お笑い芸人 カラテカの矢部太郎のエッセイ漫画
手塚治虫文化賞短編賞を受賞した作品
引越し先の一階に住む品の良い大家さんとのほのぼのエピソードがじわっと心に沁み入る
描かれている大家さんは矢部さんが大家さんのイメージから作り上げたフィクションだと矢部さんが語っていましたが、実に可愛いところがある方
エピソードも実際にあったことをベースにしていると思われ、心温まるものが多い
当初は一作限りと思っていた作品だが、入院から施設入所となった大家さんが雑誌での連載を楽しみにしている事から、続編連載を続ける
連載中に大家さんが亡くなった事はエンタメニュースにもなりました
続編の「大家さんと僕 これから」には老いていく大家さんとの向き合い方も描かれていて、一作目とは少し違う心の沁み入り方
私も老親と向き合う時間が増えてきている時期なので、考えさせられました