『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

光都・東京2008

2008年12月26日 | 夜景&花火

光都・和田倉濠(12/26)

世界的な金融危機・景気悪化・・などで激動の2008年も終わろうと
しているが、クリスマスから年末にかけ皇居外苑や丸の内界隈が
"光都東京2008Lightopia"と銘打ってやさしい光に包まれている。


光都を走るソーラーエコタクシー(12/26.日TV木原さん取材中)    東京タワー50周年

小生も今年は「古稀」と言う区切りを迎えた年だった、
体力にも気合いにも然程老化は意識する事なく来たように思うが
区切りを境にしてかボチボチ始まって来たようである。

(夜半覚醒もそのひとつ)
NHKラジオ深夜便が隆盛の様であるがこんなリスナーが増えているのだろう。
落語のCDを聴く事も多いがオチを聴かずに眠ってしまう事もしばしばだ。

(涙腺が緩くなったかな?)
年末落語は人情噺の『芝浜』だろう、三代目桂三木助の十八番
情景描写やテンポが良い名人芸だと素人だが聞き惚れる。

立川談志家元の『芝浜』を聴くと何故か涙が出てしまう、反骨家家元と
逆説的?と思えるような偉ぶらない女房の描写がそうなるのかな~

老化も突然来るのではなく小出しに来るのも神様の思し召しかな
快く受け止めて仲良く騙しあいながら付き合って行こう


光都・フラワーファンタジア(12/26丸の内仲通り)

寒波襲来で北海道や日本海側は冷え込みと降雪に見舞われている様だが
東京も冷え込んで来た。

子供の頃の北信州の今頃は雪の降る中、家族全員で大掃除・しめ縄造り・
餅つき・・と大忙しだったが何か心が弾んでいた懐かしい思い出だ。

願わくば東京も大晦日から雪が降り一面銀世界の新春に期待したいね










米百俵

2008年12月22日 | 夜景&花火

光都東京『雪月花』(12/21.日比谷濠・馬場先濠)

千葉市まで所用で総武快速に乗った、合席した60代後半と思しき
女性3名が、あの定額給付金について三者三様の意見を平行線の
ままで語り続けていた。 まだ取り消してなかったんだ2兆円。

来年度の財務省予算原案は88.5兆円、その内33.3兆円は国債発行で
賄うらしい、国債と言えど借金である。 国債残高804兆円だとか。
こんな家計ならとっくに破産で、あり得ない。

2兆円で国民一人あたり1万数千円は一時のつなぎか享楽の足しか?
確定住所のない人は? DVで住所を秘している人は?・・・
未曾有(ミゾウ)の危機なら辛抱して耐える選択肢もあるのでは?


光都東京『アンビエント・キャンドル』(12/21.皇居外苑)

以前、小泉元首相が演説で引用した、長岡藩士 小林虎三郎の
“米百俵”の故事を思い出す。

「百俵の米も食えば無くなるが教育にあてれば明日の1万・百万俵となる」
                           小林虎三郎

辛抱した事が将来の安心に繋がる政治であれば我慢もしましょう、

国家公務員の省庁出先機関への天下りに年間12兆円使っている実態を
改革する事が何より先決である

《政治には疎いしこのblogでは投稿の対照にしたく有りません
 でしたが我が家の実質経済にもひたひたと押し寄せて来る
 経済不況の波に怯える昨今になりましたので悪しからず》







羽子板市

2008年12月20日 | 雑感

羽子板市(12/18.浅草寺)

江戸時代、浅草や方々に年末になると歳の市が出来た、そこでは
正月用品や遊び用の羽子板とか凧も売られていた名残りで現在は
装飾用の羽子板や破魔弓が売られる“羽子板市”になったとか。


羽子板市(12/18.浅草寺)

邪気をハネのけるに肖って、女の子には飾り羽子板、男には破魔矢
が贈られる縁起物となっているのだろう。
現在活躍中の人気者羽子板もなかなか上手く出来ていた。


羽子板市(12/18.浅草寺)

仲見世通りを行き交う人の中に羽子板を持っていた人をあまり
見かけなかったのが少々気になった。

植木市・ほうずき市・酉の市・・・と羽子板市も浅草の風物詩である。


羽子板市(12/18.浅草仲見世)

仲見世通りも他では見られない珍しい商品を並べたお店や懐かしい
和風物を扱うお店もあり独特の雰囲気で楽しい商店通りである。







『変』

2008年12月15日 | 雑感

赤坂サカス(12/15.サカススケートリンク)

TBS赤坂サカスへ行ってみた。
赤坂の街はあまり訪れる事も無かったのだが著しく変貌したようだ。
TBS社屋前にスケートリンクが出来て居り若者達で賑わっていた。


赤坂サカス(12/15.)

平成20年の世相を一字で表す年末恒例の「今年の漢字」が『変』だった。
変化・変革・変貌・変異・変転・・・大変だ!・・

今の世界金融・経済の様を4・5ヶ月ほど前頃に誰が予想していたであろうか?
瞬きの間に世界情勢が変わって居るようだ、原油安・円高・株安・・?


赤坂サカス(12/15.)

昨今の報道を見ていると「変」より『崩』ではないのかと思う

小生個人的にも辛抱を旨とし『崩壊』を食い止めなくてはならぬ

 “止まぬ雨は無し”“陽はまた昇る”

来年は明るいnewsが飛び交う『変』化に期待しよう。






天命

2008年12月10日 | 雑感

銀座ミキモト

ふらっと入った本屋の文庫本棚にあった一冊の本が目に留まった、
『天命』(五木寛之著)である。

孔子曰く「・・・四十にして惑わず、五十にして天命を知る・・・」とは
よく聞く言葉だが、『天命』は天寿?宿命?寿命?・・とはまた違う?

この本で言う五木先生の主題は「自分の死について」であろう、
如何に死ぬかは、如何に生きるかに繋がるのだろうか。

著者は、人生後半を迎えたら「老・病・死」三重苦の悲惨なものである。
その悲惨な道程にも希望の光を照らしてくれるものが“宗教”かも?

大きなものの一部として生かされているという感覚が
「天命を知る」ことになるのだろうか


銀座ミキモト

この本を読んで賛同し新たな覚悟も得たが著書に一部異論も唱えたい。

《古稀を過ぎたら「日々好日」「日々感謝」・・・老も病も受け入れて・・・
「一期は夢よ」と自然体で「天命を待つ」のも・・・(愚者の言だが)》

自分の死を意識して心の準備をしておく事は必要だと思う。

  「落ち着いて安らかに死を迎えることができた人こそ、人生の真の
   成功者といえるのではあるまいか。五木寛之」











雪下ろし

2008年12月07日 | 雑感

12/6.小石川後楽園(通天橋)

紅葉に彩られた時期も去り、ちょっと侘しい晩秋の風情を味わおうと
小石川後楽園に出掛けてみたが、何故かここの紅葉は今が盛りだった。

都心のビルに囲まれている立地のせいだろうか、近郊の紅葉に比べれば
日照時間は少ない事は確かだ。

徳川光圀の代に完成した庭園で「天下の憂いに先立って憂い、天下の
楽しみに後れて楽しむ」から『後楽園』と名づけられた、とか。


12/6.小石川後楽園(大泉水)

昨夕頃から気温も低くなってきた、晩秋から初冬にかけたこの頃に
なると思い出す事がある。
信州北部で育った子供の頃、遥か空の彼方から雷鳴が聞こえて来る
親たちから雪の降り出す前ぶれの「雪下ろし」だと聞かされていた。

「そろそろ雪が降るぞ冬の準備は出来たか?と天が確かめて居るんだ」
そんなふうに雪下ろしの空の音を聞いていたものである。


12/6.小石川後楽園(内庭の紅葉)

北陸地方では「ブリ起こし」と言われ雷鳴と共に海は時化て鰤(ブリ)の
豊漁をもたらす前ぶれの音だと以前富山県出身の方から聞いた事がある。

北陸の鰤は信州立山連峰の森林を経て栄養たっぷりの水が流れ込む
富山湾で成長して特上の“出世魚の鰤”となる訳だ。信濃の恩恵か

海の無い信州でも子供だった頃、暮れになるとどの家でも鰤を一本買い
“歳とり魚”として大晦日・正月は鰤を食べたものであるが、現在は
そのようなしきたりも無くなっているようである。






東京ミッドタウン

2008年12月03日 | 夜景&花火

ミッドタウン(12/3.色と模様が変化するイルミネーション)

赤坂の東京ミッドタウンはopen当時訪れた事はあったが凄い混雑に
閉口した思いがある。
空間とアートを感じるショッピングモールだったように記憶していた。
今回も夕方とあり若い人たちで賑わっていた。

イルミネーションも凝ったもので落ち着いた美しさがあった。


ミッドタウン ガーデンエリアのツリー              ツリーの中照明

都営地下鉄大江戸線六本木駅からエスカレーターを乗り継いで
上がった所がミッドタウンだが長いエスカレーターを何度も乗り継ぐ.

帰りなどの下りエスカレーターでは奈落の底に落ち込む感じだ。

ビルにすると何階位の地階になるのだろう?災害が発生して停電
したらと考えると空恐ろしくなった。


外苑東通り

最近流行のショッピングモール レストラン街ではよく見掛ける光景だが
満席の店頭に列をなして待っているのを見かける、今日ここもそうだった。

「これを食べれば持病が治る」なんていうなら並んで食べても良いが
“美味い”“珍しい”くらいで並んで金払って食べる気にはなれない。

グルメ音痴か!否!食は生命の維持に繋がればよいと思っているのか

その昔、美食(?)を提供して糧を得ていた時期もあったのだっけ小生