忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

中谷翠泉先生の個展 一瞬の生

2014-03-09 16:12:26 | 書展
いつもお世話になっている中谷翠泉先生の個展が
鎌倉駅の近くの「ジャックと豆の木」というギヤラリーで開催されます。
3月25日(火)~30日(日)11時~17時

    

関東の桜の開花は、26日だそうなので、
八幡宮の段葛の桜は、その頃どうでしょうか?

お花見がてらにお出かけいただければ幸いです。


「ジャックと豆の木」は、鎌倉駅より徒歩6分のところにあり、
カフェとギャラリーのある施設です。

障害者の就労の場として芸術文化活動や地域交流事業を支援していこうと、
非営利の中間法人が立ち上げたとのことです。

このカフェでコーヒーなどを飲んでいただけると、
その収益は、障害者の方々のために役立てていただけるようです。
中谷先生の書展を拝見しながら、お茶を一杯いただいては・・・。

先生がこのギャラリーを選ばれたのも、障害者の方々のためのその活動に
共鳴なさったからと伺っています。


ギャラリーはコンクリートの打ちっぱなしのモダンな壁で、
中谷先生の迫力のある洒落た作品の数々が並ぶことでしよう。

金文(青銅器の表面に鋳込まれた、あるいは刻まれた文字のこと)作家として、
広く活動をされている中谷先生です。

その魅力的な世界をご堪能ください。


第5回 絵手紙講習会 童謡を書く

2014-03-08 17:09:24 | 教室
桜前線の関東への到来は、今月26日ぐらいだそうですが、
この寒さでは、少し遅れるかもしれませんね。

昨日は、晴れていたのですが、夕方になってからお天気が一変。
少し雪混じりの雨が降りました。

さて、年に2回行っている、麗川会主催の絵手紙講習会が、
今回で5回目を迎えます。




写真は前回の絵手紙講習会の様子です。

今回のテーマは「春の歌を書く」
春の童謡に絵を添えられたら、楽しい作品になるだろうと思います

題材とするのは、以下の5曲

「朧月夜」
菜の花畠に 入り日薄れ
見わたす山の端(は) 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月(ゆうづき)かかりて におい淡(あわ)し

「花」
春のうららの 隅田川
のぼりくだりの 船人が
櫂(かひ)のしづくも 花と散る
ながめを何に たとふべき

「荒城の月」
春高楼の 花の宴 巡る盃 かげさして
千代の松が枝 わけ出でし
昔の光 今いずこ

「春よ来い」
春よ来い 早く来い
あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒の じょじょはいて
おんもへ出たいと 待っている

「靴が鳴る」
おててつないで 野道を行けば
みんな可愛い 小鳥になって
歌をうたえば 靴が鳴る
晴れたみ空に 靴が鳴る

どんな作品になるか今からワクワクです

3月23日(日) 午後3~5時   磯子区民文化センター杉田劇場会議室
  JR新杉田駅前 ラビスタ4階
                    新杉田駅側のエレベータにて4階へ上がってください。

3月30日(日)午前10~12時  男女共同参画センター横浜南(フォーラム南大田)
                   第1研修室     京浜急行 南太田下車 徒歩3分


以上のとおり、2回同じ内容で行いますので、
是非ご参加ください。


いつもの通り講師には、相模原より沙於里先生にお越しいただきます。
先生は、初心者でも簡単に書ける方法を教えて下さいます。


童謡ではありませんが、これは先生の作品です。


麗川会以外の方の参加も歓迎いたします。
ご希望の方は、reisenkai✩goo.jpまでメールをしてください。
(メールの際は、✩を@に替えてください。)

すてきな掛け軸ができました。その2

2014-03-07 14:40:36 | 教室
まだまだ春は遠く、寒い日が続いています。
でも、今日は気持ちの良いお天気に恵まれました。

遊びに出かけたい気分ですが、
まだまだやらなければならないことが溜まっているので、
朝からせっせと頑張っています。

先日麗川会の教室での課題「2文字熟語を書く」の
掛け軸作品を3点をご紹介しましたが、
本日は4点ご覧いただきます。

どの作品も、すてきな掛け軸です。

     
Aさんの作品「寿祥」
温かで堂々とした文字です。


     
Mさんの作品「静寂」
「静」を左へ 「寂」を右へと、二文字でも流れが意識されています。


     
Hさんの作品「無我」
独自性を意識して、工夫が見られます。


     
Yさんの作品「飛雲」
李嶠詩の書風を意識した熟練の作です。

もちろん書も素敵ですが、
軸装にすると、なおさら良く見えます。


書道は競争ではありません。
その人なりに適した書、その人が楽しめる書を
見つけていくことが大切です。

漢字のすべての書体、仮名も詩文もすべてが書ける、
すべての作品が一級品である人は、一握りだけです。

これから書を学ぶにあたって、
自分が何を書くべきか、
どんなものが適しているかを探っていただきたいと思います。

そのためのお手伝いを私はしていきたいと思います。

色々なものを書いてみること、チャレンジをしてみてください。
あなたの隠れた才能が見つかるかもしれません




トルコ料理 ニューアリババ

2014-03-06 11:19:49 | 日記
世界三大料理は、フランス料理と中国料理とトルコ料理だそうです。
皆さん、ご存知でしたか?

どうして我々の親しみのある日本料理やイタリア料理でないのだろう
という疑問ではありますが、
流石に三大料理と言われるだけあって、
多くの料理の種類を誇り、独特の個性をもった味でした。

実は、勤務校の芸術科(音楽・美術・書道)の先生方と、
年度の終わりに慰労会をしているのですが、
それが世界の国々の料理を食べようということで、
今回はトルコになったわけです。

初めてトルコ料理をいただき、
思わずニンマリ

横浜で唯一のトルコ料理店
「ニューアリババ」の店内です。
トルコチック????(行ったことないのでわかりません)



店長さんが、イスタンブールのご出身、
トルコのお話をいろいろ聞かせてくださいました。
日本語がお上手で、とても親切な方です。


お料理の写真は、ネット掲載の写真を拝借。


食べ物を前にすると、いつも写真を撮るよりも
食べる方が優先でして・・・



お蔭さまで、卒業証書書き6校分、昨日すべて終了いたしました 
あ~長かった。

このところ何時間も書き続けていたので、
身体が固くなっているような・・・

でも、今日は達成感で晴れ晴れしています。

このようなお仕事をさせて頂けることは、嬉しいことです。

生徒さんたちの明るい未来を祈りながら、
来年もまた頑張ります

第54回現日春季書展 その2

2014-03-03 17:58:47 | 書展
お蔭さまで本日、第54回現日春季書展が終了いたしました。

たくさんの方にご来場いただき、有難うございました

私は今回、スケジュールがいっぱいで、会期中は懇親会の日と、
2月28日と3月2日のお当番しか、会場にいることができませんでした。

私がいない時にお越しくださった方には、大変申し訳ありません。


今回は、特別出品という枠をいただき、2点の出品となりました。

中原中也の詩、「山羊の歌」より
「汚れつちまった悲しみは 倦怠(けだい)のうちに死を夢む」


120×120cm

ダダイズムに傾倒した中原中也の作品を題材に、
私も「書におけるダダ」を目指したのですが・・・
魂は開放されることはなく、
旧式の定義的な世界にどっぷりと浸かってしまっています



そして、同じ詩の冒頭部分
「汚れつちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる」


35×35

これらの詩の作境として以下の文を添えました。

「 手も足も動かない。言葉も出ない。
  日々、何をするでもなく、何もできることがなく。
  難病に苦しめられる日々、悲しみの涙。
  そんな母を想い・・・。

  病室の窓辺に、小雪がちらついている。 」