*****ご注意! 一部ネタバレの可能性があります! *****
TVドラマ化された如月塔子シリーズや文書捜査官(鳴海理沙)シリーズの作者 麻見和史の新シリーズかな
捜査一課の刑事一條は切れ者だが群れを嫌って単独捜査を好む
食べ物や規則正しい生活リズムに拘り、健康にやたらに気を使う
殺人被害者が刑事で、遺体の腹部に手錠がねじ込まれる猟奇事件が発生。
一條は新人刑事福地と組むことになり、単独捜査をしようと福地に情報収集という名目のデスクワークを命じるが、福地の行動で一條のプライベートが明らかになっていく。
最後に福地が単に新人刑事ではなかったことがわかり、プライベートでも一歩前進があり、次作をにおわせている。
が、作品の本筋である殺人事件解決の展開に驚きがなくミステリー小説としての楽しみが少ない。
締切の時間切れ?と思わせる終わり方に残念に思った。
書き下ろし作品
2021年2月28日 第一刷発行
先日、麻見さんのツイッターで、夏に奥様を闘病の末亡くされたことを知る。
奥様のご冥福をお祈りいたします