『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

道端の花

2007年04月28日 | Weblog

ツリガネカズラ(釣鐘葛)木場公園にて

普段、自転車で何気なく横切っていた都立木場公園の一角に
こじんまりとした花園があった、自転車を降り寄ってみた。

低目のフェンスに見慣れぬ蔓状の花が二種類咲いている。


ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)木場公園にて

植物図鑑を開いてみると外来種で最近多く出回っているとか。

ツリガネズラは別名カレーパインとも言い花にカレーの匂いがする。

ツキヌキニンドウは最後の葉を茎が突き抜けて伸び花がつくらしいが
突き抜く様子を観察したいものだ。

今まで見過ごしていた道端の花も、高山で咲く花も、そこに
咲いていてこそ美しく愛おしい、花と言えば桜だったがその時
も過ぎこれからが花本番、君達の出番である。




朝の藤

2007年04月26日 | Weblog

亀戸天神にて

暫くぶりの好天の朝

仕事も遅出だったので早朝の亀戸天神に出掛けた
鳥居をくぐると甘い香りが、カメラを持った先客がポツボツ、藤満開

花が風に散る姿から《風散(ふぢ)》に由来し《吹き散る》もあるとか
藤のつるは《不死》の象徴で源氏物語にもしばしば登場してるらしい。

不肖小生、、、
藤の花を眺めていると「オヒトツ ド~ドス」なんて藤の花のかんざし
差した舞妓はんの酌で一杯やってみたいな~ナンテ

藤棚に連なって咲き競っている藤の花も勢いがあって見事だが
水面にひっそり垂れて咲いている藤の花にも格別な愛着を感じる。


朝日射す中、蜂達もBreakfastの蜜を求めて飛び回っていた。




東京ミッドタウン

2007年04月25日 | Weblog

東京ミッドタウン2Fにて

菜種梅雨終末の今日、旧防衛庁跡地に出来た東京ミッドタウン
に出かけた

都内や近郊に次々誕生するFood&Fashionの商業施設
中央吹き抜けにエスカレーター、周りに各階コンパクトな専門店・・
似かよっているがミッドタウンはちょっと違っていた。

平日なれど人出は多かったが、混雑のストレスは軽かった、
【空間】と【和】の設計に趣向を凝らされたと推測する。

あのコンビニも看板・店構えが違っていた。(B1)


ランチ時をずらしたがFoodエリヤでは店外行列の店が多かった

昼の空腹を納めるのに今時、数十分も店外で行列して待つ???
小生のPolicyには有り得ない事だ
それ故〈サンドイッチ&お茶〉を買い広場のベンチで

北側には公園・緑地・広々としていた様だが錯覚ではないだろな

明後日、今度は東京駅丸の内側に【新丸ビル、、、】がOPEN
遠からず【日本橋、、、】にも
最新の設備・テイストを拝見できる楽しみがある。

陣頭指揮されている方々は互いに「目指すは世界です」と。


(上部右写真はメインアート、安田侃作「意心帰」B1F。小画像クリックしてね)








アンチエージング

2007年04月21日 | Weblog

亀戸天神にて

亀戸天神に寄ってみたが藤の花は一週間程早かったようだ

亀が甲羅干ししていた。
どうして「亀は万年」と言われる縁起の良い爬虫類なのだろう?

水陸両生で頑丈な鎧を纏い常に何事にも動じない泰然とした動き
食は嗜好を問わない雑食性・・・長寿の見本かな

近頃、美容や予防医学の分野でAnti Ageing(抗老化)と言う言葉
をよく聞く、美容分野はおいといて医療分野でのアンチエージングは
この歳になると耳傾けたくなる。

食事・運動・医療・精神・趣味・免疫・余暇・・・いろんな先生の
ご意見をお聞きするだけで混乱しストレスになってしまう。

司馬遼太郎がどこかに書いてあったのを思い出した
(正文ではないが)
「自分が世の人にどんなに慕われ善人であっても、風呂上りに転んで
男の急所を打ち弾みで死ぬ時は死ぬ、また、自分が世の人に嫌われた
悪人で刺客に何十箇所の傷を受けても死なない時は死なない、
すべて己が生命は天の意のままである」 と

また、あるお医者様のお話であるが概して健康長寿の方は周りの人の
事は余り気にせず自分中心思考のようだとお聞きした事がある。

特に長寿を望むものでは無いが周りに迷惑かけたり痛み苦しむ時間は
最小限にしたいものである。

五部咲きの藤の花を眺め亀と対面して変なこと思った朝だった。

志野と織部

2007年04月18日 | Weblog

志野草花文鉢(桃山時代) 出光美術館HPより拝借


今頃の雨を二十四節気の一つで穀雨と言って百穀を潤す春雨とか。
小雨降る晩春の午後は美術館が良く似合う???

出光美術館に出かけた、展示は『志野と織部』である。

400年もの昔、桃山時代高級陶磁器は中国・朝鮮のものだった頃
美濃(岐阜県)の窯から、志野・織部が魅力的な和の造形品として
創造されたという。

美術品観賞の中でも陶磁器は特に難解だ。
もしこれが現在の陶器売り場に陳列されていたら???

五客・七客の向付など、わずかな色や文様の違い。敢えてろくろを
使わない造形は両の手のひらでしっかり握ってみたくなった。

来館者は多かったがブームの陶芸を習っていらしゃる方々か窯の温度
とか釉や絵付け等の技法について話し合っている声がいやに気になった。

志野・織部の文様や絵付けの参考の為か当時の屏風も五点程展示
されていたが、日本の歴史上最高の景気に沸いた桃山時代が表現
されており武士も商人も思う存分人生を楽しんでいた良き時代だった
ことが伺える。

当時、巷には南蛮風俗をはじめとする奇抜なファッションを身に
まとったり異様な風姿の族“かぶき者”も現れたらしい。
そんな様子を見て長老たちは「今の若者は、、、???」と嘆いていた
のかな、その頃も。

日比谷公園

2007年04月15日 | Weblog

首賭けイチョウ 周囲8.6m(後ろは松本楼)

北に皇居、東に法務省・警視庁・高裁、南にイイノホール、西に帝国ホテル・
日生劇場・丸の内署に囲まれて日比谷公園はある、開放感のある様式
都市公園として都心の休息と安らぎを求めて賑わっている。

その一画にテニスコート4面がある

昨年よりそのコートで月1、2回テニスをやれる幸運に授かっている、
テニスは何処でやっても楽しいが此処でも稀に出るNice Shotはまた
格別な爽快感だ。

テニスの前に園内を散策する事があるが先日の事である
老舗《松本楼》の傍らにある巨木イチョウに「首吊りイチョウ」ジャナイ
『首賭けイチョウ』の説明看板を見た。(当然ご存知の方も)

没後50数年経つ、日比谷公園ばじめ全国有名公園の多数を設計された
《本多静六博士》が日比谷交差点あたりにあったイチョウの木を移植する
にあたり回りの反対を己の首を掛けて移植成功させたと言う曰くがある。

本多静六と言う御仁は林学博士のみならず、
卓越した金銭哲学と蓄財術で膨大な資産をきずかれた、
その資産は公益事業に寄付されご自分の生活は、あくまで質素で
あられたと言う先生である。

人生訓は【人生即努力、努力即幸福】

イチョウの木一本に己の進退(首)を賭ける、

その潔いまでの気骨に聞くだけで陶酔してしまう

博士の書籍は、伝記・哲学、特に蓄財術に関しては多数出版されている
ようだが小生なんぞ何冊、何遍読もうと吸収する地が無いからout

「どんな努力でも報われない努力は無い」てな言葉の分かる頃はすでに
遅し、、、実感だ






筑波山

2007年04月11日 | Weblog

かたくり(筑波山頂上付近)

万葉集や小倉百人一首の古代文人にも親しまれ詩歌の題材にも
用いられた日本百名山の一山『筑波山』(876m)

「関東周りの山から見ると関東平野の真ん中に朝もやの中を
突き出している〈雪の富士、紫の筑波〉」と深田久弥をして
言わしめた名山である。

その【筑波山】に登ってきた

TX(つくばエクスプレス)も快適だった、つくばセンター
からのシャトルバスの連絡もよく、登山口からはそれぞれに
ケーブルカー&ロープウエイがあるが神社口より歩くことに
した。 登山道はgoo

ウグイスの鳴き声の中、ミツバツツジ・ニリンソウ・キクザキイチゲ・・・・
等の花が迎えてくれた。
ニリンソウ
キクザキイチゲ

男体山から女体山の頂に立った頃から怪しげな雲と雨を持ってき来る
と思われる風が吹き出したので急遽ロープウエイでつつじヶ丘へ
エスケープとなった。(ロープウエイ所要時間6分)

マイペースで特に疲れもしない楽しい ソロ・トレッキングだった。

自宅近くの地下鉄を出たらポツリポツリと降ってきた。


        (追伸、、、右上の小さい写真はclickして下さい)





おぼろ月夜

2007年04月08日 | Weblog

4/8浜離宮恩賜庭園

日比谷公園テニスコートでテニスの約束があったのだが朝から腰に違和感が
あるので大事をとり失礼してのんびり浜離宮恩賜庭園に寄ってみた。

ソメイヨシノに代わり八重桜が咲き始め菜の花・水仙が盛りだった、外国の
人たちの来園者も多く、賑わっていた。

お花畑前広場でお琴によるSpring Concertの案内があった、きもの姿の女性
が正座されて琴を奏でる様子を想像していたが、カジュアル姿のアーチェスト
だった、17弦・25弦の斬新な琴による「さくら」、宮城道雄の「春の海」・・・
そしてお花畑一面に咲いている菜の花をbackに演奏した「おぼろ月夜」は情景
ともmatchして奏者も聴衆も気合がこもっていた、よかった

琴の音色は心穏やかにしてくれる

菜の花を眺めていたら蕪村の『菜の花や 月は東に 日は西に』が思いだされた
が、菜の花とお月さんはお似合いなんだな、満月ではなくてかけてる月かも、
それも霞みがかった「おぼろ月」かな、、、

  《写真左が普通の琴、中央(女性)が17弦琴、右(男性)が25弦琴
    因みに右の男性は25弦琴演奏第一人者のナカイ トモヤ(?)さんですと》






名残り桜

2007年04月05日 | Weblog

今日の小石川後楽園

予報によると今日は貴重な晴天日とか、散っていく桜をと後楽園に出かけた
枝についている花びらより落ちている方が多かったかな???

東京の桜も今年は雨・風・寒気で散々だったが1日(日)は絶好のお花見日和
宴盛り上がりを横目にしながらお花見はしたが、、、

ある人がおっしゃるには
「お花見ってのは花を見ながら桜の下で飲み食いすることなんだ」そうだ

じゃァ!秋の「紅葉狩り」は紅葉の葉を持ち帰らなけばいけないのかよ

見て帰ってくるだけでいいらしい
なんで花見はみるだけじゃ駄目で、紅葉狩りは狩らずに見るだけでいいの

そんな事いってると【豆腐と納豆】を思い出した

豆を醗酵(腐らせ)させて「納豆」、豆をすりつぶして容に納めたのが「豆腐」

昔からこの謎は人には(いまさら)聞けず密かにもっていた
ここらで「目から鱗・・・」といきたいのだが

爺の屁理屈だったかな