日曜日の湘南海岸
風が強いが暖かい
春ももうすぐ
走って疲れた膝を折って、腰をかがめて、地面に顔を付けるように小さな小さな花を見た。
あまりにも可愛くて鼻先をつけて香りを確かめてみた。
あとから気づいたけどまさかワンコがマーキングしてたりしてね。
神社の梅の花や、住宅街のフェンスに絡む黄色い花の香りをかいでみた。
仄かで上品な香りだ
あと一か月で4月
桜が咲くね。
走るのが楽しみです。
星々のあと
君はカーテンを少しだけ引いて
雪の都会を見降ろしているね
僕に背を向けてそっと指先で
優しい嘘をついた
気づかないふりは僕らのルール
でもどうして 心騒ぐよ
どこかで望んだ別れなのに
心ちぎれるよ
もう一度 指輪外して
もう一度 ブレス外して
頼りなく君は小さな星たちを
テーブルに置いた
もう一度 灯りを消して
もう一度 好きと抱きしめて
小さな宇宙で小さな星たちは
僕らを見てた
僕はカーテンを少しだけ引いて
赤いテールライト見送るよ
儚い絆 指で断つように
そっとサヨナラ言った
返さないことは僕らのルール
でもどうして 心乱れるよ
あと少しだけでいい 居たいのに
心ちぎれるよ
もう二度と抱けぬ温もり
もう二度と巡らないこの夜
頼りなく僕らは小さな星たちを
そっと仕舞い込んだ
もう一度 雪が降ったなら
もう一度 強く抱きしめたい
小さな宇宙で小さな星たちは
僕らを見てた