『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

水元公園

2008年06月29日 | Weblog

ヌマトラノオ (6/28、水元公園にて)

アメリカの人、アメリカに滞在経験のある人に知人は居ないが
“親愛なる国アメリカとその国民”と思っていた、、、
サムプライムの問題もそうだが今回20年来の北鮮「テロ支援国」解除の
報道を見聞するに大統領の言う「重要な一歩」とは何だろう

テレビに映った横田滋・早紀江さん夫妻の表情が全てを語っていた。
大統領の退き際のパフォーマンスでは無いでしょうね。


小さな橋の下 (6/28.水元公園にて)

昨日の夕刊に米大統領選の民主党指名争いで勝利したオバマ上院議員と
惜敗したクリントン上院議員の“和解の抱擁”写真が一面アップだった。

北朝鮮の原子炉冷却塔の爆破映像とダブり何か不実なものを連続して
見せられているようで、、、不愉快だった

 
ネジバナに蜂 (6/28.水元公園)   トラノオにアオスジアゲハ(6/28.水元公園)

東京葛飾水元公園で爽快な初夏を探してみた


  虎ノ尾の はつかなものを 蝶が吸う    藤田 湘子








エコロジー

2008年06月25日 | Weblog
(先まで花が咲いたら梅雨明けとか)
タチアオイ 6/25.木場公園にて

地球環境問題も、重要課題である洞爺湖サミットも始まる。
エコロジーに関しては地球に住む者にとって誰もが何とかせねばと
いう問題だろうが各国の事情も有りどう纏めるのだろうか。

ところで“エコ”についてどんな事をやって居られますか?
私は“エコ思考”です! やっています! 地球環境を考えて

・廃棄物の分別・ごみ減量・トレー等の容器は外して持ち込まない
・エコバッグ持参・割り箸不使用・水筒持参・早寝早起き・外食自制
・バイクでの法定速度走行・停止信号変わり端アイドリングstop・・・

挙げて見ると己の「財布エコ」程度か、、、否!「財布エゴ」か


ペチュニア? 6/25.木場公園にて

エコについてのデーターや情報も錯綜気味ではないだろうか?
雑誌やラジオでの知識だが、、
分別回収されたペットボトルの97%が再利用されず焼却処分されている。
ペットボトルで再生繊維をつくるには石油原料の3.5倍のコストがかかる。
シュレッター処理された紙は数種の紙が混合されているので殆どが
焼却処分されている、等など。正確な情報が欲しいものだ。

再生産業業界も利権問題も絡み複雑さを増しているようだ。


スイレン 6/25.猿江公園にて

地球環境を考え戦略的に取り組んでいる人たちも多く居られるが
中にはTVやラジオの取材の囃し立てに乗ったり、エコブームに乗じて
ひと儲けと言う下心を感じたりしてしまう。根性曲がり爺の偏見かな

ほっとけない事情もあるのだから、出来る事から始めよう
エコを実行すると充足感で心地良くなるようなアイデアないかな~

《質素に暮らし、物は極力買わず、買ったら大事に使い切る・・・》

な~んだ『エコライフ』とは
否応なしにしょぼくれ貧乏爺が生きる為の生活の術だったんだ


【義務の重荷から我々を解放する事のできるのは、良心的な実行のみである】 
                           (ゲーテ格言集より)












小石川後楽園で・・・

2008年06月21日 | Weblog

6/21.小石川後楽園(花菖蒲田にて)

雨が降ったり薄日が射したりの梅雨模様、都心の小石川後楽園
に寄ってみた。花菖蒲や睡蓮の咲く周りには小手帳と筆具を持った
人たちがあちこちに居られた、俳句詠みのお仲間とお見受けした。

その中の少々年配者らしき紳士と一緒に移動しながら俳句についての
奥義・真髄などのお話をお聞きする事が出来た。


6/21.小石川後楽園(内庭にて)

「見た瞬間の感情をその場で書き留めて置く事が大切だよ」
「その風情・感動を省略は巧みに誇張は控え目に、、、」
「いつも新しい言葉を考えているよ」
「後で5・7・5に作り上げるんです」
「句会でお仲間の評を享け、先生の添削を頂く事」
「ひとりでやっていたんでは進歩しないね、、、」・・・

穏やかで謙虚で自慢も誇張もない一言一句には重みを感じた。


6/21.小石川後楽園(花菖蒲田脇にて)

この方75歳で俳句を始め現在93歳だと言う、信じ難い
雨後の足元は滑り易い、杖は持てど歩きは確かである。

3年前ご子息に先立たれ、落胆のあまり半年間家の中にこもって
しまったが「こんな事では息子が喜ばない」と奮起して再び
俳句のお仲間に入れて頂き、こうして楽しく出歩けられる。とか


6/19.戸定邸にて(松戸)

人それぞれ天分も人生の土台も同じではない。けれども昨今
年寄りの人たちの不満や不安、嘆きを見聞する事が多い中
今日お会いした93歳の方は痛快とも言えるくらい爽やかだった。

天分も才能もなく、人生設計の基礎も浮き草の如き拙者であるが
せめて好奇心と感動する心を持って“感謝”の気持ちを忘れずに
生きて行くしかないだろうな~






ワタスゲ

2008年06月19日 | Weblog

6/18.ズミの花 (日光戦場ヶ原にて)

梅雨もそろそろ本格的な予報、その前の晴天を狙って日光戦場ヶ原
散策に急遽出かけた。赤沼から入ったが湯川沿いにはズミの花が
ちょっと盛りは過ぎたが仄かな香りを漂わせていた。

桜の花にも似ているが、信州のりんご園風景と重なる思いがする。
ズミの別名が「コナシ」「コリンゴ」もうなずける。


6/18.ワタスゲ (奥日光戦場ヶ原にて)

今回の奥日光戦場ヶ原の目的はこの『ワタスゲ』だった。
群生地の近くに立てば、雲上に居る気分である、微かな風にもなびく
姿は清楚で可憐だがひとたび僅かでも雨に遭うと濡れ鼠で哀れだ。
過去に山歩きで出会ったワタスゲにはそんな姿が多かった。


6/18.ワタスゲを纏った男体山(戦場ヶ原より)

戦場ヶ原も湿原保護のため木道に沿ってロープが引かれるいるが
それをくぐって踏み込んだ形跡も多々あるし人も見た、まずいよ


6/18.奥日光戦場ヶ原 湯川の辺にて(PL使用)

泉門池(イズミヤドイケ)から小田代原に回ったが梅雨が明ける頃には
アザミやトラノオやシモツケ・・・等で絨毯を敷いたような風景を
作ってくれる事だろう。


6/18.奥日光小田代原(中央微かに見える“貴婦人”)-0.5補正

 《帰りの電車の窓から見えたタンポポの綿帽子、、、
  ワタスゲもあれは花ではなくて種の集まりではないか?
  では花の容姿はどんなかな~》





諸行無常

2008年06月14日 | Weblog

紫陽花 6/14.(松戸)本土寺にて 

紫陽花の花を見ると思い出す、20代の頃行きつけだった食堂の
壁に掛けてあった額の紫陽花の絵の中に『年々歳々花相似たり
歳々年々人同じからず』武者小路実篤。とあった。
その詩は武者小路が詠んだもので“花は毎年同じに咲くが人の
心は変わるものだ”とず~っと思っていた。

《気の置けない知己の友が去っていった時もこの詩を噛み締めた》
 ものだった、、、世は無常だと、、、


紫陽花 6/14.(松戸)本土寺にて 

以来~幾年月経って、この詩は中国唐代の詩人劉希夷が詠んだ
「白頭を悲しむ翁に代わりて」の一節だと知った、詩の解釈も
“人同じからず”は若いと思っていてもすぐに年老い白髪になって
しまうぞ。だと知った。正しくない事の思い込みは怖いな~。

自然の悠久さに対して人間の生命ははかないものだと言う事ですな。

『諸行無常』がこの世の法則だと寂聴さんも仰っておられる。


花菖蒲 6/14. 本土寺にて

松戸本土寺の、紫陽花の見頃にはちょっと早かったようだ。
菖蒲田は今盛りであったが好天で気温が上がっていたので昼前には
花もうんざりして来てしまったようだ。紫陽花も菖蒲も暑い陽射し
は苦手で生きの良いのは朝のうちだけですね。

昼過ぎ帰宅すると東北地方で地震があり犠牲者や被害が出ている
とか、取りあえず秋田の親戚、山形の友人に電話してみた、
「まんずびっくりした、おれたちもうちもだいじょうぶだ
 うんじゃまた、ありがと」でほっとしたが、被害に遭った方々
 お見舞い申し上げます。






有明テニスの森

2008年06月10日 | スポーツ

伊達公子選手のサービス (6/10.有明コロシアムにて)

火曜日は「有明テニスの森」でテニス練習の日だが雨天に祟って
流れる日が多かった、今日は梅雨の間の快晴。

有明の数箇所のコートではhigh levelな女子がビシバシ打ち込む
練習を眺め驚嘆した。ヘボテニスの小生、それを見て入り込んだ
訳では無いが本日、イマイチ乗れずじまいのblue tennisだった。

メンタルな部分の弱点を露呈した訳である。

そんな気分を払拭するのにタイミングよく、有明コロシアムで
『東京有明国際女子オープン2008』が開催されていた。
(あの娘たち、出場選手の練習だったんだ)

第二試合にはあの伊達公子さんが出場とあり、観戦した。
対戦選手は愛甲霞さんというお嬢さんだったが、格が違った。

全豪・全仏・全英4位、全米8位の“世界の伊達”から放たれる
ライジングショットは速く・鋭く突付き刺さる威力を感じた。
試合結果は6-0、6-1、だった。

 ヘラオオバコ?(6/10.有明テニスの森にて)

(この雑草、最近方々で見かけますが外来植物ですかね?)

どんなスポーツでも頂点に立つ人たちの技・迫力はすばらしい
目前での実感溢れた迫力に感動した。













大事件?

2008年06月08日 | Weblog

6/7.堀切菖蒲園-1

堀切菖蒲園の爽やかにそよいでいた初夏の風を如何にしてお伝え
しようかと思っていたら、東京秋葉原でとんでもない事件が起きて
しまった。

真昼間のアキバが阿鼻叫喚の巷と化した。

通り魔事件や巻き添え事故に遭われた方を思うと心が痛む。
猛獣街に放たれた如きだが、猛獣は車を運転しないし人間の風貌は
していない、困ったことである。


6/7.堀切菖蒲園-2

大きな出来事が起きると炙り出されかけていた問題も関心が奪われて
しまう。ミャンマー情勢もチベット問題も四川大地震によって世界の
関心が薄められてしまった様に思う。


6/7.堀切菖蒲園-3

news valueの事になると思い出す出来事がある。

落語家では特に「志ん生」「円生」「談志」のフアンである。
少し昔、ラジオかテレビで円生の訃報を知り翌朝の新聞を開げたら
社会面は上野動物園のパンダの死が大きく報じられ、円生訃報の
記事は下段の方にあった、“昭和の名人円生”フアンとして寂しい
思いをしたものである。

 『家元談志師匠』長生きしてくださいよ


6/7.堀切菖蒲園-4

昨今の「居酒屋タクシー」にも呆れる、チケットで乗っているのに。
その内、霞ヶ関用タクシーの運転手さんは妙齢な艶っぽい女性に
なるのではないかな

政治家やお役人の感覚にも地球環境にも、高齢者問題にも人権・・・
にもしっかり目を逸らさずいかねばと思うのだが、、、

何ともはや昼のアキバは恐ろしい事件だった。




同級の友

2008年06月06日 | 雑感

中尊寺 (6/3.金色堂の前)

50有余年前、北信州の高校で3年間共に学んだ同級生の内、関東地区
在住同士9名で新緑滴る“みちのくの旅”をした。

平泉、中尊寺に入ると人出は多いものの小雨降る境内一帯は深閑として
厳かな佇まいであった。


中尊寺 (6/3.釈迦堂前)

藤原氏の栄枯盛衰の事、義経・弁慶の事、おくのほそ道・芭蕉の事、、、
時代の重みを感じるが、無知・無学の拙者如きでは思考が混乱した。

歴史ある物に囲まれた厳粛な空気漂う中に立つと、『氣』と言うか?
厳かな気持ち良い何かを感じる。中尊寺もそうだった。  


奥入瀬渓流 (6/4.阿修羅の流れ)

奥入瀬渓流は三大紅葉名所と言われているが新緑も捨てたものではない。

十和田湖の静寂とは打って変わって岩の間を流れる清流は躍動感に溢れ、
所によって静かに、山ツツジ・ヒメ空木の花と相俟って感動ものである。


奥入瀬渓流 (6/4.石ヶ戸にて)

渓流沿いの歩道脇には可憐なカラマツソウに囲まれるようにひっそりと
一輪ヤマシャクヤクが咲いていた、後ろ髪引かれるような、、その場を
去り難い思いさえした。


山芍薬 (6/4.奥入瀬渓流にて)

同級生、、特に高校時代の同級生の集まりは一種独特な雰囲気を瞬時に
して作ってくれる、不思議な糸で繋がっているのだろうか。

総じて裕福とは縁遠い者達で、友を思い遣り語り合い励まし合い・・・
過した3年間は短いようだったが今日各自、古稀となった自身の形成に
重要な意味を持って染み付いているのだろうか。

五月雨の 降り残してや 光堂    芭蕉

夏草や 兵どもが 夢の跡      芭蕉







アンチエイジング

2008年06月02日 | Weblog
 
コサギ 6/3.仙台掘り川にて(餌get)

近頃“アンチエイジング”という言葉をよく見聞する
「若返り」「抗加齢」と言うことなのだろうが、それを謳った病院や
エステや化粧品が特にインターネット等で目に付く。

でも何時までも若くいようとするのは幻想でしかないのでは
若さに価値を置き、いたずらに老化と闘いそれがために体調を崩し
一気に老け込む事だってあり得る。

若さは、未熟・粗雑・未完成・・それを過して歳相応に老いていく。
老いる過程にだって楽しみはあるし別の景色も見えてくる。

 
ゴイサギの幼鳥 6/3.仙台掘り川にて(餌get)

なにをしても人間は必ず老いて死ぬ  と言って
小生如き無知無能な貧乏人の諦めですかな~ 

三浦雄一郎氏(75歳)敬服します 
エヴェレスト(8848m)の登頂成功、不整脈治療で2度の心臓手術
低酸素・低温度・強風・・・同行のご子息豪太氏(38)はアタック直前
高山病で断念のアクシデントを乗り越えての偉業達成 

しょぼくれている小生にも『活』を入れられたような出来事だった。
このニュースは小生にとってのアンチエイジングになったかも

精出して体動かしてアンチエイジング、スポーツクラブへでも行こうかな