湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

沈黙・・・・・作詞

2012年01月13日 | 詩歌・歳時記

1  ともしびのかげに 目をつむり              

   細い指をくみ ひざまずくひと

   あなたのその上を ひそやかに

   今、かなしい愛が 通りすぎる

     泣くこともせず にくみもしないで

     重い涙に 耐えながら

   沈黙のなかで あなたは

   あの人の後ろ背に 手をふるの

                                    

                    長浜・黒壁ガラス館

2  賛美歌はひくく 北国へ

   遠い旅びとへ 鐘の音はひびく

   あなたのその胸を しめやかに

   今、終わった愛が 遠ざかる

     いのちを賭けて 誓った恋なら

     石のマリアは 知っている

   沈黙のなかで あなたは

   あのひとの面影に ほほえむの

               うしろ立山

                                    

                        

                        長浜・舟板塀