年末年始休み…2日目…
行ってきました映画館…家族4人で観てきました…
私とかみさんは,目に涙を浮かべ…息子と娘は,戦争の悲惨さに「度胆」抜かれた様子で,確実に何かを感じてくれたようです…
『硫黄島からの手紙』…
監督・製作:クリント・イ-ストウッド 製作:スティーブン・スピルバーグ 脚本:ポール・ハギス
出演: 渡辺謙/二宮和也/伊原剛志/加瀬亮/中村獅童
【ストーリー】
アメリカが5日で終わると思っていた戦いを36日間戦い抜いた男たちがいた…生きて再び祖国の地を踏むことはないと知っていた彼らは,家族のために1日でも長く硫黄島を守りぬいた…61年後,島の地中深くから掘り起こされた数百通の手紙…妻へ,子供たちへ,父へ,母へ…届けられることのなかった手紙…壮絶な戦いに秘められた男たちの熱き想いが今溢れ出す…
アメリカ軍を最も苦しめた日本の指揮官として,今なお語り継がれる陸軍中将「栗林忠道」…死こそ名誉とされる戦争で「死ぬな」と命じた栗林の姿が,彼らの手紙によって明らかになった…
【所感】
手榴弾を使って自決するシーンなど,目を覆いたくなる悲惨な映像の数々…戦争の恐さが伝わってきました…息子と娘もかなりショックを受けていたようです…以前,NHKで硫黄島の戦闘特集をやっていましたが,火炎放射器だけではなく,地下壕に海水を流し込んだ後にガソリンを入れ,火が放たれたということをその番組で知りました…更に「飢え」や「熱帯病」に苦しんだりと,現実では映画よりも遥かに「凄惨」だったんでしょう…
捕虜の日本兵を殺害するなど,米兵の悪事も描かれていたりしてましたが,監督の「クリント・イーストウッド」は,どちらが善か悪かではなく,単に戦争の「むごさ」,「狂気さ」,そして「無意味さ」…すなわちストレートに言うと「戦争の愚かさ」を伝えたかったのでしょう…
本土の大本営に見捨てられた「栗林」中将…祖国の土を二度と踏むことができなかった将兵たちの無念さはいかばかりであったか…
「栗林」中将の辞世の句が,その無念さを伝えています…
「国のため 重きつとめを果し得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき」…
「平和ボケ」した日本人は,是非観るべき映画でしょう…特に小中高生の諸君へ…
【本日の体重】 : 83.7kg(ダイエット開始から333日目:-21.0kg)