『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

東京スカイツリーpart7

2010年12月24日 | 東京スカイツリー
 

500mを越したスカイツリーを撮りに行ってみました。
十間橋で隣に居た、お父さんに連れられた5歳位のお嬢ちゃん「スカイツリーの上はロボットのようだね」
頭部があって両手がある、、発想豊かな観察ですね。 「ワイングラスの様だね」のおじさんも、、、

第二展望台から上に伸びるゲイン塔と言う百数十メートル部分は下の空洞にしてある所で組み立てて
リフトアップ工法で延ばしアンテナを設置して行きます、ロボットの頭部部分は『制振機械室(TMD)』です。

制振機械室が最上部で、あのまま伸びて行きます、バネに乗った重みが地震等の揺れと反対に動き
揺れを低減する機能なんですね。

 

第二展望台から下は直径8mの空洞になっていて、そこでゲイン塔を組み立て引き上げていますがゲイン塔
が出来上がれば、空洞にコンクリートの『心柱』を造る。心柱は日本伝統建築の五重塔中心部になぞらえ
『心柱制振』と名付けられているそうです、心柱の内部には避難階段が設置されるそうです。


(ファインダーに入りませんので遊んで見ました)

高所の建築工事では欠かせないクレーン、ここで活躍している3機のパワークレーンも制振装置の付いた
コンパクトでパワフルな、一度に30t引き上げられる特別仕様されたものだそうです。

「制振機械室」の屋根にある避雷針の先が634m。技術者たちの独創的な工法で伸びて行くスカイツリー
未知なる高さへ挑戦する中で、いろんな事を知るたびに興味は尽きませんですね。





昔はよかった!

2010年12月21日 | 夜景&花火


近頃、書店に立ち寄っても手にとってページを捲ってみる本は健康本や週刊誌、それになんとなく
薀蓄が得られたような気になる、過去の偉かった人が発した「名言集」だ。

今日覗いた名言集の中に中国の老子の言葉に『民、利器多くして、国家益々昏(クラ)し』があった。

文明の進歩はとまらない。地球環境が変わり・兵器が人を殺し・これまで無かった病気が発生し・・・

便利な機器が出来ても世の中はむしろ暗くなる、と紀元前頃の哲学者も憂いていたんですね。

私事ですが、最近大型家電販売店に行っても新しいマルチメディアに付いて行けない、店員さんに
質問してもレベルの高い説明(?)でつい差し控えてしまう。



身近なケイタイも様変わり「電話も出来る懐中時計」の時代もあったが最近はよく分からない?

スマートフォン?ワンセグ?iphone?ipod touch?Galaxy?Dlack Berry?Face Time???

カメラ・テレビ・パソコン・TV電話・電蓄・どんどん重装備になって財布としても使われているようだ。

当方、面倒な事は避けたがる老人になりつつあるが、呆け防止のために《ケイタイ遊び》に挑戦して
見ようかとも思っていますが、情報資産の詰まった一台を紛失したら

多種の秘密情報が入ったケイタイをお持ちの各々方  お気をつけあれ
犯罪捜査にあたる警察官も容疑者のケイタイは「宝の小箱」だとか

太古の昔から、賢者は利器の進歩を憂い『昔は良かった』と言いたかったんですよきっと





初冬の向島百花園

2010年12月17日 | 公園
 
《芙蓉》                        《ホトトギス》
北極の方からは寒波が南下中TVnewsでは日本列島半分の積雪の様子が映っている

残り半分の内の東京は風もなく初冬の好天清々しく猛々しく咲いていた花たちのその後を見たく
向島百花園に行って見ました。


《アザミ》

比較的こじんまりした園内の事、そこに何の花が咲いていたかは記憶にありますが、しっかり種子となり

その種子を遠くまで飛ばそうと硬い殻を開いて朝日に向かっている様に自然の逞しさと美しさを見ました。


《センニンソウ》

今の仙人草から、あの可憐な白い花を沢山つけた様子は想像できませんが、仙人草には毒があると
聞いた事があります? ならば、、、何か悪魔っぽくも見えて来ましたが

「仙人草」の名の由来は種子となった時の白い毛が仙人の髭に似ている事かららしいです。

 
《スイセン》

日当りのよいところでは水仙が咲き出していました。

もうすぐお正月、歳をとると毎年々々お正月が直ぐ来ますね、実感しています。

スカイツリーも510mを越したようです、この塔の成長を見ていると元気出ますね。


  枯れ果てて 芙蓉は風に 音もなく           詠人不知

revenge六義園

2010年12月06日 | 紅葉


「昨日食べた三食、覚えているかい?」と友人に言われ、朝・昼は覚えていたが夕食はout

夕食の前に入る酒が脳を麻痺させて居るのだろうが、「呆けの始まりだ!」と友はほくそ笑んでいた。
(飲んだ酒と肴ははっきり覚えていたのに、、、)
でも最近は忘れ物や探し物が多くなったし、テニスでもカウントを間違える事が多くなったようだ

 

もともと聡明には出来ていない小生の脳の事、出来る限り老化を遅らせねば周りに迷惑が掛かる。

脳の老化予防には、物事に「感動」することが大事だと脳学者も言っている。
(最近の己を省みると、深く物に感じて心が動くような事が少なくなっているのは確かだ)



東京の紅葉も終わりに近くなって来ました。

先月26日に訪れた六義園の紅葉が早めだった事もあり、小春日和のような昨日リベンジしました。
やや盛りを過ぎたかと思う程度でしたが、赤・黄・緑と織り成す模様は美しく『感動』しました

拙い写真技術のため、あの感動を表現できない事が残念至極です。


(前回(11/26)貼った紅葉と同じ物を撮って見ました)


春の桜をはじめ大方、自然の中の花木たちの葉や花は盛りを過ぎ散っていく頃が侘び寂びがあり
趣を感じますですね~  人もそうありたいと思って居るのですが、、、




紅葉の後楽園

2010年12月02日 | 紅葉


後楽園=東京ドーム野球場のようですが、元は隣のこの小石川後楽園なんです。

江戸時代初期、水戸徳川家の二代藩主光圀が完成させた庭園で、「後楽園」の名は中国北宋時代の
政治家の語『天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ』から名ずけられたとあった。

(美味しいことは先立って戴き、儲かる話にも先んじて貯めこむ、、、のは今の政治家さんかな )



小石川後楽園は国の特別史跡・特別名勝の二重指定を受けているとかの名園なんですね。

池を中心にした回遊式築山泉水庭と云うらしいです。紅葉を愛でるには池を遠巻きに樹木の中を歩き
陽を透かして見たほうが鮮やかに見えると思いますね。



自然の花木が四季織り成す美しさを見ていると、加齢と共に年々その荘厳さが増して来るように思います。
歳をとると、今迄見えなかったものが見えて来る、、、とも言われますよね 



老境の宗教家が春の桜を眺め「今年の桜は例年と違って魂を奪われる様に華やかで清らかだ、来年は
この花を見られないかも知れぬ」と言い、これが『末期の眼』だ ・・・・

という記事を読んだ事をこの紅葉を見ていて思い出しました。



小生如き凡夫は、以前はただ煩悩に執着し落ち着きなくせかせか空回りしていましたが老化と共に
多少の時間の余裕と欲望への諦めから、、、 そんな風に見えるのでしょうかね~。