EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

楽器の調整

2005年12月16日 | 日記
24日の本番で使用する楽器の調整に急遽行ってきました。

木製のリコーダーはナイーブなのです。
本番前は特によく使うので楽器の調子が悪くなったりします。
リコーダーは基本的には使用時間2時間ほどが限界です。
全身が木で出来ているので湿気に弱いのです。

常に気をつけているので酷い状態になった事はありませんが、
24日はモダンオーケストラとの本番で、大きな音が必要。
そして、ピッチもいつもよりも高めの442HZ。(私の楽器は440HZ)
酷使しすぎていたのにそのまま本番を乗り切ろうとしていました。

というのも、、、


今回使用するのは、
メック社のロッテンブルグモデル(黒檀)

私がアルバイトして初めて買った楽器です。
高校の時から愛用しています。とてもおりこうさんという感じの音色です。
ソプラノリコーダーもお揃いで去年の秋頃に購入しました。
メック社は芦屋にお店がありました。
しかし、今年オーナーさんがお亡くなりになりました。
これからもう、調整してもらう事ができないなあと思っていました。
メーカーに送れば調整はしてもらえますが、
どうも調整する方がどんな方かもわからない所に
我が子は預けられません。。。。
今後もうこの子は誰にも診てはもらえない・・・・。
そう思っていたのです・・・・。


が、救世主がおられました。

私のもうひとつの愛用楽器メーカー竹山リコーダーです。
12/20にお店がリニューアルオープンされるという
忙しい最中に時間を割いて他社の楽器を調整してくれました。
リコーダーは繊細な楽器ですし、
調整するための道具もメーカーによって当然違いますので
避けた方が良い事ですが、
快く調整いただけました。
そして、栄養補給してきたかのように
パワーアップ。良くしていただけました。

メーカーさんが近くにおられるという事は
本当に演奏者にとって心強いものです。
どうかいつまでも元気で居て欲しいです。
なので、こんな忙しい時に急に無理言うというのは
やめなければと思いつつも、
いつも半泣きで
たけやまさ~~ん、、調整を~~~~
と無理言っているような気がします。。。。

こういうご恩を忘れてはいけないなあ。
お返しをする事は何も出来ないかもしれませんが、
演奏会で良い音を鳴らす事に全力を注がないと
申し訳ないです。

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竹山リコーダー(住之江)

《アンリュウ リコーダー ギャラリー》
12/20 11:00~ オープン
楽譜、CDも取り揃えています。
竹山リコーダーの他に、フォン・ヒューネ等の輸入楽器も
扱うそうです。
南海住之江駅より徒歩5分
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