湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

味噌汁は、わが鍋で・・・!!

2013年09月19日 | 詩歌・歳時記

母が死んでから、一番困ったのは 「食」 である。 見よう見真似で、いろいろと造っては

みたものの、男である。 続くものではない。 吉野家の牛丼、 なか卯の親子丼なんかに

お世話になりながら、そのうちに、それって違うのよねー・・・と思い至ったのである。

   

             白壁に旧町名は

         紺屋町

         札に見惚れて魚津の真夏

朝、一合半の米を研ぎ・・・炊飯器にしかける。 朝・昼兼用の第一食は・・・例えば卵かけごはん

に、鮭の塩焼きにしろ・・・味噌汁が永谷園の即席味噌汁である。

とうてい「美味い」とは、思えない。 ついにはアマノ・フーズなんてネットのお取り寄せ利用したけれ

ど、結局は母の作る味噌汁に及ぶはずもないのである。

といって、今更ね・・・コンブだの煮干だのといっている余裕はないのですね。

まぁー、それで 「ダシ入り味噌」 を買ってきて、毎晩、味噌汁もどきを作っておりますのさ。

じゃが芋と玉ねぎ、 茄子の乱切り、茗荷の細切り・・・・実を考えるのが楽しみでございます。

所詮は即席ものと思う。 失敗も数々あるけれど、 わが鍋でこさえた食べ物が・・・・・

一番でごじゃります。

          父ほどは泳げず

          海に遊ばれて

          最期の夏と思う魚津よ

そこから私の「本格的」な自炊が始まりました。 今では料理が楽しいのです。