「監督が辞めるらしいので・・・」
と、少年野球時代の上級生の親から電話がかかってきた。
お礼をかねてなにかできないか、各学年の意向をまとめてほしい、という話だった。
卒団してからかなりたち、高校生になった息子達。
もう、野球を離れてしまった子もいるし、現役バリバリな子もいる。
「でもきっと監督は、“子供達”にあいたいよね」
それは絶対そうに決まっていると、誰もが思うくらい子供好きな監督だった。
すでに還暦を迎えていたにもかかわらず車体の低い、遠くからでもエンジン音で「監督が来たっ!」と分かる車で「ブロンブロン!!!!!!」とグランドにやってくる。
どうも息子さんがイラナイと言った車を貰い受けて乗っていたらしい。
そして、朝6時からグランドに来てひとりでもくもくと整備をするような人だった。
ミスした子に、突然千本ノックが始まっちゃったり
試合中無言でいたと思ったら「おいっ!!!」もしくは「こんにゃろっ!!」とグランドに響き渡る声を出し相手チームまでも「びくっ!」とさせたりもした。
よく相手チームに「怖い監督」と言われたけれど、
じつはとても紳士な監督で、怖いのは見た目だけだった。
いろいろあって団員が激減し、チームが一番厳しい状態にあった時に監督を引き受けてくれた方でもあったらしい。
お兄が入団した時、「9人目が入ってくれた! これで試合ができる!」という状態。
入団1週間後の練習試合でお兄は「そこに立っているだけでいいから!」と試合に出てしまう。
その時の心細そうなお兄の写真が残っている。
9人目をどうにか使い物にするために、
コーチがひとり、つきっきりで外野の守り方を教えてくれた。
もちろんつけたのは監督なわけで、おかげで「基本に忠実」といわれる守り方、
ピッチングフォーム、走塁方法を身につけた。
卒団の時にはいろいろ親身になってくれて
「小柄なお前にはシニアは勧めない。中学野球で頑張れ」
「自分の教えた子が甲子園に出場することが夢なんだ」と言っていた。
「お兄は何を考えているかわかりにくい子で・・・」とも。
教え子の中で甲子園への監督の夢に近いところにいるのは1歳年上の子達だろう。
なんせ、そんなお兄がチーム内にいるのに、県大会に行った子達だ。
お兄が失敗しても「大丈夫だ! 俺たちがバットで取り返してきてやるから!」
「下向くな! 前を見て次の球をとれ!」
といって本当にホームランでも何でも打ってくれるようなお兄さん達だった。
今も高校野球の中心選手としてある高校で頑張っている。
ま~、そんなお兄だってのに、私が父母会長をしていた、という点から見ても
うちの学年もいろいろあるだす・・・
電話かけるのは本当に久しぶりで、かけづらいお宅もあるのは事実。
でも誰も彼も「監督にはお世話になったから、出席します」という。
そんな風に「誰々とはあいたくない」などという気持ちを超えるような存在だったわけだ、スーパー・おじいちゃんは。
6年生と真剣に走っても、決して負けないおじいちゃんだった。
さて、そんなお兄、今でも密かに応援してくれる指導者もいるのだけれど・・・
この宿泊中に、今後の結論を出してくる、といいおいて出かけているのです。
どんな結論を持って帰って来るんだろう。
今の監督の夢は、「引退したら、教え子の出ている試合を応援してまわる」だそうだけど。
ごめんね、監督。ご期待に添えないかもね・・・・。
と、少年野球時代の上級生の親から電話がかかってきた。
お礼をかねてなにかできないか、各学年の意向をまとめてほしい、という話だった。
卒団してからかなりたち、高校生になった息子達。
もう、野球を離れてしまった子もいるし、現役バリバリな子もいる。
「でもきっと監督は、“子供達”にあいたいよね」
それは絶対そうに決まっていると、誰もが思うくらい子供好きな監督だった。
すでに還暦を迎えていたにもかかわらず車体の低い、遠くからでもエンジン音で「監督が来たっ!」と分かる車で「ブロンブロン!!!!!!」とグランドにやってくる。
どうも息子さんがイラナイと言った車を貰い受けて乗っていたらしい。
そして、朝6時からグランドに来てひとりでもくもくと整備をするような人だった。
ミスした子に、突然千本ノックが始まっちゃったり
試合中無言でいたと思ったら「おいっ!!!」もしくは「こんにゃろっ!!」とグランドに響き渡る声を出し相手チームまでも「びくっ!」とさせたりもした。
よく相手チームに「怖い監督」と言われたけれど、
じつはとても紳士な監督で、怖いのは見た目だけだった。
いろいろあって団員が激減し、チームが一番厳しい状態にあった時に監督を引き受けてくれた方でもあったらしい。
お兄が入団した時、「9人目が入ってくれた! これで試合ができる!」という状態。
入団1週間後の練習試合でお兄は「そこに立っているだけでいいから!」と試合に出てしまう。
その時の心細そうなお兄の写真が残っている。
9人目をどうにか使い物にするために、
コーチがひとり、つきっきりで外野の守り方を教えてくれた。
もちろんつけたのは監督なわけで、おかげで「基本に忠実」といわれる守り方、
ピッチングフォーム、走塁方法を身につけた。
卒団の時にはいろいろ親身になってくれて
「小柄なお前にはシニアは勧めない。中学野球で頑張れ」
「自分の教えた子が甲子園に出場することが夢なんだ」と言っていた。
「お兄は何を考えているかわかりにくい子で・・・」とも。
教え子の中で甲子園への監督の夢に近いところにいるのは1歳年上の子達だろう。
なんせ、そんなお兄がチーム内にいるのに、県大会に行った子達だ。
お兄が失敗しても「大丈夫だ! 俺たちがバットで取り返してきてやるから!」
「下向くな! 前を見て次の球をとれ!」
といって本当にホームランでも何でも打ってくれるようなお兄さん達だった。
今も高校野球の中心選手としてある高校で頑張っている。
ま~、そんなお兄だってのに、私が父母会長をしていた、という点から見ても
うちの学年もいろいろあるだす・・・
電話かけるのは本当に久しぶりで、かけづらいお宅もあるのは事実。
でも誰も彼も「監督にはお世話になったから、出席します」という。
そんな風に「誰々とはあいたくない」などという気持ちを超えるような存在だったわけだ、スーパー・おじいちゃんは。
6年生と真剣に走っても、決して負けないおじいちゃんだった。
さて、そんなお兄、今でも密かに応援してくれる指導者もいるのだけれど・・・
この宿泊中に、今後の結論を出してくる、といいおいて出かけているのです。
どんな結論を持って帰って来るんだろう。
今の監督の夢は、「引退したら、教え子の出ている試合を応援してまわる」だそうだけど。
ごめんね、監督。ご期待に添えないかもね・・・・。
何となく
前向きに考えましょう!
「もういいよ、頑張ったんだから」といいながら涙が出てきます。
やだなぁ。こんなにめり込むとは思いませんでした。
千里さんありがとう。
とってもいい監督さん。
そして結論だしたお兄ちゃん・・。
ほんとだね、千里さんの言うように、
見守るしかないね・・・。
きっと今まで頑張ってきたことで、
無駄なことなんてひとつもなかったと思うから、
いままでの事がこれからの人生にきっと生かされると思います。
そうそう、前向きに、ね。
うん、そんな事書いてくださるとまた泣けてきます。
一晩あけてお兄の顔を見たら、決意の顔になっていました。「先生に何かを話す」なんて思うだけで腹が痛くなるような子だったのに。
それにしても・・・今日で部活終わるのはいいけどさ・・・先輩たち今修学旅行で不在・・・
そのすきに退部!? わ~メールの嵐やら、呼び出しやらが来そうだわ。かわいがってくれてた先輩多数だからなぁ。
おじいちゃんも
おにいちゃんも。
結論を出すまでに悩んだことは、きっと行かされていくと思うなあ。労せずに得たものよりもずっと。
ジェットコースター気分かもしれないけど、
見守ってあげましょう。
お疲れさま。
かーさんも立派だ。
いままでできなかったことが、できるようになります。次の部活を決めるまでにたった1週間しかありませんが、しばらくココロのおもむくままに過ごしてもいいかな、と思ってます。
次は文化部だそうです。「(もっと楽な)別の運動部でもいいんだよ」といったら、「悪いけど、中途半端に運動はできないんだ」と言っていました。そうかもね。
候補に挙げた部活名を聞いて「・・・そういうのに興味があったんだ・・・」とこれまた新しい面を見た思いです。子供のことって、分かっているようで全然分かってない
とりあえず行きたかがっていたところにでも連れて行ってやろう。TDL。なんでか大好き
TDL大好きなの?可愛いわ~
ぱーっと気分転換してきてね。
明日に向かって生きていかなくっちゃ
MAMAとうものは凄いね。我が事のように、というか本人と同じように感じてしまうものなのね
でもねプラスでしょうね、この期間のこと。野球やってきたこと。きっとこれからの彼にプラスでしょうね
そうだTDLだぁ
これから、ますます、楽しいこといっぱいだ
拒否って何、拒否って!!!
>きよみさん
そうなのかわいいでしょ、TDL好きなのよ。
行けると思ったのに・・・
>まいけるさん
野球をする子は、非常に親がかりであるので、こういう事になるのでしょうね。
一日かけて、吹っ切ったのに・・・