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傷つく子供たち

2009-07-29 | 子供のこと
「トラウマ」という言葉がよく使われています。
元は傷という意味ですが、精神医学上で心に受けた傷が後まで影響を持つ場合に使われます。
PTSDというのも新聞などでよく目にするようになりました。

少し前アメリカで、親から受けた虐待に対しての裁判が増えた事がありました。
精神科での催眠療法の途中に小さい頃の記憶がよみがえり、その記憶を元に訴え出たものでしたが、その後記憶の書き換えについての理解が広がりこのような裁判も減っていきました。
記憶は後から変更可能な曖昧な物だったのです。
それでも子供時代に受けた心の傷を引きずっていく人は多くいます。

私自身も親に対する愚痴はあります。
でも子供を育てるようになって、親の気持ちも少しは分かるようになりました。
子供というのは大人にとっては不条理な生き物で、大人の度量を試すような行動をします。
それでも怒ることなく子供と接していくのは難しいことなのでしょう。

「怒る」と「叱る」
この二つを区別して使い分けるようになることが大人としての関門のように感じます。
子供の不条理を楽しみ笑えるようになれれば、それは達人なのだと感じます。

子供としての感じ方と大人としての感じ方。
人間は繰り返す時間の中に生きている生き物なのですね。



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