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目に涼しく シダ

2010-08-19 | ガーデニング
今年の夏はあまりに暑くて夏バテ気味になり、庭いじりもせずにインドアな日々を送っていました。
それでもお盆を過ぎれば朝晩は寒さを感じるほど涼しくなり、青森の夏も終わりなんだなと感じます。
夏の間、目に涼しさをくれたのが、あちこちから集めてきたシダでした。

日本の伝統園芸に「シノブ玉」があります。
風鈴を吊り下げて夏に涼を感じさせる風物ですが、シノブは樹木に着生するシダです。
林の下の涼しい風や流れる水を想像するからなのか、シダの細かく切れ込んだ葉の造形そのものが持つ効果なのかは分かりませんが、確かに眺めているだけで涼しさを感じるのが不思議です。そんな感覚を上手に使っている昔の日本人の感受性も素晴らしい。

観葉植物として、アジアンタムやセイヨウタマシダ、オオタニワタリなどはよく販売されていて魅力ある植物です。
日本庭園ではよく使われているシダですが、一般家庭の庭で見かけることは少なく、もっと見直されてもいいのではないかとも感じます。シダは種類も多くて、各種のシダを組み合わせるだけで日陰の花壇を美しく演出できますし、春の芽出しの明るい緑色、夏の涼しげな葉など、楽しみ方も多い。
山菜として食べられるコゴミやゼンマイも美しい葉を見せてくれます。