散歩しながら思い出した

昼食後に実家の横を流れる川沿いを散歩するのが日課になった
ここ何回かはワン達も連れて歩く
犬嫌いの母も少しは慣れた様子で
私達の前後にいる
ま、もともと母の散歩コースなんだけどね

先週そんな感じで歩いていたら
突然私が高校生だった頃を思い出した
ソフトボールのせいか、それとも自転車通学の為か
腰痛が出た事がある
病院へ行くのに母が付いてきてくれた
学校を休むのだが
先生も授業も嫌いだった家庭科がある日を選んだのを覚えている

病院は富士川を挟んだ反対側にあり
二人で長い橋を自転車で行く
思い出したのは橋を渡っているとき
先を自転車で走る母の背中だ
学校を休む事への罪悪感と
会社を休んでいる罪悪感がリンクしたのかな？

あの頃のように今の母も何も言わない
何も言わないで少し前を何気なく歩く
この景色をとても愛おしく思う