EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

コンサート

2010年01月14日 | 日記
先日はトマス・モーリー周辺のコンサートを雪の中、
お尻がまだ痛くて歩くのも大変な中、ひとりよちよちアントワープまで聞きにいってきました。

また、すごいマニアックなプログラムですが、超満員。
アントワープで年間通して行われている古楽プロジェクトがあるのですが、
内容も素晴らしく、ゲストも、フランス・ブリュッヘンやら、アンナー・ビルスマまでくる。
この演奏会も同じ会場で行われたのですが、
ああ、ここに、ブリュッヘンも立ったのね。。。。
やっぱり行けばよかった・・・・。


そして一昨日は、音楽院のホールでリコーダーコンソートと
人気リューティスト、ポール・オデットのコンサートがありました。

正直リコーダーコンソートでこんなに美しいものを初めて聴いたかも・・
と何度も思いました。
あんなに美しく音程を取れると、もう何でも美しいのです。
曲がすでに美しいから。
逆に音程って、本当に怖いです。。。

美しい音程でリコーダー4本が演奏されると、
ホールという箱が完全に1つの楽器のように響いて聴こえるんです。
リコーダーの音ってとても小さいのに、
すごくはっきりと聴こえるんです。


リコーダーコンソートは自分で演奏するのも大好きなジャンルですが、
久しぶりに、コンサートで

ああ、リコーダーっていいなあ~と思いました。
1500年前後のコンサート音楽は、多分、あまりなじみの無い人には
まじめ臭く、古めかしく、単調に聴こえてしまうかもしれませんが、
この演奏会は、ブラボーもででいたし、
思わず溜息交じりに きれい・・と言ってしまうような
そんなピュアな美しいコンサートでした。



しかし、寒い毎日が続いています。
すべって転んでから、異様に歩くのが遅くて、
今日通学中に、よちよち凍った坂を下っていたら、
2人の若いアラブ系にいちゃんに


「うわ!!」

と驚かされ、危うくまた転倒しかけて睨みました。
何語かで、彼女怒ってんで~とケラケラ笑われた。
本当に危ないのに。。。