EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

MUSICORA

2008年04月05日 | 日記
4月4、5、6日とパリのルーブル美術館の中で行われている
MUSICORAという古楽楽器展覧会に行ってきました。

管楽器部門、弦楽器部門、チェンバロに、ピアノ、
そしてCDや楽譜販売会などで、にぎわっていました。
私は初日の朝一番にルーブルに乗り込み、結局閉館まで
そこに居ました。


ほとんど笛ブースに居たので、
終止ぴーひゃらぴーひゃら、で耳がおかしくなるかと思いました。
一日中音を聴くと、本当に疲れますね。。。。
しかも、こっちは真剣に楽器選びだから、
相当疲れたようで、帰りの電車は綺麗に爆睡。
家に帰ると興奮冷めずで、しばらく、あのぴーひゃらぴーひゃら現象を
引きずって眠りについたのでした。


今回、自分の理想的な音を持つ楽器職人さんが居ました。
その中でもいいなあ、、と思う楽器があり、購入しようか迷ったのですが、
どう考えても、今までにない自分のレパートリーだったもので、
今回は泣く泣くお見送り。
ルネサンスリコーダーの440ピッチのES管(最低音がミの♭)
でした。


今自分に必要な楽器という現実的選択で1本、初期バロック用の楽器を購入しました。
この楽器は、ガナッシやルネサンスリコーダーの外見を持ち、
内径は、バロックタイプのリコーダーに近いものという楽器で、
音色もまさに、それらの中間。

正直言えば、自分好みの音色ではないのですが、
そうではない楽器を一つ育ててみるか、、、と
母性愛選択?で最後は決断したのでした。


上の写真は、中世楽器をあつかうお店。
骨や竹で出来た笛など、面白いものが沢山ありました。



販売ブースの周りでは、学生やプロの演奏家のミニコンサートも行われていて、、、ちびっ子が笛を吹いていました。
結構ビブラートがかかっていて、ちょっとびっくりしました。。。。
先生もガンガンにビブラートかかっていたので、
その影響でしょう。


みんな楽器選びに真剣。
トラベルソのアンタイ氏が超真剣に楽器選びで吹きまくっていたり、
小学生くらいの子が超絶技巧のリコーダーコンチェルトを意図も簡単に吹いていたり、いろんな光景が渦巻いていたのでした。