EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

家に入れない事件

2008年05月02日 | 日記
ようやくシャワーが出るようになったものの、
いまだ水面所の水はちょろちょろとしか出ないまま。
引越しまでこのままかな。。。。。


先日は、いつかやるだろうと思っていた事、、、
やっちゃいました。。。。

自分の不注意で



ヨーロッパの建物は、ホテルのように、鍵が無くては、
外から開けることができません。

うちのアパートには外側にはドアノブもついていない。





ある夜、フラっと買い物に出かけた。

鍵を内側に刺したまま、外へ出てしまい、

パタン。

とドア閉める。。。。。



「うげっ!!!!


やってしまった。。。。。
入れない。入れないよね??
何度ドアを押してもそりゃ開かない。。。。



幸い携帯を持っていた。
友達に預けていたスペアー鍵を持ってきてもらう。
友達は、ブリュッセルの隣町に住んでおり、

「EMI~~!!!なにやってんの!!!
分ったよ~~行くけどさ、、、」

とはるばる駆けつけてくれたのでした。

が、鍵が内側から刺さっているので、どうにも
開かない

鍵+鍵=開かない

がっちんこして開かない。。




銀行のカードをドアの隙間に入れたり、
釘を刺したり、ドアを押したり押したり。。。。


開かない。


ドアを壊すか、窓ガラスを割るか???


最終的には、
友達がドアをぶち蹴って、開いたのでした。。。。


開くんだ。。ドア。ぶち蹴ったら。。。。。

クープランの繰り返し記号

2008年05月02日 | 日記
ようやく少しずつ春めいてきました。

一日のうちに急に雨が降ったり、太陽が照ったりと
忙しいお天気のベルギー。
傘は手放せません。



昨日から連休に入り、夏の予定を考えたり、間近に迫った試験の準備を始めなくては、、、と思う今日この頃です。
もう5月。一年なんて、あっという間です。。。。



もし、夏に帰国できれば、会いたい人達に出来るだけ会いに行って、
栄養補給をしたいと思っています。


お風呂につかってのんびりぼ~~~っと毎日過ごしたいなあ。。。。




さて、音楽院の勉強ですが、
4月はあわただしい毎日でした。


2つ授業で発表をしなくてはならず、
友達に助けてもらい、ベルギーの古楽奏者をプレゼンし、
もう一つは、古楽演奏習慣の論文をプレゼンするものでした。


私が選らんだ記事は、
フランスバロックの繰り返し記号。

まだフランス語がおぼつかないので、できるだけ簡単な記事を、、と探して
ようやく見つかりました。


F.クープランのクラブサン曲集のモダン譜とオリジナル楽譜を比べてみてみると、
音楽辞書のリピート記号の一般的な説明を多様化しているせいで、クープランが意図しただろう、後半は繰り返し無し、のものが、
モダン譜では、全て繰り返しありで表示されているという内容でした。


常日頃お決まりのように、繰り返しは、普通あるものとして、捉えており、
もし、オリジナル楽譜で判断し難いリピート記号が出てきても、
繰り返しを選択する事を簡単に選んでいたのですが、
こうして、1曲1曲の楽譜と、作曲家が使った記号を汲まなく見ていくと、
分る「例外」があるのです。

かといって、オリジナル楽譜がいつも手に入るわけではないのが
古い音楽をするものの悩みの一つでもありますが、、、、

作曲家が何を望んでいたかを考えたときに、
オリジナル楽譜を見る必要性を新たに考えさせられたのでした。
(もちろん、オリジナル楽譜にも誤りはあります。)

そして、別の発表で、シギスバルト・クイケンにインタービューした時に彼が
語ってくれたことなのですが、
作曲家が何を意図したかをよく考慮し、多くの情報を集める事と、
もっと大切な事は、
それを演奏するときに、自分の直感や感性を信じる事。。。。。

沢山研究に演奏に時間を割いてきた彼の言葉はずしんと、
そして励みになる言葉でした。




今回の発表で、図書館にクープランのクラブサン曲集くらいあるだろう!と思っていたら、なかなか出てこない。

一生懸命さがして、図書館の冷たい係りの人にも、
どうしても必要なので、探してください!とお願いして、
ようやく、貸し出し不可の分厚い楽譜が出てきました。

そして閉館間際までじっくり検討して、いざコピーをお願いすると、
長であろう係りの人は、15分前じゃないと出来ない。
もう閉館なので、次の開館の時に来いと。。。冷たい。。。

後ろにいた別の係りの人に、お願いします!!と頼む。
もう私帰らないといけないの、、、
といわれたけど、1ページでもいいので!!!!!
お願いします!!!と強気で頼んだら、
全てコピーしてくれました。

ふう。。。。。という事で、友達にも沢山手伝ってもらい、
何とか無事発表を終えることが出来たのでした。
何をするにも、もともとトロイ上に、まだまだなじめないフランス語で、
人の10倍以上は時間がかかっている。。。。


しかし、外人だからか、みんなすごく温かく見守るように発表を聞いてくれて、
発音が悪いところは、誰かが言い直してくれたり、
先生も説明を加えてくれたりで、
一安心の一日だったのでした。。。。。