本日、仕事で「六本木ミッドタウン」へ行きました。
オフィスからタクシーで向かう途中、運転手さんが、「ミッドタウン」って昔の『防衛庁』の跡地なんですよと話しかけてきました。
知ってますってば、今から37年前、『防衛庁』の横に「アジア会館」という主にアジアからの旅行者向けの簡易宿泊所があったってこと。
ちょっぴり切ない恋の物語を思い出しちゃいました。
それはですね。
朴竜若かりし頃、赤坂辺りでホストのようなバイトをしていたことがありました。
そこのオーナーは手広くビジネスをやっていて、そのひとつが多分「手配師」のようなものだったのでしょうか。
東南アジア方面から日本に出稼ぎにきている女性を取りまとめて、人手が足りない地方の飲食店に送り込むようなことだったのです。
赤坂のバイトを上がる時間にオーナーが声をかけてきました。
「あ~ 朴ちゃん。確か英語大丈夫だったよねー? あのさ、違うバイトしてみない? 昼間暇だったら、夜との掛け持ちで結構儲けられると思うよ。」
オーナーの言う昼間のバイト、それは
・羽田空港へ行き、日本全国またはアジア便で東京に来る予定の女の子を見つけ出しピックアップする。
・どの便で来るか分かってるけど、一日で何人もピックアップする。
・ピックアップした女の子は都度「アジア会館」の部屋へ送り届け、それが済んだらまた空港へとんぼ返り。それを何度か繰り返す。
・予定の女の子全員ピックアップ出来たら「アジア会館」の部屋で女の子と待機。
・派遣先の飲食店が決まったら車で送り届ける。それは主に千葉や埼玉方面。
と言うものでした。
続く