月・火曜は、学校教育について書いています。今日は、ちょっぴり挑戦的な事を書きます。
新型コロナ感染症が流行していた頃、教師と子供の、あるいは子供同士の身体接触を避けよう…という考え方が主流でした。感染症の流行を防ぐためには、医学的見地から考えると正しいと思います。
この考え方に基づいて学校では、スキンシップは控えるよう指導が入りました。教職員にも、子供たちにも…です。
もちろん私も、自分からはスキンシップをしないよう注意しました。褒める時に頭を撫でたり、肩を軽くぽんぽんとしたり…などはしません。言葉だけで褒めます。玄関で「さようなら」する時のハイタッチなんて厳禁です。
最近は低学年の担任が続いているので、「これは困ったなぁ」と本気で思いました。子供との心の距離が、なかなか縮まらないからです。
実際、担任している子供はスキンシップしたくて仕方ないのです。手を握ってきたり、抱きついてきたり、おぶさってきたり…私から何もしなくても、子供の方からは色々スキンシップしてきました。
令和5年11月24日のブログで、K先生の、「心って手に入るのかなって思った」という話を紹介しました。低学年の子供たちには、それが本能的に分かっているのではないかと思います。だから、スキンシップを自分から求めてくるのでしょう。
そう考えると、新型コロナ感染症が流行していた時期、子供たちの心には少なくない影響…しかも、あまり良くない影響があったのではないかと心配になります。身体接触を避ける事は、教育的見地から見ると、あまり正しくない対応だったと言えます。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。