月~水曜は学校教育について書いています。今回は昨日(R5.7.24)の続きで、俳句活動の創作活動の山場とも言える、句会ライブについて書きます。
句会ライブについては、昨日も紹介した夏井いつき先生の『俳句の授業ができる本 創作指導ハンドブック』(三省堂)に詳しく出ています。私も、この本を読んで句会ライブを開始しました。
現在の私の学級での句会ライブは、以下の様な流れで進めています。
1.学級の児童が作った俳句を、パソコンに打ち込んで一覧にする。
2.私が良いと思った8~10句を、掲示用プリントにする(拡大機で拡大プリント化する)。
3.掲示用プリントを黒板に掲示し、全員で声に出して読む。
4.各自のノートに良いと思った俳句の番号と、良いと思った理由を書く。
5.発表したい子が前に出て、ノートに書いた事を読み上げる。
6.発表を聞いて考えの変わった子は、ノートに書いた俳句の番号を変更する。
7.顔を伏せ、自分が選んだ俳句に挙手する。
8.最も票数の多かった俳句に最高賞を、他の俳句には担任から優秀賞を与える。
細かい部分で書き足したい事はありますが、概略は上記の通りです。読めば分かる通り、音読があり、記述があり、発表がありの、総合的な国語力を鍛える活動となっています。
なお、2の俳句を選ぶ際、学級づくりも考えて私は選んでいます。純粋に良い俳句を選ぶのではなく、「まだ、この子は選ばれた事がないから、今回の句会ライブに選ぼう」と、学級でのバランスを考えて選んでいる…という事です。
また、8の優秀賞は、各俳句の良かった点を私なりに解説して表彰しています。例えば、「初めて潜れた嬉しさが伝わるで賞」みたいな感じの賞状を渡している…という事です。
こうやって、年に10回くらい句会ライブを行います。そして、私のパソコンに蓄積された俳句を再編集し、可能であれば、年度末には学級句集を発行するようにしています。