しらほぶろぐ

ブログタイトルはニックネームが由来。
日記代わりに身の回りの出来事を綴ります。

山形ズーズー弁講座3

2007-11-16 06:54:42 | 08.山形探訪

2007.11.16(金)

山形ズーズー弁講座(Lesson3)…「そがき」…

日に日に寒さが増す…天気予報に「雪ダルマ」のマークが登場するのも間もないでしょう…先日,我が家の「雪囲い」のことを記事にしましたが,この「雪囲い」のことを山形弁では“そがき”といいます…

由来は全くわかりません…私の故郷「西川町」の両親・祖母も“そがき”と言っていたので,聞いたままその言葉を覚えて使っています…

活用例 → 「寒くなってきたから,“そがき”さんなねズ」…(=寒くなってきたので,“雪囲い”をしなければならない)…となります…

西川町の実家で毎年行っている“そがき”には芸術性があります…実家に限らず,広い庭を持ち,数々の庭木を所有する家々では,どのご家庭でも「芸術的」に“そがき”を施しているのではないかと思います…山形県尾花沢市などでは,“そがき”の優美さを競う「そがき大賞」というものがあるそうです…

(この写真は実家ではありません)

“そがき”に木材は,大半が「スギ」だそうで,山に入って取ってくる人や,間伐材を再利用したり,ホームセンターなどで仕入れる人など調達方法は様々…

“そがき”には「板材」を用いますが,その「板」の事を「そっぺ」と呼んだりもします…ホームセンターなどに行くと「そっぺコーナー」と紙に書かれ,“そがき”の材料を「そっぺ」という名で販売している店が多いのも事実です…

活用例 → ホームセンターにて…
「“そがき”用の“そっぺ”は,どさあるんだ?」…(=「雪囲い用の板材は,どこにありますか?)…となります…

植木に“そがき”をするには(超簡略して言うと)…①支柱となる棒状の木材を数本立て掛ける…②支柱に,角材などの横木をあてる…③支柱と横木を利用し,周囲に“そっぺ”を付け足していく…となる…

それらの「板材」を結束するには「荒縄」を使います…荒縄の結び方は“男結び”…“男結び”はがっちり頑丈に結束できる結び方です…私も学生の頃,“そがき”の手伝いをしながら,父親から教わったことがあるのですが,今では記憶が薄れてしまい,我が自宅の“そがき”は「適当結び」で対応しています…“男結び”じゃないと,「結び目」が日に日に緩んでくるんです…

実家の“そがき”は頑丈で見栄えも良く,芸術的で,その姿はまるで巨大な「オブジェ」のように見えます…

<WBR>過去の山形ズーズー弁講座…
「あがすけ」…http://pub.ne.jp/shiraho4353/?daily_id=20071003
「はらだくさい」…http://pub.ne.jp/shiraho4353/?daily_id=20070926

【本日の体重】 : 91.7kg(ダイエット開始から1年と289日目:-13.0kg)

コメント (6)
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