『パリのすてきなおじさん』金井真紀 , 広岡裕児 を読む。難民問題、テロ事件、差別の歴史……。 世界は混沌としていて、人生はほろ苦い。 だけどパリのおじさんは、今日も空を見上げる。 軽くて、深くて、愛おしい、おじさんインタビュー&スケッチ集 おじさん、ブームなんだろうか(いや、そんなことは・・・)パリにいるおじさん(たぶん、普通の)に . . . 本文を読む
『楽器学入門 ―写真でわかる! 楽器の歴史―』守重 信郎 を読む。さまざまな楽器が好きで、興味を持ってみてはいるけれど、詳しく知っているかというと、そんなことはまったくなく。改めて、入門編でも読んでみようかしら・・という自分的大人の夏の課題。今あるもの、こと、のルーツをたどっていくと、思いがけないことに気づくこともある。身近なところだと17世紀ごろまで「フルート」といえばリコーダーを指していたこと . . . 本文を読む
『ふだん着のフィンランド』モニカ・ルーッコネン を読む。心惹かれる国、フィンランド。「ごく普通の暮らしを紹介した本」だそうです。日本の田舎に暮らしながらも、ざわざわしがち、あくせくしがちな毎日だなぁと感じるこの頃。気候も言葉も、まったく違う国の暮らしがやけにゆったり流れているように感じてしまう。コーヒー好き、ベリー好き、森の中・自然の中での暮らし、テキスタイル、色調、靴下、手編み・・・退職したら . . . 本文を読む
朝の空と仕事終わりに見上げた空少し夏に戻った感じ。いやいや、天気予報では「今日は大きめの傘が必要です」だったのでは…思いがけないことが、起きたりもします。それもまた、人生(笑)2019年の1月から使っていたノートを使い終わった。最終ページまで書くことって、意外と少ないなと感じた(特に大人になってからは)。書かれているのは、他愛もないこと。たいして変わってないなと思う部分と優先順位?が . . . 本文を読む
クリスタルボウルとグーダドラムの演奏を聴きに行ってきました。夜のお寺の、畳のお部屋にヨガマットを敷いて演奏中は灯りも落として寝っ転がって聴く(笑)「七割くらいのかたが寝てしまわれるので、気になさらずリラックスして」とのこと。私はというと、リラックスはしているけれど、シャバアーサナー状態(意識はある)。この空間が、とても澄んでいて心地よく、お寺はやはり修行の場でもあるんだなぁ。今ここ、に集中できたの . . . 本文を読む
戦後75年目、ということから目をそらしてはいけないのでは?と、何となく感じて、その手の特集とかドラマとかを見ていたら。どんどん気持ちが落ちちゃった💦💦あれれ、自分では持ち上げられなくなっちゃうよ、困ったな、って思うくらい。海を見に行きました。青いねえ。トンビが至近距離でホバリング。影が大きいこと!久しぶりに大好きだった祖父のことを思い出し . . . 本文を読む
シングルでの競技生活を終わりにして、アイスダンスに転向した高橋くん。転向した時は、こんなふうに練習もままならない状況になるとは思っていなかったよねぇ。シングルスケーター時代の演技を振り返る番組を見つつ、感じたのはやっぱり彼の表現は、他の人には真似できない独自性があるんだなってこと。私の音楽の原点のひとつは、フィギュアスケートだった。今みたいに歌詞付きの曲で演技することはなかったからほぼほぼクラシッ . . . 本文を読む
情熱大陸で、猫探偵藤原さんの回をみた。私が以前飼っていたネコが、脱走癖があって…ドアの開け閉めに注意しても柵を用意しても驚異的な身体能力で軽々飛び越える、すり抜けていく子だったから…ホントに辛かった。(藤原さんはそんなことは言っていなかったけれども)「脱走させるのは飼い主の責任」。そう言われると、100%ちがうとは言えないけれど…キツいときある。そして、いなくなったネコを、寝る間も惜しんで探し回る . . . 本文を読む
帰省者もいない夏。最高気温予想は38℃。人混みを避けて、ドライブ。箱根から見る空は、青い。霞んでいるけれど…拡大すると…ちょっとだけ、富士山。今夏初のかき氷。黒蜜きなこ。ちょっとのっているあんこに昨日見た「あん」を思い出す。こちらのお店で有名なのは優しいおいしさです。地元のお土産、自分で自分達用に購入することってなかなかないけれど、いまは、ね。伊豆をぐるっとまわって、楽寿園へ。小浜池、見たかったの . . . 本文を読む
映画「あん」をみる。樹木希林さん演じる徳江さんはハンセン病患者として長い年月を隔離されて生きてきたのだろうな。75歳で初めて、働く、ということができる(アルバイトとして雇ってもらえる)その、決まったときの嬉しがりようや、桜を見上げてきれいだと感じ、自然の音に耳をすませるさま、小豆の煮える音や匂いの変化に敏感に反応して、丁寧な対応をする穏やかな在り方が、乗り越えてきた不自由さや、辛さや、思いどおりに . . . 本文を読む
映画「チア男子!」をみる。朝井リョウさんの原作を以前読んだ。おもしろかった、という印象が残っている。割とあの、朝井さんの、ゆとり世代な感覚が嫌いじゃない。映画は一言でいうと「青春」、だわね。人の目を気にして選ぶのではなく、自分の好きなことを基準に選択してもいいんじゃない?なんていいながら、結局自分のために人を利用した、ホントは俺なんか…とか、本心を言ってほしいとか、もっ . . . 本文を読む
『魔女たちは眠りを守る』村山早紀 を読む。そうだ、人は大概気づかない。自分たちを愛し、見守り続けている誰かがいることに。この世界には、ひとの目には見えない、聞こえないことが、あまりにおおすぎるから」生きる時間の長さの違い。長い時を生きる魔女のまなざしと、短い時を懸命に生きて、去っていく人。空を箒で飛ぶことが魔法なわけでは、ない。 . . . 本文を読む