EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

コンサート

2009年02月16日 | 日記
ブリュッセルから少し離れた小さな町。電車すら通ってない。
バスもそういえば見なかった。。。


留学してようやく念願のコンサートに昨日行くことができました。
自分の先生、Frederic de Roos氏のコンサート。
コンサートが行われる教会の行き方がどうにも見つからず、
結局電車が通ってないことが判明。。

音楽フェスティバルの一公演で、あのエリザベスコンクールで
賞をとった音楽家のコンサートも行われるみたいなんですが、
こんな辺鄙な場所でやるのか、、、

そんな場所にもかかわらずお客さんは満員でした。







すばらしいアンサンブルです。
こんなに安心して聴けるリコーダー奏者はいないんじゃないかなーと思う。
フレデリック先生の人柄も発言も同じように、
彼の音楽もいつも親切で、優しくて、安定していて、
なんというか、裏切らない誠実さをもっていると思います。
そして、なんといっても、インテリな演奏がとても好きです。
やっぱり、音楽修辞学の講義もする彼ならではの、確実なアナリーゼと
演奏奏法がそういう安心感を持たせてくれるのかなーと感じています。
今回の演奏会のプログラムがCDになるそうです。
VIVALDIのコンチェルトを彼がリコーダー用に直しています。
とても興味深い内容だと思います。


どの演奏者も本当に一人一人すばらしいのですが、
特にアンサンブル力がすばらしい。。。。
そして、このオーボエを吹いている人は、
2008年度ブリュージュの古楽コンクールで2位をとったベルギー人で、
フレデリックの弟子でもあります。



ところでこの写真、フレデリックは、ボイスフルートを吹いてるんですよ。
アルトに見える。

彼が吹いているとアルトがソプラノに見えます。。


身長が197センチもあるんですよ。
手も大きいし、ボイスフルートでコンチェルトが楽に
演奏できてしまうのです、、、




その日の午前中、アシスタントの笛の先生が、
カンタータを吹くということで、音楽院のすぐ近くの教会に行きました。
毎月この合唱団はカンタータの演奏会を開いているそうです。
とてもすばらしい教会で、ここではよくバロックの演奏会が行われています。

最後にいつもコラールはお客さんもみんなで歌うんです。
お客さんも超満員。その後、ミサが行われていました。