今夜はBSで 「鬼平犯科帳」 の ゛正月4日の客゛ を偶然に初めて観ることを得た。
この作品は正確に言うと、鬼平シリーズとは関係なくて、 角川文庫の「にっぽん怪盗伝」 の
なかの12編の短編の一作である。 去年、 時代劇専門チャンネルがいくつかの「鬼平・外伝」
を制作したなかの一作に、このお話が取り上げられていた。
松平健が盗賊のお頭を演じたこちらの方が、原作に忠実であった。
短歌の夢俳句のゆめや雪しきり
ところが、鬼平では死んだのはおかみではなく亭主であり、そのおかみ役が山田五十鈴なのだ。
五十鈴さんが登場するとたん、40インチの画面が30インチに縮小するような緊迫をおぼえる。
圧倒的なその存在感に、吉右衛門の鬼の平さんも形無しであることだ。
雪片に大小ありてふりつづく
それにしても原作の設定をころっと変えてしまった、この脚本にはまったく恐れ入り屋の
鬼子母神ってやつで、 それもこれも大女優・五十鈴さんのオーラのたまものであろう。
さっき、PCで 「山田五十鈴」 を検索してさ・・・・大阪の生まれ・・・・な、ナント誕生日が
2月5日ではおまへんか? ワタイの敬愛するモーヤン・・・・・西郷さんとおんなじでっせ?!!
このドラマを貫く 「真田そば」 というものは、 ねずみ大根というとにかく辛い大根を摩り下ろした
ものを薬味にして喰うのだが、 それは我らが伊吹山麓の名産・・・「伊吹大根」 でもあるのだ。
と、言ってもね。 それらは日本の貧困の証しなんだよね。
信州・上田の 「刀屋」 のそばを・・・夢にみます。
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