりかけたが嘲笑う如く飛んで行ってしまった。

シャッターを押し続けた、、、手ぶれ・ピンボケの写真だったが貼らせていただいた。



舞って来た時も光線の加減なのか青く輝いて見えたがクロアゲハだろうと思っていた、静止画をみると
蝶を追いかけている蝶好きが憧れる【カラスアゲハ】ではないだろうか

もし!カラスアゲハだとしたら?いとも偶然に遭遇できたのは?容易に撮らせて呉れないのは試練か?

やっぱりあの「清正井」からは運気が湧き出していたのだろうか