水曜日は早稲田大学のオープンカレッジ。
作句に良かれと思って通いだしかれこれ8年になります。
正直言って講義中、睡魔に襲われ眠ってしまうことが多かったの
ですが今は時間がもったいなくて全く眠らなくなりました。
往復の電車の中で本まで読めるようになったのです。
「しんそう」のお陰かと思うのですが
電車の中で本を読むと頭痛がひどくなって
吐き気までしてしまったのが嘘のようです。
特に東武線は揺れるので全く読めなかったのですが
近頃読めるのです。驚きです。
その帰りに夢の島にある第五福竜丸展示館とそのすぐ近くにある
夢の島熱帯植物館に行ってみました。
第五福竜丸展示館は
こちらをどうぞ。
新木場駅で下車して歩きました。
私たち夫婦は歩くのが速いと思いますが
10分近く歩いて展示館へ下りる階段にでます。
入口は二箇所あるようです。
紫陽花の花が沢山咲いていました。
反対側からの入口。
第五福竜丸は昭和29年3月1日太平洋の
マーシャル諸島にあるビキニ環礁でアメリカの行った
水爆実験によって被害を受けました。はじめカツオ漁船として
活躍、後にマグロ漁船に改造され遠洋漁業に出ていて被爆。
その後、練習船になり東京水産大学で使われ、
昭和42年廃船となりました。
夢の島に放置されていたものを都の職員が見つけ
保存運動がおこり惨禍がふたたび起こらないよう
との願いをこめて都によって展示館が建設されました。
昭和51年6月10日開館。
入場無料です。
3月14日焼津港に帰った福竜丸の乗組員23名全員
急性放射能症で入院。無線長の久保山愛吉さんが
9月23日亡くなっています。
展示品は福竜丸船体及び付属品
ビキニ水爆被災に関する写真パネル
原水爆被災に関する資料などなど
現在特別展
男鹿和雄展が開かれています。
「ウミガメと少年」(野坂昭如)の作品も鑑賞することができます。
展示館の前にあるエンジン。
エンジンについての説明。
展示館の前にエンジンが展示されていて
その前は海です。
亡くなった久保山愛吉さんの言葉「原水爆の被害者は
わたしを最後にしてほ欲しい」が書かれた碑。
マグロ塚
核という人を殺すためだけに作られる兵器。
多くの人たちの犠牲のもとに実験は続けられたことを
展示は語っています。
その後、地下核実験に変わっても地球をいかに
人間が破壊してきたことか。
気象異常や大地震にも影響がないとは言えないでしょう。
温暖化もしかり人間が招いていることです。
いただいたチラシから
野坂昭如の直木賞受賞作「火垂るの墓」が実写映画化されました。
7月5日より岩波ホールです。
アニメ作品を鑑賞したときのことを思い出しました。
自然と涙が出てきます。私たち夫婦は黙りこくって
熱帯植物館へ歩いていました。
でも語り継いて残さなくてはならないことなんだと思います。
ぱっと目に入る道路に沿って咲いている熱帯植物。
気持ちを切り替えて受付に。続く。
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読んで下さってありがとうございました。
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