side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

擬態の殻 麻見和史

2021年11月08日 | 書籍・雑誌

*****ご注意! 一部ネタバレの可能性があります! *****


TVドラマ化された如月塔子シリーズや文書捜査官(鳴海理沙)シリーズの作者 麻見和史の新シリーズかな

捜査一課の刑事一條は切れ者だが群れを嫌って単独捜査を好む
食べ物や規則正しい生活リズムに拘り、健康にやたらに気を使う

殺人被害者が刑事で、遺体の腹部に手錠がねじ込まれる猟奇事件が発生。
一條は新人刑事福地と組むことになり、単独捜査をしようと福地に情報収集という名目のデスクワークを命じるが、福地の行動で一條のプライベートが明らかになっていく。

最後に福地が単に新人刑事ではなかったことがわかり、プライベートでも一歩前進があり、次作をにおわせている。
が、作品の本筋である殺人事件解決の展開に驚きがなくミステリー小説としての楽しみが少ない。
締切の時間切れ?と思わせる終わり方に残念に思った。

書き下ろし作品
2021年2月28日 第一刷発行

先日、麻見さんのツイッターで、夏に奥様を闘病の末亡くされたことを知る。
奥様のご冥福をお祈りいたします


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