新聞連載が2008年9月でしたか、気にはなるものの、切れ切れに読むなんて、
性に合わない。いずれ単行本になったら・・・と思った。2年後刊行。何度本屋で
手に取ったことだろう。何故か、買う気になれなかった。 ↓ 根本中堂
そして、安価な文庫で発売。親鸞さんを文庫で読む訳にはいかない。本との出会いは、
実に「運命」としか言えないような、不思議な巡りあいがあるとしか言えない
↑ 横川中堂
図書館で巡り逢った。上下2巻。2日で読了。素晴らしかった。
高校生の時に読んだ、吉川英治の世界とは、まったく違う五木ワールド、堪能しました。
父は富山県魚津市の、浄土真宗の寺の次男に生まれた。本家の従兄弟の調べでは、
ご先祖は親鸞さんの影武者だったとか? 或いは、旭将軍・木曾義仲の部下だとか?
「倶利伽羅峠」を過ぎる時の、胸のときめきは、血のなせる技なのか?
比叡山を歩きとおして、自分のルーツに思いをはせたものだった。
五木さんの、ストーリー・テラーに今更ながらびっくりしながら、良い本を読ませて戴けた。
感謝!! 五木寛之さん、そして、比叡山。
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