クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

プロの仕事3

2014年02月24日 | Iwajovi短編妄想小説
じょびくん、師匠がプロの集団とか良く言うでしょ?


そうっすね。正直意味分かってねえっすよ。


多分こういうことでがすよ。マニュアルっていうか、「麺やシバノフ」鉄の掟みたいのを作ってみたでがす。今、師匠に見てもらってやす。


お、アセさん、講師の先生が満足顔っすよ。


どれどれ。
1192(イイクニ)つくろう鎌倉幕府
1894(イッパツキュウショ)に日清戦争
1917(イクイナ)あきこがロシア革命…

マニュアルでも何でもねえし!だから急に先生とか呼んだのか!ホントこいつら何で戻ってきたんだよ!東◯ハイスクールでも行けっつーの!

継承者3

2014年02月24日 | Iwajovi短編妄想小説
ねえねえじょびくん、これみてこれ見て下せえよ。


おっ、何すか?


「麺やシバノフ」新店舗のメニュー表でがすよ。


おお~、すげえっすね。


今、師匠にも見てもらってるんでがす。



おっ、アセさん、師匠感心してそうっすよ。


どれどれ。
納豆パスタ、明太子パスタ、ファ◯マのナポリタン、ロー◯ンのカルボナーラ…

ラーメン関係ねえし!しかも全然手間かかってねえし!既製品出す気かよ!
ていうか、こいつら何で戻ってきたんだよ~!

目覚めし者たち2

2014年02月19日 | Iwajovi短編妄想小説
「麺やシバノフ」の店長っつっても、何つっても経営者よ。
「ダントツ経営」みたいにインパクトあるスローガンを掲げてえな。なあ?


ハー、ハー、やっぱり右でいきたいでがす。


ん?何の話?思想とかそういうの?


ボクシングでがす。次のラウンド取ってスカッと終わりたいでがす。


おお、そうだ、そうだった。
いや、待て!おめえの場合、右はインパクトあり過ぎてハードヒット取られる。これはライトスパーだぞ。


「麺やシバノフ」2ndシーズンは、作者のネタにキレがないため、連載終了となります。
ご愛読ありがとうございました。

プロの仕事2

2014年02月19日 | Iwajovi短編妄想小説
やっぱり「麺やシバノフ」でラーメン作る奴はホンモノの職人じゃなきゃならねえ。
ホンモノは手からして違うんだよ。な?


な~る~。悩める子羊よ、ちょっと手の平も見せて下せえよ。


ん?別に構わんが、何がしてえんだ?


手相占いでがす。ちょっとハマっちゃって。


おめえ凄えな。だからさっき迷える子羊とか呼んだのか。ラーメン関係ねえけどな。オチが元に戻っちまったよ。嗚呼どいつもこいつも。ラーメン作りを教えてえ。

継承者2

2014年02月19日 | Iwajovi短編妄想小説
もう期待出来るのはおめえしかいねえよ。前の奴は酷くてよお。
おめえに「麺やシバノフ」ののれんを分けてやる。
この味だ、この味だけ覚えてくれればいい。いいな?


もっとイロハを教えて下せえよ。あっしはやる男がすよ。

ん?他に何が知りてえ?


右とか左とか。

こっちが右でこっちが左だぞ。おぼえとけ!嗚呼どいつもこいつも。ラーメン作りを教えてえ。

目覚めし者たち

2014年02月18日 | Iwajovi短編妄想小説
「麺やシバノフ」もだいぶ軌道に乗ってきたなぁ。
ラーメン屋っつっても経営だからな。戦略が重要よ。
ポジショ二ング重視かケイパビリティ重視か、おめえはどう思うよ?



ん~、やっぱり足使いたいっすね。そこは崩したくねえっすね。


ん?何の話をしてんの?経営理念ってこと?
ところでおめえ、さっきから何巻いてんだ?


あぁこれ?ボクシングのバンテージっす。やっぱり勝ちたいっすよ。


おお、そうだ、そうだった。試合の戦略を練ろう。ラーメンは関係ねえや。あと、試合までラーメン禁止な。


「麺やシバノフ」シリーズは作者ネタ切れのため連載終了となります。
ご愛読ありがとうございました。


プロの仕事

2014年02月18日 | Iwajovi短編妄想小説
俺はよぉ「麺やシバノフ」はプロの集団にしてえんだ。
それこそ鰹節だって一から削ってな。手間だけどそれがプロの仕事だと思うだろ?


え~!俺、親方に楯突いたことないけど、それは面倒臭えっす!そんなもんスーパーの既製品でちゃちゃっと。


ん?でもおめえ、ちゃんと削ってんじゃねえか。



あぁこれ?かんな削りっす。ハマっちゃって。


おめえ、うめえな。だからさっき急に親方って呼んだのか。ラーメン関係ねえけどな。


iwajovi妄想小説『メビウスの輪』

2013年12月28日 | Iwajovi短編妄想小説
故郷へ


列車が駅に着いた。
何もない街だ。昔と何も変わっていない。
列車は早くも不快な音階を奏でて発車した。


相変わらず、騒がしい若者もいない。いるのは、時代遅れのチンピラくずれの若者だ。
こんな若者をかつては怖れたものだが、今なら彼を地べたに這わすのに、それほどの時間を要さないだろう。


イワジョビは、その幼少期より転居を繰り返したが、この街が1番長い。

イワジョビは、レザーのジャケットのポケットを探り、メビウスを取り出した。


「変わってねえな、この街も。変わっちまったのは俺だけか。」


そう呟きながら、そして嘲笑を浮かべながら、メビウスに火をつけ、挨拶がわりの煙をはいた。


おわり(いつかにもつづかない)


あれ?
私はなぜタバコを吸っているのでしょう?というか、なぜタバコを持っているのでしょう?
さらにライターまで。
完全にやめたはずなのに。

しまった。昨日、会社の先輩にもらってしまったのだった。


Iwajovi回顧録

2013年11月06日 | Iwajovi短編妄想小説
第7回ライトスパーリング大会


今大会は、湘南の試合以外ほとんど観てなくてね。

フェザー級タイトルマッチと緑くんこと天王町のKSGさんの試合くらいかな。
といっても、緑のTシャツじゃなかったから最初は気づかなかったんだ。


彼とは、3ヶ月前、彼がキャリア半年の頃に手合わせしてるんだ。
その頃から強かったな。思わず本気出しちゃったし。

今回は更に強くなってた。

繰り出すコンビネーションが何だか俺に似ているんだ。多分シバノフさん(野木組若頭、シバノフ会会長 )に習ったんだろうな。
スタイル自体が俺に近い気がする。後ろに下がる癖も少し似ている。

スピード、スタミナ、パワーは彼の方が上だな。

だけどね、俺には狡猾さがあるわけよ。サッカーでいうマリーシアってやつ。
エコの面でも俺の方が上だよ。俺は常に地球と自分に優しいからね。


試合後、彼と話したよ。
「強くなりましたね。」
「いや、まだまだです。また相手してください。」
良い奴だね。
でも、多分彼には勝てないからやらないけどね。


そうそう、フェザー級新チャンピオンとも話したよ。
「僕、同じ階級なんです。」
「僕は上げるんで。」
「えっ、ベルトくれるんですか?」
「いやいや、階級を上げるんです。」

間抜けな会話しちゃったよ。
階級上げるってことは、王座が空くのかな?
決定戦なしで俺をチャンピオンにすれば、すべて解決だな。


おわり


Iwajovi回顧録

2013年10月30日 | Iwajovi短編妄想小説
最終章「勝利者インタビューの真相」


そういうわけで、3-0の判定で勝ったんだ。
結局さ、俺はあの時会場を感動の渦に巻き込みたかったわけ。

だから試合前の選手紹介でも、
「脇役の人生だったけど、今日主役になります。」
っていう、俺を応援したくなるような伏線を張ったんだよね。

そうそう、リングインした時だって、本当はふてぶてしく行きたかったけど、
観客を味方につけるために、四方に頭下げたんだよね。
それは、シバノフさんのアドバイスでもあったんだけど。


あの日は、学生時代の友人を何人か呼んでいて、
中には女性もいてさ、奴らからしてみれば、俺に感情があることすら驚きだろうから、
ロープに登った時点で目が潤み、インタビューで泣くぞって思ったよ。

ジムメイトや妻だって、俺が右の拳ケガしてることや
試合がなかなか決まらなくてストレス感じていたことを知ってたわけだから、絶対に泣くぞって思ったよ。

「今まで、練習キツくて・・・。」
それがインタビューの第一声だったな。涙ぐむふりをしながらね。

その辺で、
「ナイスファイト!カッコいいぞ!」
って歓声が上がるシナリオだったんだ。


ところが、笑いが起きてな。失笑?いや、もしかしたら嘲笑かもしれない。

ガッカリだよ。誰も感動してねえじゃんってな。
妻にいたっては寝てたみたいだしな。

まあいいわな。

さて、朴さん(シバノフ会若頭、朴組組長)は、どんな勝利者インタビューをするのかな。


おわり



昨日、Iwajovi回顧録を書くと予告しましたが、
やっぱり面倒なんで、いきなり最終回です。

ヘビーローテンション

2013年09月19日 | Iwajovi短編妄想小説
ヘビーローテンション 
lyrics JIjovi


ファーストドリンクはウーロン茶で
パラソルの下で七分袖

134号線でうつむく男
ミックスベリー作るメガネ
ヘビーローテンション
しんみり流れるミュージック
ヘビーローテンション


ハーレムなパーティーで黙り込んで
マイク向けられもBlueMonday

入場曲が奏でるお琴
ラウンドガールするメガネ
ヘビーローテンション
ブラックライトがストイック
ヘビーローテンション


ラテンの国がいつからか古都
サンバのリズムで踊るメガネ
ヘビーローテンション
確率変動がバッドラック
ヘビーローテンション
ガイアの夜明けがノスタルジック
ヘビーローテンション



だんだんメガネが好きになってきました。








Iwajoviのボツになった小説たち

2013年09月18日 | Iwajovi短編妄想小説
しつこくてスイマセン。
今回で最後です。

今回は、ボツになった作品のいくつかを紹介します。


「復讐しま専科」
復讐を請け負うことを生業とした男の物語。
類似作品があったためボツ。


「オール3」
何をやっても是非に及ばない普通の男の物語。
とにかく普通を追い求めたため、物語に展開が生まれずボツ。


「チェリーボーイズ」
モテない3人の男たち(チェリーボーイズ)のコメディ。
飽きたのでボツ。


「ドラゴンの十年愛」
かつて甲子園を沸かせたドラゴンと呼ばれた男の物語。
基本的に色々な女性や友人と絡んでいくストーリーでしたが、とにかく長く、そして登場人物に個性がなくなりかけたのでボツ。


なかなか難しいですね。
そういえば、一年くらい前、友達と脚本を書いて映画を撮ろうという話をしました。
酒が入ると何でもありっすね。


よく考えると、ジムには良い俳優が多そうですね。

Iwajoviの過去の小説たち2

2013年09月17日 | Iwajovi短編妄想小説
「脇役のいないラブストーリー」(2005年)
Iwajovi結婚後初の作品。
愛を知らない男の満が主人公。
大手飲料メーカーを思い付きで退職した満は、わずかな退職金を手に、これもまた思い付きで旅に出る。
目的地の奥入瀬に向かう東北新幹線で、偶然隣に座ったヴィトンのバッグを抱える女、華菜と旅を共にする。
「この女は危険だ。そもそも女などこの旅には不要だ。」
そう思いながらも華菜に惹かれていく満。
華菜のバッグの中味が物語を大きく左右する。
バッグの中味を知った時、満は自分でも思いも寄らぬ行動に出る。そして、物語は血なまぐさい展開へ。
奥入瀬、角館、仙台、宇都宮、横浜を舞台にした満と華菜のラブストーリー。


「」(2006年)
タイトルは忘れました。
エリート街道を突き進む独身男の久志。
ある日の会社の酒宴後、久志は社内一の絶世の美女、江梨子に誘われラブホテルに行く。
ゴシップは出世に響くと冷静な久志ではあったが、何故かこの日だけは理性が瓦解した。
翌週、久志にセクハラの容疑で
降格処分が下された。
すべては、部下であり親友の厳の罠だった。
久志は、どん底である女(名前忘れました)と出会い恋をする。
厳の狙いは何なのか、久志と女の恋は成就するのか?
結局、物語はいつも通り血なまぐさい展開へ。


「The SleeplessMan」(2007年)
2002年に書いたスリープレスマンに、ハバナシガー(葉巻)の薫りというエッセンスを加え、完成させた作品。
自分の中で最高傑作だったので、出版社に持ち込みました。
そこそこの評価は得ましたが、出版費用が出せずに断念。
結局、才能がなかったのです。
不思議なもので、この作品以降、妄想が働かずに執筆活動をやめました。


以上です。
いつだったかは忘れましたが、 北●謙●先生のサイン会に行き、先生から一言だけ文章がうまくなるアドバイスを頂きました。
最後に先生は、
「でも、結局は才能だ。頑張れ。」
とおっしゃいました。

本当にその通りです。

Iwajoviの過去の小説たち1

2013年09月17日 | Iwajovi短編妄想小説
最初にお断りしておくと、ボクシングもジムも全然関係ないっす。
もうすぐ休会するから許して下さい。

過去に書いた小説(あらすじ)を紹介します。
出版社に持ち込んだのは1作品だけです。
原稿はもう捨てました。


「スリープレスマン」(2002年)
架空都市・ムツーラを舞台にしたハードボイルド作品。
ムツーラの裏社会を支配するワタナベファミリーの四天王と言われる幹部たちが次々と殺害される。
警視庁捜査一課で捜査指揮を執るチバは、かつてこの街の十代の裏社会を支配していた。
トーキョーから久しぶりの帰郷であった。
親友のロックやヒダとの再会を果たした最中、第3の殺人が起きる。
そして、捜査線上に上がったワタナベファミリーNo.2の存在。
果たしてNo.2は誰なのか?
そして、その目的が明らかになった時、チバに十代の頃のギラギラした感情が蘇り、事件は思わぬ方向に。


「ありえない!」(2003年)
平凡なサラリーマンの凌が主人公の物語。
ある日、凌がいつも通り出社すると、オフィスには誰の姿もなかった。
そして、突如女が訪ねてきた。その女は、いつも通勤電車で見かける女だった。
女はナツと名乗った。
突然訪れた凌とナツの恋。
何事もなかったように再び流れる日常、ゼンマイ仕掛けの人々。
謎だらけの世界で、凌とナツの恋は成就するのだろうか?


「ぼくはボクサー」(2004年)
超短編作品。
かませ犬として、実績築き上げた孫市が初めて世界タイトルマッチに挑む。
その相手は、あのウィラポン。
孫市はウィラポン相手にどう戦うのか?

「ぼくらボクサー」(2004年)
超短編作品。
孫市とウィラポンの激闘から1年後、その1つ上の階級には2人の日本人王者が君臨した。
WBA王者の隆とWBC王者の吾郎による世界タイトル統一戦。



あと3作品ありますが、長くなったので次回にでも。