えー
湘南亭朴竜でございますぅ
拳闘寄席にお越し頂き誠に有難うございますぅ
いやいや、通勤中に急に催す便意ってのは地獄ですな
朴竜、天王寺の変でございます
それは何年か前の出張時のこと。
JR和歌山駅を出発、大阪の天王寺駅で地下鉄御堂筋線に乗り換える時のことでございます。
あ、写真は当時のものではなく、今日撮ったものですよ
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昨夜の接待のためか、朝からお腹がゆるゆるの私は、和歌山から大阪は京橋へと向かう快速急行の中で、ひたすらトイレを我慢していました。
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東海道線と違い、トイレがないのです。
顔面蒼白、脂汗ダラダラで意識を失いかけた頃、ようやく乗換駅の天王寺に到着し、
寸秒争う状況の私は何とか地下鉄御堂筋線改札内のトイレに駆け込むことができました。
そこは運良くふたつ並んだコンパートメントの扉も空いています。心なしか光に溢れてさえいます。
が、そこはなんと、汚い便器に汚い床の和式トイレだったのです。
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そうですね、例えると夢の中でおしっこに行こうと思ったら、床にきたないものが散乱している。
または、インディジョーンズの映画の如くにわ蛇がうじゃうじゃいるような
夢 見間違うような大阪の和式トイレ。
そうです。
ナニワの悪夢のトイレっす。
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エアロのレッスンで鍛えている私ですが、
実は膝や大腿筋、股関節の硬くて、もう絶望的な気持ちに陥るのは当然。
しかし、他に選択肢のない私は、汚い床にズボンの裾をつけたくなくそれを捲るも、オヤジファイトのために鍛えた脹脛ではそれさえできません。
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さてさて
無事排泄、暫しの恍惚感と安堵感を楽しみつつ、右側にあるトイレットペーパーに手を伸ばすと、使いかけのロールが何の弾みか、まるごと落下してきて、コロコロ転がり、あろうことか、和式トイレ前方の水溜りにスッポリ嵌ってしまったのです。
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始めは指先でそのロールを摘み取ろうとしましたが、ずんずんと水や汚物を吸い込んで、手に負えない状態となります。
はてはて、
お尻の直下には私の昨夜以前の残滓が堆積され、流れ行くべきところにはまるごとトイレットペーパーが水門と化した状態となりました。
このまま水を流すと、詰まったトイレは溢れ、尻丸出し状態で糞尿に塗れた私が路頭に迷っている状態が容易に予想されます。
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そして、私の選んだ道。
それは
運良く持っていた
赤坂見附のパチスロのティッシュで、おざなりにでも尻を拭き、
そして水を流さないまま、何事もなかった如く現場を立ち去ることでした。
だって、流していたら溢れていたんです。
誰が私を責めることができるのでしょう。
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お後がよろしいようで
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