忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

第50回記念 賀墨書展 その2

2015-05-06 12:00:26 | 書展
ゴールデンウィークも本日で終了。
寂しい気持ちがあるような、ないような・・・

賀墨書展が終了し、
放心状態。

残務整理に手がつかず、
気力を奮い起こしています。




今回の私の作品です。
漱石詩 

 大愚難到志難成, 五十春秋瞬息程。
觀道無言只入靜, 拈詩有句獨求。
迢迢天外去雲影, 籟籟風中落葉聲。
忽見閑窗虚白上, 東山月出半江明。

「真の愚か者にもなりきれず、
志も成就することは難しいと思いつつ50年の年月は
瞬く間にすぎてしまった。」

50回展ということで、冒頭のこの意に惹かれ、
季節外れですが、この詩を選びました。
(作品集の事前作成のため、書きはじめたのは
昨年の秋だったのです。)

久しぶりの多字数作品。
あまりに久しぶり過ぎて、調子が上がらず、
4本の雰囲気が揃わない。チグハグ。
製作中は、気取らず媚びず、自然体を心がけたのですが、
書展に並べてみると、
ウゥ~
なおさら 。。。
反省しきりの作品です。


もう一点は、「福」という文字をテーマとした研究作品。



作品とパネルの大きさのバランスが悪い。
あり合わせのパネルに貼ってもらったので、
失敗だったなぁ~


そして、以前紹介した「一期一会」
額に入ると少し立派に見えます。



(以上、作品写真はYOZさんの写真を使用させていただいています。)


今回は、記念展ということで、
作品集を作成しました。



この編集や校正も、
手間のかかるお仕事でしたが、
賀墨会の皆様の協力により、
すてきな作品集ができました










第50回記念 賀墨書展 その1

2015-05-06 00:37:37 | 日記
ゴールデンウイークも後半となりましたが、
箱根では噴火の恐れ・・・

お蔭さまで第50回記念賀墨書展が
なんとか無事終了しました。

ご来場いただいた、皆様
誠に有難うございました

一口に50回と申しますが、
その歴史の重みは、
途中から加わった私には想像もつかないものです。

高い理想のもとに、
時には温厚従順に
時には叱咤激励し
そしてウイットにとんで
門弟を長年導かれて来られた
師匠のご努力に脱帽です。

84歳になられ、
「歩くのが遅くなった」
「ヨロヨロしている」
と、御自分の身体を嘆いておられますが、
私たちは、師匠がお元気でいてくださる幸せを
噛み締めています

その師の作品「萬法帰一」

宇宙の全てのものは、万物の根源である一から生じ、一に帰するとの意。

今回の書展の目玉である、
現日会の幹部6名の先生方の賛助出品です。
この作品のお陰で、記念展が大変格調高くなりました。





3日夕方には祝賀会。
100名の皆様にご出席をいただき、
和やかに行われました。

横須賀の隣の三崎から
マグロが届き、解体ショーを。
刀のような長い包丁を使用し、
見事に解体されます



そのマグロのお刺身とづけ丼をいただき、
お客様は口々に
「こんな美味しいマグロが食べられるなんて幸せ」と。

皆様のお陰で、盛会に終わり、
誠に有難うございました。