『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

旧古河庭園

2009年11月28日 | 公園


旧古河庭園は昨年バラの頃訪れた折、傾斜した地形の園内にモミジの木が沢山見られたので
紅葉の頃は是非行ってみようと思っていました。
昼近くでしたが光線の具合がイマイチで朝一が良かったのかとちょっと反省材料でした。



往く地下鉄車内での出来事です、、、都営新宿線馬喰横山駅で大きなダンボール箱を抱えた
30歳前後の男性が乗って来ました、入り口近くに座っていた中年男性にぶつかり眼鏡が外れる
程だったようです。土曜の昼前車内は空いており斜前に30歳男性は座りました。中年男性は
盛んに「この野郎!謝れ!」とか言っていましたが、片や無視を決め込んでそっぽを向いている。

堪りかねたオジサン、立ち上がりアンチャンの前に行き怒鳴り出した「お前!日本人じゃね~だろう」
アンチャンも立ち上がり触れんばかりに顔を近付け「○×△?シネ!クソ!ニッポンジンジャネーヨ」

周りは少し離れたり、敢えて無関心ぶったり、、、(ワタクシモ・・・・)
岩本町駅に着いた電車からオジサンは興奮さめやらぬ赤い顔して降りて行きました。



旧古河庭園のある西ヶ原へ向かうため市ヶ谷駅で南北線に乗り換えました。
乗車した電車の7人掛け用座席に5人座って居ましたので会釈をして座らせてもらおうとしました。

右側の若い男性は半人分程空いていたのに寄る気配はありません、左側の2人程が寄っていただき
座る事が出来ました。足を投げ出し座っている右側の男性のケイタイが鳴り話し出しました。
韓国・中国・・などとは違う東洋系の言葉の様でした。彼は後楽園で降りて行きました。

ひとり、ふたりを見て語る事は出来ませんが、外国の何処の国かは知れませんが日本の文化とは
違った国民性のようなものを感じてしまいました。お国の外交もたいへん難しい事ですね。

今日は電車厄日でしたが旧古河庭園の紅葉を眺め厄祓いをして帰りました。



旧古河庭園展望台ではお若いご両親がお姉ちゃんと弟さんを挟んで紅葉を愛でていました。
幸せなご家族の顔に紅葉の陽が映って居りました。




山茶花梅雨&小春日和

2009年11月25日 | 雑感


「晴耕雨読」という言葉に憧れがある。現在は農業や漁業に携わっている人達でさえそうは行かない
様である。老境に近いこの歳では雨の日くらいは新聞に全て目を通し買ったまま読んでいない本や
気に入った本の再読など「読書三昧」で過せるのだが、、、そうはならない???

テレビやインターネットの情報に惹かれてしまうからだろう。
読み物をして辞書を引く事が多いが、調べたものがつい先日も引いていたりする、情けない。

昨夜からの雨もあがり昼過ぎには陽も射し小春日和と言うのだろうか?公園の銀杏が耀いていた、
その雨上がりのGolden Roadを熟年夫妻が仲睦まじく静に散策を楽しんで居られた


  余談ですが、、、先日11/22.「いい夫婦の日」の新聞コラムにこんなのがありました。
  夫婦も年が経つと「オジサンは司馬遼太郎を読み、オバサンは渡辺淳一を読むようになる」と

 コウテイダリア


最近、あちこちで見かけますが花の少ないこの時期逞しく美しく咲いている【皇帝ダリア】

背丈は2~3mに、花は12~15㎝程で昼の時間が短い晩秋から霜が降りるまで咲いている。
メキシコ原産、地上部は霜で枯れるが根は生き残る多年草。
コダチダリア(木立ちダリア)の別名もあるとか。

無敵のナポレオン皇帝軍も寒い冬将軍に負けた、、、が名の由来かな?デタラメ




ボージョレ解禁

2009年11月19日 | 雑感


今日も冷たい雨降りです。
束の間のようだった晴れの昨日朝、都内の紅葉を探しに未だ行った事とのない小石川植物園
を訪れてみました。net情報では「見頃」とありましたが桜は落葉初めモミジの葉は青く
紅葉までは間があるようでしたがハンノキや銀杏は色ずいていました。

この小石川植物園、正式には『東京大学大学院理学系研究科附属植物園』で日光にある分園は
更に『日光分園』が付くのでしょう、国立最高学府らしい難しく長い名前ですね。
日本の植物園では最も古く江戸幕府が薬草の研究・育成のために御薬園としていたらしいです。



午後からの予定もありましたので早々に引き上げましたが後に分かった事で小石川植物園には
万有引力の「ニュートンの林檎の木」や遺伝学の「メンデルの葡萄の木」の分木があるそうです。

東大医学部前身の「旧東京医学校本館」が重要文化財として保存されていました。
来春には予備知識を入れこころして散策しようと思っています。

 

今日はフランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーヴォー」が解禁される日だそうです。
少し昔、そのワインを一刻も早く飲むため成田まで出かけて悦に入っていた御仁たちをTV等で拝見して
随分とせっかちな贅沢な愛飲家もいるもんだと羨み半分見ていたものです。

そのボージョレヌーヴォーを今日AEONで買いました、980円(ペットボトル入り) フランス産ナチュラルチーズ520円
質素な庶民の小生でもボージョレ・ヌーヴォーを解禁日に頂ける、隔世の感がありますね。

翡翠のような透明感ある猿江恩賜公園産の銀杏もフランス産チーズと相俟って
新酒の味を引き立ててくれる事でしょう。
では各々方、、新酒解禁を祝って 乾杯




沈まぬ太陽

2009年11月17日 | 夜景&花火


空気も引締まり近郊の紅葉も艶やかに彩られて来ました、出かけるにも絶好の陽気ですが
このところ「山茶花梅雨」とかで外出予定日が雨に祟られる事が多いです。
今日もテニスの予定日だったがサザンカツユ

映画『沈まぬ太陽』をみました。
1985年8月12日の日航機御巣鷹山墜落事故を企業体質が招いたものではと山崎豊子原作
「沈まぬ太陽」の映画化である、最後に「この物語はフィクションです」とありましたが。

3時間半の映画でした、、、「そんな事は私の胸襟が許さん!」と自分の信念を貫き通す
男(恩地元)の姿に感銘を受けました。歳のせいか涙腺が弱くなりハンカチが必要でした。



配役も(恩地)渡辺謙 (行天)三浦友和 (国見)石坂浩二 宇津井健 加藤剛・・・
特に中でも(八木)香川照之が最近、大作映画での演技に私は好感をもっています、
流石!猿之助・浜木綿子の息子さんですね。

エンディングで題「沈まぬ太陽」のことについて、
恩地が赴任先のサバンナ大平原の地平線に沈んでいく夕陽を一身に浴びながら
《アフリカのサバンナに沈む太陽の光は黄金の矢の如く・・・???》とナレーションが
ありましたが映画館を出ましたら忘れていました

  写真は「沈む太陽」に「沈んだ太陽」です、失礼致しました







ユートピア

2009年11月11日 | 美術

〈四季花鳥図屏風 山本梅越逸 1845〉

いつの世も人々にとって夢や理想とは、未知なる楽園へと誘ってくれるものでした、、、

と、始まっている出光美術館『ユートピア-描かれし夢と楽園』に行って来ました。

人の心に宿る夢、夢の世界ははかなくも豊かな暮らしへの期待と充実した幸せへの希望は
人々を昔も今も厳しい現実から救済するもののようです。

四季の区別なく美しい花が咲き鳥たちがさえずり飛んでいる、、超現実的な空想の世界
極楽浄土を彷彿とさせる幻想的な絵画に「あの世」を空想したのは小生だけかも知れないが
何か心の琴線に触れた想いがした。

 
〈吉野瀧田図屏風 作者? 桃山時代   (楓&梅)〉

吉野瀧田図屏風、私の身の丈ほどあるのだろうか?六曲の屏風が2本一対となっている様は
展示会場を圧巻していた、ルーペで凝視すると絵の具の剥がれ落ちた箇所も方々に見られたが
400有余年の歴史と本物だけが持つ神秘なまでもの堂々とした威圧感があった。

 むかしたれ かかる桜の花を植ゑて 吉野を春の山となしけむ      藤原 良経

展示終盤に「美人衆芳―恋と雅」の部に、俵屋宗達作の伊勢物語色紙「武蔵野」と
源氏物語図「少女」に感銘した。傍らに次の吟詠が、、、

 夢にだに 見であかしつる暁の 恋こそ恋の きはみなりけり      和泉 式部

遠からず訪れるであろう浄土もユートピアであって欲しい

展示56点中一部は除き、殆ど全て出光美術館蔵だとの事、今回展示期間10/31~12/20。
(投稿画像は出光美術館HPより転載)

 【今週末まで天気は雨予報、雨初日の今日は吉野の真っ赤な紅葉を観賞したが
  週末、奥多摩の山に紅葉狩りを計画している、、晴れてくれ厳しい現実】 




秋の日は?

2009年11月08日 | 雑感


秋も深まって来ました。東京の下町でも並木の木々や公園の樹木も色ずき初め本格的な紅葉化粧も
もうすぐのようです。赤く彩る桜の葉が紅葉の前に落葉してしまったらしくあまり葉がついていない様で
何か淋しい思いですが我が家の近辺だけでしょうか?

恒例の菊花展も神社や公園で始まっていますが年季の入った方々の丹精込めた芸術品とも云える
作品も見事ですが、道端や花壇の隅に健気に咲く野菊(?)に肌寒さを感じ出した昨今、ほのぼの
とした愛おしさを感じます。



小生10数年来、熱を出して寝込むような風邪も幸いひいた事はなかったし自分の平常時体温を
測った事もありませんでした。ず~と以前から自分の平熱は36.5~37°と思い込んで居りました。

新型インフルエンザ対策のひとつでしょうが勤務事業所で出勤時の体温を測り記入する指示が出て
勤務日は毎朝、測定するのですが唖然として居ります。
体温計の性能を懐疑したくなる、、、34.8°~35.5°

低体温・冷え性・・・などは他人事と思っていました。
低体温は免疫が弱まり病人体質になると何かで読んだ記憶があります

書店に行けば「体温を上げると・・・」「低体温は・・・」などの本が平積みされています
電車内にも、そんなチラシが貼られたりぶら下がっている。

健康書、健康雑誌・・など読み出したら際限なくなる様にも思います。
「○△革命」「△○健康法」・・等など過去にも沢山ありましたね。



体温も加齢と共に代謝が弱って来ると下がってくるのだとも聞きました。

体温も段々低くなり、やがては寿命に近ずき冷たくなって石の下へ、、、
物事、順にいっているのでしょうね。

今秋の桜の葉のように、、、、、

今夜もお腹にカイロを抱えて