毎日出かけるワンコの散歩、その途中に小さな神社とその回りに鎮守の森があります。
先月末頃からかな?・・・その森で時々カッコウがあの透明な鳴き声を披露してくれています。
カッコウといえばブラッド・パラサイト(托卵)することでも有名な鳥ですネ!
特に野鳥に詳しいわけではありませんし、見たこともありませんが、生み付けられたカッコウの卵は、いち早く孵化し、自分だけが育つために仮親の卵やひなを巣から落とし、仮親の運ぶ餌を独り占めしてしまうのだそうです。
先日の夕方、カッコウの鳴き声が響き渡っているその鎮守の森の横を通り過ぎようとした時、ふと道の反対側を見ると、モズが尾羽を上下に振りながら、特徴のある可愛い仕草で電線に止まっていました。
このモズって、虫や蛙など捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟む、「モズの早贄」という習性で有名ですよネ、その為かちょっと獰猛なイメージがありますが、その姿や仕草はとっても可愛いんです。
このモズにとって、横で鳴いているカッコウは、いわば天敵!
それは、カッコウがブラッド・パラサイト(托卵)先としてよくこのモズを狙うからなのです、もちろんモズ以外にもホウジロやヨシキリ、セキレイ等の種へも、たくらんをたくらんで(^^;)、する様ですが・・・。
モズは抱卵中にカッコウに卵を産み付けられると、自分の子でもないのに餌を一生懸命運ばなくてはならなくなるだけではなく、自分の卵まで失うことになるのです。
でも、モズにとって横の鎮守の森で鳴いているカッコウが、そんな事をするとは知らぬ事・・・
こんな関係の鳥達が、道を隔ててあっちとこっち・・・
自然の妙なものを感じた散歩でした。