SHOTGUN TERRY OFFICIAL BLOG 『ガイコツマイクのバカ大将』

テリー&スラング、テリー&ベアーズのシンガー、ショットガン・テリー(テリー下沢)の珍記録がココにある!

謎の合コン酒勝負!テリー&スラングvs若き女子チーム!

2002-05-27 | Terry&SLANG
今夜はスタジオなのだが、急にクララさんが来れなくなってしまった(クラっちょ、落ちつくまで、気にせずずっと休んでてかまわんよ!)。
こーゆー時のスタジオワークというのはダラダラしがちなモノ。しかしそーはさせないぜ。
頭の中で、今日やるべき事をみっちりと組み立て、アレンジの案を明確にしてスタジオに行く。
クラっちょ欠席を伝えると、思ってた通りちょっと気ぬけした顔をするアラキ&ナックン。
「気合を入れろ!」鬼コーチ、下方仁(シモカタジン)の怒声が飛ぶ!
正直言って、ウチのリズム隊はお互いが何をやっているのか全然理解していないというダメっぷりを発揮しているため、ここぞとばかりに怒り出すオレ!
今、作っている曲の中に「恋のトラベリンバンド」という作品があるのだが、これが何ヶ月やってもまとまらない。
理由はわかっている。リズム隊なのだ!
「ベースはココでこーする!ナックンはそれにこーやって合わすんだよ!」
「そこはドッコタンドッコタン・ン・パパパパパなんだよ!」
「ハイ、今のところをもう1回!覚えるまで何度もやるぞ!」
「クララさんが戻ってきた時、『スゴイ!』って驚くくらいにしてみせやがれ!」
いつものスタジオと違い熱血なムードが流れる中、アラキ&ナックンも集中力がとぎれる事なく頑張った!
2時間のスタジオで、3分くらいの曲の、しかもギターソロ前までという短い部分を何度も何度も繰り返す。
「おらおら終りだゾ出てけよ!」の合図のチカチカがつく頃にはだいぶまとまってきましたぜ!

アラキもナックンも心地よい疲れの中、3人で「アラキ誕生会」を開催する。
オレとナックンの二人でアラキにおごる事になったため、セコさ爆発で「一休」へ(激安の飲み屋です)。
生ビールでカンパイし、「初ライヴはどこでやろうか?」「衣装は?」などなど、前向きなバンド話にハナを咲かせていた…。

がっ!

そこは高円寺劇場!本日もヘンな事がまきおこる…。
オレ達と背中合わせの座敷に座っていた女の子3人グループのうちの一人が「吐く吐く」とさわぎ出し、トイレへ。
まぁ気にする事もない飲み屋の日常だが、「まだ吐くんかい!」と言いたくなるほど、何度も何度もトイレへ。
その度に付き添ってトイレに行く、ハルク似の女のコ(ココでは仮に「ハルコ」と呼びます)。
一人席に残る、白い服のコ(ココでは仮に「シロコ」と呼びます)。
あまりに大変そうだったのでオレはナックンに、「おい、この水、むこうのジョッキに入れてやれよ」と命じる(すでにキープボトルに手をつけていたため、氷と水がありました)。
すると、「オレ、そんな事できないっすよ〜。声なんかかけられないっすよ〜」とナックン!
おいおい、別にナンパしようってんじゃないんだよ。水くらい入れてやれよ!
ヘンにチキンぶりを発揮したナックンに変わり、アラキが「なにぃ?大丈夫〜?」と水を入れる。
すると!シロコが積極的に話しかけてきた!
回答するアラキ、そしてオレにも話がふられ、友好ムードに。
ハルコ、ゲロコ(仮名)が席に戻ってきたため、会話はとぎれ、しばらくそのままそれぞれの席で盛りあがっていると、女のコ達の席に「2時間制になっていますので、お会計を…」と店員が来る。
会計後、何やら打ち合わせをしているシロコ&ハルコ。意を決したかのように、オレに話しかけてきた!
「お兄さん!一杯おごってもらえませんか?」
ふふ、来やがった!
「オレの隣に座って飲みなおす、ってんならかまわんぜ」とオレ。
さぁ!合コンの始まりである!(といっても向こうはゲロコダウンのまま)

思わぬ展開で若い女のコと飲む事になったテリー&スラングチームは舞いあがる!
「ワタシ達、すごくお酒強いんだよ、飲みくらべなら負けないよ!」イキがる女子達。
がっはっは!なんて無謀な!可愛いなぁ…。
まぁそんなの本気にしても勝負にならんのは目に見えてるのでニコニコしてたら、余裕っぷりが気にさわったようで、一気飲みをしかけてきやがる。
「お酒ってのはね、そんな風に飲むもんじゃないんだよ」とさとすものの、むこうも引かないので付き合う。
はい、一気終ってシロコはフラフラ。
「一番強いのはハルコなんだよ!」と、メインエベンターハルコ登場!
一番強いから、カクテルやサワーじゃなく、ウイスキーの水割りを飲んでる、というのが彼女達の理論だったのだが、水で割った時点でオレには水のようなモノ。
この勝負、数杯の一気を繰り返し、ハルコは余裕の顔をして付いてきてるように見せていたものの、トイレに立ちあがった瞬間よろけてしまう。
くっくっく。キミ達、大人をバカにしたらイカンのだよ!
さて、そんな飲みくらべやバカ話をし、ハルコと盛り上がるオレを見て、ちょっとジェラっちゃうシロコ、みたいなモテモテな展開もありつつ楽しく過ごし、店を出ると、一人たりない!
ゲロコがいないのだ!
意識モーローとしたまま、夜の高円寺の街へ消えてしまった!
まずいなぁ…この辺は結構、酔っぱらったガラの悪い連中も多いんだよなぁ…。
「おい、捜しに行くぞ!」
ハルコとシロコに言っても、二人はフラフラしたままケラケラ笑うだけ…完全にアウトだ!
アラキとナックンも、「一気大会」を乗りきったと思いきや、フラフラになってるじゃねーか!
結局、オレ一人走り出しゲロコを捜す!

約40分…走りまわり、酔った若者の集団をのぞきこんではニラみ返されたりしてるうち、オレは何やってるんだ…と自問自答。
オレのどこにゲロコを捜す義務があるっつーんだ…アホらしい…やめるか?
いや、乗りかかった船だ!とにかくみつけよう!
もう走ってちゃラチがあかん!
ショットガン前までチャリを取りに戻って、チャリで動いた方が早いな…と考えつつ、ショットガンに向かって走っていると!

!!!!!!!!
ショットガン近くの住宅街のウラの方で、アラキがシロコにチュッチュしようとせまってるじゃねーか!

なんなんだよ、バカらしい!
まぁチューくらいはさせてやるかと、とりあえず声もかけずに通過し、チャリに乗り、ナックンとわかれた「魚民」の前あたりへ。
すると!ナックンがいない!
それだけならまだしも、二人に預けたオレのジムバッグがポツンと道路に置き去りにされてるじゃねーか!
誰かが中のモノを盗もうとしたのか、開けられている…。
そして、なぜかプロテインシェイカーだけ、道の上に出されている…。
金銭が入っていないから、いやがらせされたのか…。

それよりナックンはどこ行きやがった!
アラキが戻ってきた。
「テメェ、何やってたんだよ!」
「なにぃ??オレだって捜してたんだって!テリィイのカバン、ナックンに見ててって預けて、捜しに行ったんだって!」
一体どーなってんだよ!
ナックンは…結局…二度と現れる事なく…。オレのバッグを路上に捨てて帰ってしまったようだ…。
シロコとハルコは…相変わらずケラケラフラフラとしている!
オレは何をやってるんだ…と思った瞬間!

「あのコだって、子供じゃないんだし、ちゃんと帰ってるよ〜。ワタシ達も帰ろっと。バイバ〜イ!」

……………………。
FUCK!礼も言わねーまま、シロコとハルコが帰りやがった!ムカツク!
こーなりゃ飲み直しだ!
アラキと「魚民」へ行ったはいいが、オレのサイフには全然金がない!
ナックンの野郎!二人でアラキにおごる約束だったのに、ワリカンも払わねーで逃げやがった!
くっそ〜〜〜頭に来る!こーなりゃ飲むぜ!!

翌朝に続く…。