両国国技館前にて(1/17)-1
今、大相撲初場所が熱い 一部を除いて場所中の整理券は完売だ
不祥事の連鎖も日本の伝統文化に馴染めない外国人力士の立ち振る舞い
にもあったであろうが千数百年永らえて来たこの神事と興行の衰退は無い。
昨日午後、立ち見券でもと思い出掛けたが「札止め」であった。
にも拘らず周りは、まさしく祭りの場である。
取り組みの終わった十両力士にサインを要求して群がる人達、、、
付き人を携え雪駄の音をたてて通る力士の姿は清々しく晴れやかだ
両国国技館前にて(1/17)-2
小生、四十数年前お知り合いであったお方が或る相撲部屋の贔屓筋の方と
言う事で時々相撲部屋にお伺いし3名ほどの力士と懇意にさせて頂いていた。
一人は横綱柏戸関の太刀持ちも勤められた事もあった力士である。
お相撲さんは朴訥のようであるが思慮深く繊細で礼儀正しかった。
鍛えられた体は何処に触っても固く張りがあった、プロの肉体に驚いた。
きれいで優しく逞しくまめである、、女性にもてもてである(特に玄人筋)
こんな都々逸を思い出す~♪
相撲に負けても 怪我さえなけりゃ 今夜はあたしが 負けてやる
ですと・・・
両国国技館前にて(1/17)-3
武器も持たぬ締め込み一本の男と男が同時に立って技の限りを尽くして
戦い、勝負がつくと、さっと分かれて一礼して去る・・・・・
瞬発的な凝縮された勝負、終わったあとの潔さ。
やわらかに 人分け行くや 勝相撲 知不詠人
(無知のため詠み人知りませぬがチカラビトの優しさを感じ好きな句です)