『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

高圓寺の藤

2008年04月30日 | 

4/30.高圓寺(市川市)にて

高圓寺(市川市宮久保)のあるこの近くにはテニスのクラブがあった
ので20年来通っていた所だが立ち寄った事は始めてである。


4/30.高圓寺(市川市)にて

寺の境内に入ると甘い香りが漂って来た、藤棚からは方々で見掛ける
藤の花よりはるかに房が長い、毎年来ているというご年配の方のお話
によると、それでもこの3~4年短くなっているのでは、、、?と。


4/30.高圓寺(市川市)にて

藤棚の下は花の香りが更に強く蜂たちも忙しく蜜を摂っていた、
香りが強いと言うことは、それだけ花に活力があるのだろうか。


4/30.高圓寺(市川市)にて

帰り際、寺の縁者らしき方とお話する事が出来た。
房が短くなった訳は(推測の範囲だが)
見物者が多くなり土が踏み固まってしまった。
3年前に棚の位置を上げた。
現在は根元周りへは踏み込めなくしたが、、、、

こんなに美しく香り咲いている藤の下には
“きものを召し、島田の髷がちょっと乱れかかった女性”が
お似合いでしょうか  

  過ぎし日は 香もしらざれし 藤のした









柿右衛門と鍋島

2008年04月27日 | 

5/24.亀戸天満宮にて

出かけた折にも陶磁器売り場を見て廻り、好みの器をながめて
形や座り、手に取った馴染みや模様等を確かめるのが楽しみだ、
陶磁器への造詣は皆無だが好みの器への憧れはある。


5/24.亀戸天満宮にて

陶磁器音痴でも『柿右衛門』や『鍋島藩磁器』の言葉は知っている
江戸中期に確立された白地に色絵を施した磁器の技法は肥前有田の
名を世界に知らせた驚異な出来事だったのだろう。


4/23.牡丹町ぼたん園にて

【柿右衛門と鍋島 -肥前磁器の精華-】と銘打って《出光美術館》にて
展示開催されているので鑑賞してきた。(6/1まで)

触れる事の出来ない重要文化財、400年近い悠久の時を感じさせない
格調ある形や文様の磁器。柿右衛門はヨーロッパに、鍋島は徳川家や
各大名に献上されたと言う。


4/23.牡丹町ぼたん園にて

陶芸家『柿右衛門』の名も代々子孫が継承しているという、
400年近い間、何かと紆余曲折もあった事だろうが、現在は
14代目『酒井田柿右衛門』さんが継承している。

小生如き凡人は、柿右衛門さんの絵付けした伊万里焼の大皿に
フグかヒラメの薄造りを肴で薩摩の芋焼酎なんぞ一献
夢のまた夢ですな~





“芝桜”秩父

2008年04月24日 | 

4/23.芝桜 (秩父羊山公園、後ろの山は武甲山)

『色彩浴』と言う言葉があるらしい、自然が彩った惹かれる色の
中にいると心身の健康と癒しの効果があるらしい。

近頃色んなメディアで紹介している『秩父の芝桜』羊山公園へ
行ってみた。アートの丘に彩られた花のパッチワーク

特にピンクの芝桜の中で深呼吸すれば肌も艶やかに若々しく
なるのだと、女性は、、、


萎びた爺では何の効果も期待出来ないが引きずっていた
風邪気味が漸く抜けて来たようだ


4/23.芝桜 (秩父)

大カンパスに描かれた模様は“秩父の火祭り”からデザイン
されたものらしい(正確情報にあらず)

このカンパスに入ると花独特の香りに包まれる
『香浴』なんて言葉も出てくるんじゃないかな

 
 
主な花のUP映像 (各花名は省略)

芝桜の丘を眺めていたら、規模は比較にならないだろうが
訪れた事はない、北海道美瑛の風景が重なって来た。

幾何学模様の地平線まで続く広大な大地、、、日がな一日、、、
そんな景色を眺めて過してみたい。
その希望が膨らんで来たら何かワクワクして来た。










ツツジ根津神社

2008年04月23日 | 

つつじ 4/22.根津神社

近頃、朝食時にテレビを見なくなった。
世間でおきる事件も陰湿で背筋が寒くなるような事が多いし
オリンピックの聖火は、、、オリンピック精神ってどうなったんだろう
政治も内閣支持率は30%切ったし、、、野党も???
経済も株安円高、世界的にも景気見通し暗いし、
プロ野球も《YB》定位置(?)しっかりKeepしてるし

NEWSや天気予報は新聞に目を通す程度で済ませているが、
朝はこの方が精神衛生上も良いようだ。


つつじ 4/22.根津神社

この間の福岡、静岡、前橋・・で街中に植えられていたチューリップ
やパンジーを大量に花を切ったり引っこ抜いたりしたnewsには
世の中が息苦しさを増し疑心暗鬼になって来る出来事に思えた。

以前、少々園芸を手がけた事がある、丹精掛けて育てた花が朝
何本か無くなっている事があった“美しいが故に・・”とほんの僅か
嬉しく、ほくそ笑んだ事もあったような気もするが?

4/22.根津神社
【皇孫敬宮愛子内親王】様お印のつつじ 【ゴヨウツツジ】(シロヤシオ)


黄レンゲツツジ 4/22.根津神社

『年々歳々花相似たり・・・』だが、毎年々々眺める花が美しく
なって咲いているように思う、愛おしさも深まって見える
歳のせいだろうか


「春に三日の晴れ無し」

2008年04月19日 | Weblog

ぼたん 4/17.深川牡丹町ぼたん園にて

このところ移動性の高気圧と低気圧が次々と日本列島を通過
している、汗ばむ陽気だと思えば翌日は北風に冷たい雨。

陽気のせいだけでは無いだろうが風邪気味になってしまった
一昨日も午後から雨予報だったので朝方、近くを散策してみた。


4/17.江東区大島エコロジー公園にて (花の名は?)

都立科学高校の脇にエコロジー公園と銘打った小さな一画がある
その片隅の2m程の木に咲いていた純真な乙女を想わせる清楚な
白い花、何を恥らってか頬を薄紅色に染めたような蕾の色、、、
何の木か?、どんな実がつくのか?、楽しみに観察しよう。


4/17.江東区大島エコロジー公園にて

その木の下に小さな池がある、池の周りには雑草が白や紫の
小さな花を咲かせる中、派手やかにタンポポも咲き競っていた。

誰が投げ入れたか一輪のタンポポにオタマジャクシ(゜゜)~が
泳ぎ寄っていた。田舎育ちには懐かしい郷愁を誘う場所が
こんな近くにもあったのだ。




巣立ち

2008年04月17日 | Weblog

アオサギ 4/9.横十間川中州にて

東京は下町、横十間川と仙台掘川の交わる所に中州がある
常緑樹が茂りちょっとした林になっている、その木の枝に
数年前からこの頃アオサギが営巣して子育てをしている。

4/9.餌やり

アオサギを普段はコサギやゴイサギ程は見かけないが、、、
喧騒の巷で人目にもつくが運河に囲まれた中洲は安全な場所だと
心得ているのだろうか?
親鳥は一度消化した餌を戻して雛に与えている。


4/15.アオサギ三兄弟雛

巣の普請に簡易衣紋掛けまで使っている様は如何にも
“都会下町のアオサギ”ですな~
成長の早い元気な雛たちも来週頃には巣立っている事だろう。



百薬の長

2008年04月15日 | Weblog

4/15. 晴海埠頭にて

晴海埠頭に南極観測船“しらせ”が停泊していると聞いたのでその
雄姿を撮ろうと〈有明テニスの森〉の帰り回ってみたが姿はなかった。

埠頭の空き地になっている都有地で白バイの訓練が行われていた
気合の入ったスピード感ある高度のテクニックは流石だ、車体を
倒しても軽々しく自転車を起こすが如くの技は訓練の成果だろう。


4/15. 晴海埠頭にて

以前に新聞(日経)のコラムに掲載されていた記事だが、、、
米コロンビア大学の研究によると、毎日飲酒している人は飲まない
人に比べアルツハイマー病になる確率は1.5倍になると言う
でも(ここがポイント)ワインを毎日同じ量飲んだとすると
飲まない人よりアルツハイマーの発病率は半分だと言う

ワインはアルツハイマーの予防薬だったんだ


ポピー(4/12.昭和記念公園にて)

昨夜のTV(TV東京)で垣間見たのだが、医師が10名ほど出演
しており質疑応答していた、一人の医師(A氏)の発言だったが
「酒類は今、節酒・断酒しても以前多く飲んだ人は鉛や鉱毒が残留
するように毒素として体に残留している」云々・・・

他の医師から反論らしき意見もあったようだったが、ほろ酔い中
の小生においては聞き流す程度でチャンネルを替えてしまった。

病に倒れてもA医師の受診だけはご遠慮申し上げたい、
毒素の充満したこの老体《さじを投げられる》に決まっている。







春雨

2008年04月10日 | 

4/9.向島百花園にて

今日も朝から冷たい雨だ
菜種梅雨、花冷え、、等と言われ天候が安定しない頃なのだろう、

芸者梅松「月さま 雨が~」、半平太「春雨じゃ~濡れていこう」
月形半平太のように格好よくいきませんですな、風邪ひいちゃう。

昨日夕刻、所用の帰り閉門間際の向島百花園に寄ってみた。


オキナグサ 4/9.向島百花園

桜も終わった静かな園内だが所々に懸命に咲いて迎えてくれる
花がいつも居る。

このオキナグサは花が終わると高山植物のチングルマの様に実が
箒状になり綿毛になって飛んでいくらしい、翁の白髭にちなんで
この名がついたとさ。

 ミヤコワスレ 4/9.向島百花園

公園などでは良く見かけるが名前がイミシンかな?
順徳天皇が佐渡に流されたいた時に由来するとか???

纏まって咲いていたが一輪で雰囲気出たかな


ハナカイドウ 4/9.向島百花園

桜に似ているが色が濃く柄が長く下を向いているが美しい
あまり大木や古木は見たことないが、バラ科なんだ。

今頃の花は桜をはじめ、眩しいほどの春の陽に照らされて
居なければ一瞬なりともあの恍惚感に浸れませんね~。















花の名

2008年04月07日 | 

ハナモモ『源平』(4/2.新宿御苑にて)

通勤途中の小公園脇に一本の木に紅白2種の花をつけている
背丈2mほどの若木があり道行く人が立ち止まって眺めている。

先日新宿御苑の花見に訪れた折、人だかりがしている5m位の
木が同じ様に一本の枝から紅白の花が咲き乱れていた。

根元にハナモモ“源平”の名札があった、
言い得て妙の名前に“ガッテン”した。


ハナモモ『源平』(4/2.新宿御苑にて)

御苑の中で大木が並ぶ日差しの少ない静かな一画には、うつむき
加減にひっそりと咲くクリスマスローズの花壇があった、
“主役”桜の見栄えに比べ地味なためか立ち止まる人もいない。


クリスマスローズ (4/2.新宿御苑にて)

“クリスマスの薔薇”なのだからもっと派手に華やかでもいい
“冬の貴婦人”の異名もある。
控えめで決して敢えて目立たず・・高貴なご婦人は???
花期も3月~4月中旬とか


クリスマスローズ (4/2.新宿御苑にて)

どうしてこの花に《クリスマスローズ》の名がついたのだろう?
原種がクリスマスの頃に花をつけていたのでしょうか



「桜」千鳥が淵

2008年04月04日 | Weblog

4/3 18:20 千鳥ヶ淵Light Up

東京の桜、最後に千鳥ヶ淵ライトアップの桜はどうらろう。

18時前に着いたのだが花見客整理の警察官やガードマンが
多くバイクの置き場を探し時間をくってしまった。

桜並木歩道に入る長い行列が出来ていた、一方通行だ。
田安門近くの一隅に割り込んだ、その場からは動けなかった。


4/3 18:50 千鳥ヶ淵Light Up

ぱっと鮮やかに咲いて、ぱっと潔く散る、、、
日本人が好む花のナンバーワンである訳だ。

花見をしている人たちの中に外人さんもよく居られるし
アジア系外国語も飛び交っている、北京もハングルも・・
満開の桜の美しさには感嘆しているようだが???
あの人方、花見をしている日本人をも見ているのかな?

日本人を意識して、日本人でよかった
思える桜の時季はいいですな~。

  桜ばな いのちいっぱい 咲くからに
            命かけて わが眺めたり
                          岡本かの子