忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

書展めぐり 「石渡鵞遊展」と「書といけばなの出会い展」

2015-05-30 01:20:00 | 書展
観たい書展が沢山あるこの時期、
スケジュール帳の書き込みがいっぱいになっています。

目習いの重要性は、特に感じているのですが、
作品を拝見するとともに、その書展の雰囲気を楽しませていただくのも、
大きな成果となります。

昨日は、北千住の「奈可多゛楼」での
「石渡鵞遊展」へお邪魔してきました。





鵞遊さんの遊び心いっぱいの作品。

レトロな愛蔵品に関わる言葉を作品にされ、
御自分で表具をされたり、
すてきな箸袋があったり・・・





「打ち水」と題されたこの作品
102歳の篠田桃紅さんの作品に夏の暑い日に床の間に打ち水をするというものがあり、
直に壁に書く事はできないが、雰囲気だけでも再現してみたいと、桃紅さんへのオマージュとして書かれたものです。
実際に床の間に飾られていました。



「傾聴」昔懐かしいビクターの犬の置物がその作品の下に飾られています。



出光美術館で購入されたというタペストリーに
御自分で貼られたと

この「雪月花」をモチーフに素敵な箸袋ができていました。
私も一組いただき、家へ帰って割り箸を入れてみました。



その他、いろいろな書体・書風の作品が並び、
充実の書展です。











会期は、本日と明日ですが、
北千住の商店街「きたろーど1010」も昔ながらの下町の風情で、
魅力一杯です。

実は、このブログに掲載した先日の「石渡鵞遊展」紹介記事をご覧くださり、
お越しくださった厚木のRさんと偶然会場でお目にかかりました。
初対面だったのですが、帰り道は御一緒して。

若いお友達ができて、凄く嬉しく、
この出会いに感謝です。

北千住を後に、日比谷線で銀座へ向かい、
鳩居堂にて書道ジャーナル研究所主催「文人書家アート展Ⅴ」と
「書道玄海社選抜展」を拝見。
作品のヒントをたくさんいただき、勉強になりました。

そして、セントラルミュージアム銀座
「書といけばなの出会い展」へ

本格的いけばなとのコラボは、華やかです。

現日会から副会長の大内先生と常任理事 中谷先生がご出品

大内先生の作品



中谷先生の作品




書道界を代表される大家の先生方もご出品されていらして、とても高いレベルでした。