写真は2019年5月、父の葬儀のために帰省した日の翌日に撮ったもの。
棺に納める遺品を実家に探しに行った朝でした。
写真に写るクジラ半島とイタンキ浜、手前は遠い遠い昔ゴルフ場でしたが、私が小学生の頃は閉鎖してしまい、子供たちが元気に走り回る広大な広場となってしまいました。
ここは春が来ると一面タンポポに溢れる黄色の丘となります。
それはそれは見事な風景です。
そう言えば、タンポポの花、咲いているところは皆知っているのですが、
こうやって顔を隠して夜を過ごし
朝を待っていることを忘れていました。
そうだった、こうやって寝てるんだったね。
そうだった、そうだったんだ。
可愛いね。
帰るたびに思い出すことがあります。
知らない間に忘れてしまっていたことたくさんあります。
それが交差した朝でした。
父の葬儀を執り行った日の朝。
一生忘れられない哀しい朝でした。