『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

高齢者運転

2009年09月28日 | 雑感


自動車運転免許を取得して53年になります。来月は更新の予定ですが、70歳を過ぎての更新には
高齢者講習の受講が必須との事で自動車教習所に行って来ました。

ビデオによる安全運転講義、ドライブシュミレーターによるハンドル・ブレーキ操作、視力等適性検査
、実車での運転指導で¥5800。  その結果は、、、

五段階評価で、④が3個、③が4個でした。「同年代と比較するとやや優れています」との評価でした。
注意点は「進路変更の合図が遅い!」。実道路では30m手前で合図しろ、と言うが指導された
教習所の直線は20mもない様だった、そのうえ進入路が何本もあり複雑だった。



免許を取って50年、殆ど車・バイクの運転をしたことが無いという73歳の旦那を知って居りますが、
そのお方も昨年運転免許の更新をしたと聞いております、どんな実車運転をしてどんな運転指導を
受けたのでしょうか?

我が家と同じ建物にお住まいの80歳過ぎ(?)と思しきご婦人は歩行も儘ならず杖を頼りに車に
辿りつき、愛車のベンツのハンドルを握ると凄い勢いで疾走して行かれる、、、

地方の高齢者は病院へ行くにも路線バスの減便や廃止で自動車は生活必需品なわけだ!

高齢者の交通事故が多いと云われております、標識見落とし・高速道逆進入・・・
年齢とともに動体視力も視野角度も反応速度も低下して来ています、充分に認識させられました。



『高齢者講習終了証明書』を頂いて来ましたが、、、

もうそろそろ免許返上を考えたら? それとも警察OBが天下り先の自動車教習所が少子化で
経営悪化対策の収益確保のためか?・?・? 等と勘ぐりたくもなってきました。

75歳からは更に痴呆症検査も加わりますよ。 痴呆なら更新忘れますよ、案内通知不要です。

小生少々緊張しましたが、これから講習受講される方は気楽に受講しましょう



 

男の遊び?

2009年09月21日 | 山と自然


「クレヨンしんちゃん」の作者、臼井儀人氏が荒船山で絶壁からの転落とみられ120m下で遺体で
発見されたというニュース、51才の若さである。
カメラの最後の映像には登山道から外れた絶壁上からのものがあったらしい。

またふッ!と思い出した、、、あの開高健の言葉だったと思うが、、、
「男の熱中できる遊びは危機を伴っている事だ」と。(分かるような気がする)

(比較にはならんと思うが)5・6年前頃までは夏の穂高や北ア銀座・裏銀座に登る折は何時も
通過点だった上高地。 一昨年早春の上高地に行った時の事である(5月20日)。

陽も昇り、河童橋も人出が多くなり出した頃。何処を見ても映像としては見慣れたものばかり、
何か変わったアングルはないものかと、、、立ち入り禁止のロープを跨ぎ河童橋の下から
岳沢~穂高の峰を撮りそそくさと戻る折、吊り橋を下から引っ張っているワイヤーロープに
足を引っ掛け、あわや!雪解け水の梓川に転落するところだったが、誰に御護り頂いたのか
夢中で道柵にしがみつき一命をとりとめた事があった。橋上では誰も気付かなかったようだ。



ご法度を犯して、碌な写真が撮れる訳がない。河童に引きずり込まれなくてよかった。
上高地は「神が舞い降りた地」だと言う。

ほどほどに危機が伴う遊びは卒業としよう

今日は「敬老の日」。敬われる老人にならなくては






彼岸花(まんじゅしゃげ)

2009年09月17日 | 


秋の彼岸も近ずきましたので「彼岸花」を求め浜離宮恩賜庭園に出かけて見ました。

埼玉県高麗の巾着田が燃えるように一面に咲く彼岸花も圧倒されるような見事さですが
この日本庭園の片隅に咲く彼岸花も落ち着きと静寂さを伴って一幅の存在感があります。

この浜離宮は立地からか?日本庭園観察か?外国の来園者が何時も多くいらっしゃいます。



彼岸花(曼珠沙華)の葉を思い出せるお方は少ないのではないでしょうか?
花が終わってから葉が出て来るそうです、今度葉をしっかり観察いたします。

葉は花を知らず、花は葉に逢うこともなく・・・

  咲くほどに 闇ただよはす 曼珠沙華       池田 博子



彼岸花にキイアゲハ(あまり見かけた事ありませんが珍しいですかね?)
慌てました

バックは陽が射し花と蝶は日陰でした、+1.7補正で花の色が飛んじゃいました。

殆どが近寄れない場所に咲いていたため写真の出来は劣悪で恐縮ですが遊ばせて
頂きました。 ア シ カ ラ ズ、、、、、ス ミ マ セ ン、、、、、

続・水元公園にて

2009年09月14日 | 昆虫


水元公園の中にある大きな桜の木の周りに三脚を立て超望遠レンズを装着して
静に待機しているような人達がいた、何を狙っているのだろう?
一人に小声で尋ねてみました、「ツツドリを待っているが、、、」。  ツツ鳥とは?

鳩よりひとまわり大きく胸にオオタカのような縞がありホトトギスの近縁らしい、
カッコウ等のように抱卵の習性がある鳥で桜の木の毛虫を捕りに来るのだという。

いつ現れるか知れない鳥を待って、撮れたときの達成感は格別でしょうね

小生は望遠レンズも持参していませんでしたので、所々に咲いているコスモスや
草花に舞ってくる蝶を追いかけて見ました。



あまり見かける事の少ないベニシジミを狙って居ましたら、同年輩と思しき御仁と
話しをする事になり、いろいろ蝶や鳥の写真撮影についての薀蓄を授けて頂いた。

その中でのお話で「蝶にも飛ぶ道がある」と言う、昆虫にも縄張りがあって見失って
も待っていればまたその場所に現れる のですと

せっかちな小生、鳥や昆虫を撮るため半日・一日待って、もし相手が気が変わって
来なかったら?と思うと、、、 だから決定的なものが撮れない訳ですナ~

 

春から晩秋まで何処でも飛んでいる蝶の定番、シンプルでいいですね。
モンシロチョウの停まる花はイヌタデかと思いましたが茎にも葉の裏にもとげがありました。

検索して見ましたらママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)でした、その名の由来は
「継母が継子を苛めるためこの草の葉で継子のお尻を拭いた」とか? ア~恐ろしや

 《可憐な野の花に清楚な蝶》・・・花の名前を知って更に清々しさが増しました







水元公園にて

2009年09月12日 | 公園


前回投稿でビンボウカズラの名を教えて頂いたコメントの中にヘクソカズラ(屁糞蔓)という
気の毒な名の植物があると言うので実物を探しに水元公園に行ってみました。

元気の良い繁殖力強そうな雑草でしたが花は可愛く、名前に似合わない姿でした。

早春、青色の可憐な小花を地面に咲かすオオイヌノフグリを見ると可愛そうな名前だなァ~
と何時も思っています、大犬陰嚢(でかい雄犬の股間に下がっている袋)の事ですものね。
あの花からは想像も出来ません。

花の和名にはロマンチックなものが多いようですが、何を嫌われたか気の毒な名もあるもんですね。


 

園内の雑草や藪をかき分けていましたら、都会の公園ではあまり見掛けない小さな昆虫たちが
見られました。6~7㎜のハムシやテントウムシ、バッタやカマキリ・・・恍けた表情や几帳面な
姿や行動が、造られた玩具などより精巧で滑稽で、、、つい時間の経つのを忘れました。

 

開けた場所に出ましたら、鮮やかな赤が目に留まりました、深まって来た秋の花“彼岸花”
畔道風の場所に咲く曼珠沙華は、田舎の棚田の原風景です。

木陰に咲いていたゲンノショウコは子供の頃は下痢をした時の特効薬でした。
乾燥したものを煎じて飲みました、苦かったです。
薬効が速やかに『現』われる事から「現の証拠」らしいですよ。




虫の声

2009年09月09日 | 昆虫


己の耳鳴りが重症化したかと思うような大合唱だった蝉の声もいつの間にか聞こえなく
なったら秋の虫たちが心地良い響きで泣き出しました。
夏も終わり秋本番 季節の移ろいを虫の声にも知らされます。



落語家立川流家元の「疝気の虫」をCDで聴きました、枕噺で、、、
「秋になると虫が『かた刺せ すそ刺せ つずれ刺せ』と、寒くなるぞ!着物を繕っておけよ!
と鳴いている」のだと、、、

昔は一家で囲炉裏を囲み秋の夜長、虫の声を聴きながら年寄りが「冬支度は大丈夫か」と
若者を諭したんでしょうね。子供の頃の信州山村の情景が蘇ってきます。

味気ないコンクリートの家を出て月明かりの中で虫の声を聴くなんて贅沢な気分になります。
喧騒の都会で鳴いている虫の姿を見つける事は昼間でも出来ませんでした。

鳴かない虫ですが美しく忙しそうに舞っているアゲハを狙ってみました。
(花は生垣や公園で手を焼いているでしょう蔓状の雑草です、名は?)





雑稿

2009年09月03日 | 雑感
〈昨年の在庫から〉

このところ身の回りの小事雑事に振り回され繁忙な日が続いてしまった。
カメラを持って出かける事もないとBlog投稿もネタぎれになってしまった。

この歳になると、息災で平穏に恙無く過さねばと思うが多少の予期せぬ出来事も
これまた心地良い緊張感が、だれた気分を引き締めてくれます。

〈昨年の在庫から〉

政治に疎い小生でも、今回の衆議院選挙の結果は “興味津々” あちこちと
マスコミ報道を漁っています。

淀んだような今の世間の空気を一掃して爽やかな大気に変わるか期待と不安です。

『ホップ・ステップ・肉離れ』 じゃ困る、しっかり“ジャンプ”してしっかり着地

〈昨年の在庫から〉

何方の仰った言葉か記憶にありませんが、、、いま思い出して身に沁みてます

『人はしばしば結婚してから失恋するものである』 と、、、