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青森の刺子と編み物のデザイン

2012-01-26 | 手仕事
単純な手作業をしている時には、不思議とよく考え事がまとまります。
夏なら草取りで、冬なら編み物なのですが、つい凝ったデザインにしてしまうと集中しすぎてその他の思考が出来なくなってしまいます。
それはそれで、思い悩んでいる時には気持ちを落ち着かせる効果があって良いものです。

編み物のデザインは目数の計算と組み立てがほとんどで、女性的な趣味の割に算数の要素が強く、エクセルを使ってなんとか図面を作れないかと四苦八苦していました。
北欧のニットのデザインは、津軽コギン刺しや南部菱刺しのデザインと似ています。
基本的にマス目に白黒をつけて作り出す模様なので、制約上似たものが出来上がるのでしょうが、雪に閉じ込められる冬の期間があるという風土が同じだからと考えるのも想像としては面白い。
雪に包まれた風景の季節に似たようなデザインを思いつくという、人の美的感覚と風土の関係性は、もしかしたらあるのかもしれないと感じる思い付きでした。
そんな青森のデザインを使ったニット・パターンを作るのも楽しそうだと考えています。
旧小牧温泉内の小川原湖民俗博物館に収蔵されている刺子作品が、三沢市先人記念館で公開されそうだとのニュースがあり、ぜひ見に行こうと思っています。


青森屋が三沢市に「さしこ」寄贈
(本文)三沢市の星野リゾート青森屋(旧古牧温泉)を運営する三沢奥入瀬観光は25日、国の重要有形民俗文化財「南部のさしこ仕事着」64点を市に寄贈した。青森屋内にあった64点はもともと「小川原湖民俗博物館」が所蔵していた。2007年4月に同館が閉鎖されたことにより、管理が困難になっていたという。市は当面、市先人記念館で保管し、展示に向けた準備を進める。




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