『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

薔薇お好きですか?

2011年05月19日 | 
 
 
都立木場公園に隣接した場所に区営の豊住公園があります。東京都水道局の貯水場の上がゲートボール場やテニスコートになっている公園です。周りには樹木が茂り陽当たり良い場所にはボランティアの人達による花壇があります。丹精込められたバラや時季の花が美しいです。
何時も横目で眺め通過していましたが今回はNikon D90を持って暫し楽しみました。

  

薔薇は夏の季語ですが、品種改良に依ってか春秋は当たり前で四季咲きのバラ園もあるそうです、今ごろ咲く薔薇には生気が満ちているようで甘い香りも一段と強いように思います。
沢山咲いている薔薇の花を見ていますと、咲き終わった花・傷ついた花・いろいろですが気に入った一輪を撮って見ますと、それぞれの花に今迄、袖振り合った友人知人の表情が浮かんで来ました。爺をも感傷的にしてくれますね薔薇は。

 

やや日陰になったところにユキノシタが咲いていました、田舎の生家の裏の石垣に群生していました、葉の天ぷらを食べたものです。薬草として何かの効用もあると聞いていました。花の形からも想像できますが山地の渓流岸や岩に生えているダイモンジソウと同系ですがこの格好、何かに似てませんか? 
足元の雑草でシロチョウが休憩しました、直ぐさま初々しく高く舞い上がって行きました。


   車椅子の 母のり出して 薔薇をかぐ       藤田郁子



シネマ歌舞伎

2011年05月16日 | 美術
  

建て替えの為、閉場している歌舞伎座、その近くにある東劇で「シネマ歌舞伎」が上映されている。
歌舞伎は一度だけ観た事はあったが以来興味を持って出かける事も無かった、先日歌舞伎に精通している友人に誘われて『連獅子・らくだ』のシネマ歌舞伎を観る機会を得ました。
中村勘三郎・勘太郎・七之助の息の合った豪快で華麗な舞台。古典落語でも各名人たちの大ネタと言われる「らくだ」の舞台は中村勘三郎・坂東三津五郎・・・ほかの演じる舞台映像は噺とはまた違った可笑しさ、死んでるラクダがカンカンノウを踊りだす場面などは涙出るほど笑いました。

古典落語の題材も歌舞伎の場面も江戸時代初期の発祥でしょうか?その時代って日本のいちばんいい時代だったんじゃないでしょうか? 車・TV・原発・・・無くても、、、

 

東北の被災地のニュースを見聞するたびに一日も早い復興を祈るのみですが、原発のニュースは聞くたびに腹立たしくなって来ます。原発事故直後からTV等に出ずっぱりだった原発学者・内閣閣僚・東電・保安院官僚・・今思えば、原子力の知識に疎い国民を愚弄して居たのだろうかと疑ってしまう。

地元の人たちにはお気の毒ですが、電源3法交付金も絶対安全なものでしたら出ないのでは? 頭を下げる東電会長の前で憮然として立って居た福島県知事さん?プルサーマルも受け入れる原発推進派知事さんでしたよね?県民に土下座されたら如何ですか?利権にたかって原発推進してきた人や企業も、、、

シネマ歌舞伎の帰り、ひまわりの咲いている数寄屋橋SONYビルに寄りました、館山から移送されたものとか。
昨日は猿江恩賜公園でジャコウアゲハ蝶を見る事が出来ました、初ジャコウアゲハでした、春の蝶は忙しく高く舞いますね、一瞬にして姿が消えました。


  初蝶を 追ひて道草 始まれり     松添博子
  






薄暑

2011年05月10日 | 
 

薄ら暑さを覚え、動けばうっすら汗ばむ陽気でしたが、明日からは雨模様で薄ら寒くなるらしいですよ、こんな時候を薄暑とでも言うのでしょうか

3.11から2ヶ月、未だ見通しつかない復興に、被災された方々の事を思うと心痛みます。一日も早い復興を心よりお祈り致しています。

“何があろうと 季節は巡り 可憐に花は咲き 自然の尊さに驚く”

お江戸下町界隈、本所・深川、辺りをNikon D90を相棒に散策しました。

 

当方、住まいの近くに区有小公園があり、一画に生い茂った雑木や雑草に隠れるように4畳半ほどのエコスポット池があります。今は脚が出てきたオタマジャクシが群れをなして泳いでいますが、聞くところに依りますと近じか早朝にコサギ等が来て食餌してしまうそうです。自然の摂理・・・厳しいですね

   

仙台掘り川遊歩道や木場公園で見かけた雑草たちですが、健気に咲いている姿に感動を覚えます。

最近所々で見かけます「ツルニチニチソウ」、何とも言えない薄青い雰囲気が好きです。

明日は3.11から2ヶ月。大地震と原発のリスクを秤にかけたたら、不便は覚悟しても原発は手放した方がよいと言う方を多くの日本人は選ぶ時が来たように思います。


軽暖の 日かげよし且つ 日向よし       高浜虚子







水元公園

2011年05月06日 | 公園
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不器用な小生“下手の横好き”で何を始めても進歩なく厭きてしまう。写真は費用も少なく、あまり廻りに迷惑かけない事もあり、上達は望めませんが気が向くと出かける楽しみがあります。
いい写真が撮れないのはカメラのせいでは と因縁をつけカメラを買い替えまして、GWの水元公園を歩いてみました。

  

四季折々の風景の中に咲く花は美しいですが、近寄って観察するとその造形美の不思議につい魅せられます、またそこに集まる小さな昆虫たちも見ていて飽きません、何の知識もない老いぼれ爺が、、、幼児のように・・・呆けの症状かな
自分ひとりで感動して、それを撮ってみて、ま~ま~だったら誰かに見て欲しい  でも誰も見てくれない

  

ブログに投稿すれば何方かは見てくれる ご迷惑でしょうが、、、
碌な写真はなかなか撮れません、道具よりやっぱ~素質&感性ですかね