*****ご注意!一部ネタバレの可能性があります!*****
東野圭吾最新作はミステリー作品
いつの間にか作品に没頭してしまうストーリーテリングの上手さは健在
話の展開に読みながら躓くことがないので、心地よく読書ができる。
登場人物の多さも気にならない。
ある別荘地で起きた連続殺人事件
犯人は出頭してきたものの、事件の詳細を全く語らない。
業を煮やした遺族らは自ら検証しようと集まる。
加賀恭一郎は遺族の一人鷲尾春那に同行を依頼され現地に赴く。
検証会の司会を任された加賀は、理路整然と事実関係を整理し、疑問をつぶしていく。
犯人を割り出していく終盤のパートはスッキリします。
さらに、帰路の新幹線内で加賀が残る謎を提示するラストも良かった。
書下ろし作品
2023年9月21日第一刷発行
装幀 岡孝治
写真 KONO KIYOSHI/アフロ
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