腫瘍内科医一家のニューヨーク滞在記

ニューヨーク研究留学中での出来事を感想を交えてメモ代わりにつづります。

日米医療費 初診料

2010年02月08日 14時16分29秒 | 日記
 先日、家族をマンハッタンのミッドタウンにある、とあるクリニックに連れて行った。
 
 職場で入っている保険のネットワーク外の医師であったため、一旦医療費を全額負担してから後で保険金が戻ってくる仕組みである。
 10分程度の診察でなんと350ドルの請求であった。通常の診察と尿検査程度で、明細の内訳は初診料250ドル、診察料50ドル、検査代50ドルとある。
 
 初診料250ドルとは、どないなってんねん、この国は!
 ちなみに他のクリニックの明細も見たが、200ドル前後とある。

 ちなみに、病名はごく一般的なもので、自分のような普通の内科医でも問診だけですぐに診断がつくようなものである。事実、その通りの診断であったが、日本から予め持参してきた薬に含まれていないものだから仕方なく受診する羽目になった。

 先日、皮膚科で開業している友人にこの話をすると、日本の初診料は正確な数字は忘れたが2千数百円(たしか2700円?)と教えてくれたと記憶している。
 どうやら検査を始め、手術等の費用等どうやらアメリカの医療費は日本のそれと比べて段違いに高いらしい。
 
 妻の感想は、日本の医者の方が絶対に丁寧でしっかり見てくれるとのこと。もちろん、洋の東西を問わず、医者のレベル、態度もピン切りだろうが。病院に行くたび、妻は早く日本に帰りたいとこぼす・・・。トホホ。

 アメリカの医療費が高すぎるのか日本の医療費が安すぎるのか?