湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

「親鸞」 五木寛之

2011年10月15日 | 詩歌・歳時記

新聞連載が2008年9月でしたか、気にはなるものの、切れ切れに読むなんて、

性に合わない。いずれ単行本になったら・・・と思った。2年後刊行。何度本屋で

手に取ったことだろう。何故か、買う気になれなかった。       ↓ 根本中堂

                      

そして、安価な文庫で発売。親鸞さんを文庫で読む訳にはいかない。本との出会いは、

実に「運命」としか言えないような、不思議な巡りあいがあるとしか言えない

     

         ↑ 横川中堂

図書館で巡り逢った。上下2巻。2日で読了。素晴らしかった。

高校生の時に読んだ、吉川英治の世界とは、まったく違う五木ワールド、堪能しました。

                        

父は富山県魚津市の、浄土真宗の寺の次男に生まれた。本家の従兄弟の調べでは、

ご先祖は親鸞さんの影武者だったとか? 或いは、旭将軍・木曾義仲の部下だとか?

「倶利伽羅峠」を過ぎる時の、胸のときめきは、血のなせる技なのか?

比叡山を歩きとおして、自分のルーツに思いをはせたものだった。

五木さんの、ストーリー・テラーに今更ながらびっくりしながら、良い本を読ませて戴けた。

感謝!! 五木寛之さん、そして、比叡山。

 


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