興味津々心理学

アメリカ発の臨床心理学博士、黒川隆徳によるあなたの日常の心理学。三度の飯よりサイコセラピーが好き。

レイプ トラウマ 症候群 (rape trauma syndrome)

2013-01-01 | プチ臨床心理学

********************************************

ご注意】この記事は、表題の概念を説明するという性質もあり、「レイプ」という語彙が頻繁に出てきます。また、性被害の心理について詳しい説明が含まれます。不必要な描写などは避けておりますが、この記事を読んでいて、当事者の方は、トラウマが活性化される可能性はあります。トラウマの鎮静化や、性暴力が個人にもたらす問題について皆さんの理解を促進することがこの記事の目的ではありますが、心配な方は、信頼できる誰かと一緒に読んだり、カウンセリングや精神科受診の前に読んだりと、ある程度の安全性を確保した状態でお読みになることをお勧めします。(2023年1月加筆、編集)

********************************************

 PTSD(心的外傷後ストレス障害、 Post Traumatic Stress Disorder)という言葉を聞いたことのある方は多いと思いますが、 レイプ外傷症候群(Rape Trauma Syndrome、RTS)という言葉に馴染みのある方はまだ少ないのではないかと思います。

 RTSという概念は、PTSDという概念の限界点、疑問点から研究されてきたもので、一般に、フェミニスト達によって支持されているストレス障害です(脚注1) 。

 それでは何故PTSDでは十分でなかったかというと、レイプなどの性犯罪の被害者達の経験する心的なプロセスは、自然災害や交通事故などの生存者の体験するトラウマのプロセスとはいろいろな点において本質的に異なるからです。

 例えば、車の事故の生存者と違い、レイプの被害者は自分自身の身体そのものが惨事の中心になっています。車などの、物質ではなくて、自分自身の身体です。

 性暴力は「魂の殺人」と呼ばれるように、自身の肉体という一番個人的でセンシティブで大切なものに対する著しい暴力と破壊であり、個人の尊厳を踏みにじるものです。

 性的なものというのは、私たち人間にとってある意味一番個人的でセンシティブで大切で弱い部分です。そこにつけ込む人間というのは本当に卑劣であり、残酷なものです。

 人間、自分の身体というものは、「自分とは誰か」 、「自分とは何か」という、セルフ・コンセプト(自己概念)、つまりアイデンティティにおいて非常に大切な役割を占めています。

 以前、癌の生存者についての記事でも触れましたが、そのような、アイデンティティの一部である身体に極めて有害な影響があった時、 人はアイデンティティの危機を体験します(脚注2)。

 昨日の自分と今日の自分、一年前の自分と今の自分、今の自分と明日の自分、今の自分と一年後の自分と、私たちは通常、「自分」という感覚において、ほとんど空気のように自然に、連続性(Continuity)を持っています。しかし、レイプという突然で全く想定外の大きな暴力によって、その大切な体が侵入され、この連続性に深刻な断絶が起きるのです。

 ちなみに、本記事でいうレイプとは、「同意のない性交」に限ったことではありません。これはフェミニスト心理学では一定のコンセンサスがありますが、性交に限らず、望まないキスを含め、ありとあらゆる性暴力がレイプです。これは私個人の意見ですが、そこには痴漢や盗撮も含まれると思います。たとえば学校で同性の同級生の子から「悪ふざけ」でトイレを盗撮された子が、以来一時的に周りの生徒全てが敵に思えてしまったりして学校に行けなくなったという事例は、紛れもない性暴力ですし、こうした子たちが経験するトラウマの性質はRTSそのものであったりするからです。

 RTSにおいて、その犯行の「客観的な深刻度」はあまり関係ありませんし、これは他の事例と比較してはいけない問題です。

 というもの、RTSは、本質的に、主観的で個人的な問題であり、ひとつとして全く同じ事例など存在しないからです

 ですから、「もっとひどいことにもなり得た」とか、「もっとひどい経験をした人だっている」という考えは的外れであるだけでなく、その人の回復において有害である場合が多いです。大切な誰かに対する声掛けにしても、自分自身に対する声掛けにしても、そのお気持ちは良くわかるのですが、こうした声掛けには注意が必要です。精神的苦痛の強度や深刻度は、究極なところ、他者が100%理解するのは不可能であり、究極のところ、本人にしか分からないものです。

 性犯罪の被害者が、鬱や、強い不安、解離性障害、性障害、摂食障害や、自殺念慮(本当に悲しいことに、実際に死んでしまう人も少なからずいます)といった深刻な精神状態に陥りやすいことの一つには、こうした急性のアイデンティティ・クライシス、自己同一性の危機が関係しています。

 RTSは大きく分けて、

1)Acute Crisis Phase
2)Outward Adjustment
3)Integration
4)"Trigger reaction of crisis"

という、最初の3段階+4つ目の段階に分けられます。順を追って説明していきますね。

 ちなみに、これらのステージには個人差があります。また、その性暴力の状況や種類などによっても異なります。

 それから、新しいステージから以前のステージに戻ったり、 一つのステージを飛ばし次のステージへ入ったりと、実際にはこれらは相互に関係し繋がっています。

 つまり、便宜上4段階に分けられておりますが、実際のところ、はっきりと分かれた4つのステージではありませんし、そこには連続性があります。

 いずれにしても、多くの場合、被害者のひとたちは、このステージを順番に経験していきます。

 まず、被害にあった人々の多くがその惨事の直後に体験するステージ(フェイズ、局面)が 1の「急性クライシス」(Acute Crisis)と呼ばれるものです。 この時期の症状は主に、被害者の心身の機能に基づくものです。

 被害者は、事件の直後から、急性で強烈な様々な心的苦痛を体験します。一日中泣き続けたり、パニックや解離を経験したり、気が狂いそうになったり、不眠の日が続いたり、小さな音に過敏になったり、 どうしようもない無力感や虚無感に襲われたり人生に希望が持てなくなったり、仕事や日常に集中できなくなったり、全ての異性に対して懐疑的、防衛的になったり、感情が麻痺したりと、実に様々な精神的困難を経験します。強い希死念慮などによる自殺の危険性もあります。

(もしこの記事をお読みになっているあなたが今まさにこの希死念慮に苛まれていたら、どうか意識してください。本当に耐えがたい精神的苦痛ですが、この強度の苦痛は一過性のものであり、決してずっと続くものではありません。もし一人でいると何かしてしまいそうでしたら、ご家族や信頼できる人に助けを求めたり、ホットライン(いろいろあります。例えば性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター | 内閣府男女共同参画局)に電話してください。)

 その結果、今までの世の中に対する世界観が大きく揺らいだり、アイデンティティの危機に陥ったり、自分という存在そのものが危険に さらされる人も決して少なくありません。

 考えても見てください。昨日までは安全だった場所がもはや安全ではなくなったり、昨日まで信頼していた人にそのように裏切られてまったく信頼できなくなったり、昨日まで何事もなかった平穏な時間が危険な時間と感じられるようになったりと、本当にいろいろなことがそれまでと全く異なったものになってしまうのです。

 しかし、これが何日かすると(人によってはこの段階を数週間、また数ヶ月経験したりします)、彼らは第2ステージの「表面的な調整」(Outward Adjustment)という局面に入ります。1の「急性クライシス」からは少し落ち着いて、表面上は、日常生活に戻れるようになってきた段階です。

 この時、家族や友人など、周りの人々は、すごく安心したりするのだけれど、 ここで大事なのは、これはあくまで「表面上」調整されているだけであって、その本人の内的世界はその前の局面とあまり変わっていないということです。人によっては自殺の危険も水面化で続いていたりするので注意が必要です。

 「一見落ち着いて見える」「一見よくなったようだ」 というのが周りの人間の受ける印象です。日常生活になんとか戻れるまでに一応精神は落ち着きを取り戻しているわけで、「急性クライシス」よりは進展しているわけですが、周りのひとは、彼らがそれでも内面は本当に大変なのだと理解することがとても大切です。

 また、人によっては、「急性クライシス」をきちんと体験できなくて、感情が麻痺してしまって、この局面を飛び越えて直接「表面的な適応・調整」の段階に入る人がいます。その性暴力を、「それほどのことではない」と、知性化、合理化、解離、否認などの無意識の防衛機制の働きで、そのときにきちんと痛みを経験できなかったことによるもので、こうした人々は、ある日突然、「急性クライシス」に戻ったりもします。性暴力は、本当に破壊的な暴力です。その暴力に対して、相当な反応がない、というのはまた深刻なことで、注意が必要なのです。

 さて、「表面的な調整」を経て、被害者の人々はやがて、第3ステージの「統合」(Integration )という局面に入ります。

 この局面がRTSの最終ステージで、ここでは様々な生産的なことが行われます。異性に対して懐疑的になっていた人々が再び異性を信じられるようになったり、疑惑に満ちていた世界が、危険は存在するけれど、信じられる人もたくさんいる、というふうに調整して認識されるようになったり、物事に対する新しい対応の仕方を学んだりします。弁護士を雇って民事・刑事訴訟の手続きを始める方もいます。

 この局面で、人々は、アイデンティティの統合を経験します。性暴力という惨事が、自分の人生のなかで起きたできごととして、その人生に統合され、事件以降断絶があった自己概念に、再び連続性ができていきます。

 レイプという、酷いことが人生に起きて、当事者はIdentityの危機に直面します。もちろん、このような暴力は決して起こってはならないことなのだけれど、人間は、あらゆる種類の特別な経験が、自分のIdentityの一部になるもので、「Rapeを経験した」ということもその人にとって、「自分が誰であるか」という、自己概念の一部になるわけです。この事実を否認してしまったり、上記の段階を経験できなかったりすると、きちんと先に進むことができないわけです。つまり、この時期、サバイバーは「Rapeの経験」を受け入れ、自分の中のIdentityの 一部として統合します。Identityが更新されるわけです。

 その結果、は今までになかったような人生の新しい意義や展望を見出したり、自分と同じ体験をして苦しんでいる人たちを助けようと、性犯罪の被害者を支援するボランティアや活動に参加したりします。また、今までは理解できなかったような種類の他者の痛みを深く理解できるようになったりします。

 これまでは、「Rapeの被害者」という、圧倒的な体験によって、Identityが脅かされていたのだけれど、こうした段階を経て、「Rapeという体験」は、自分という存在の、自分の人生の、一部分に過ぎないのだ、自分は生き残ったし、これからも人生は続いていくと、受け入れられるようになったとき、統合は起こります。これは、癒しの局面です。

 少し前に、「最初の3段階+4つ目の段階に分けられる」といいましたが、その4番目、「トラウマを喚起させる物事」(Trigger reaction of crisis)というものは、サバイバーのその後の人生の中のいろいろなところで起きるのだけれど、それによって、しばらくの間、以前の局面(第1、2段階)に戻されたりしながら、やがて、そうした物事にもあまり影響されないくらいに統合(3)は進んでいきます。

 レイプ外傷症候群で中核をなす定義は、

"a Normal response to an abnormal amount of stress,"

つまり、

「異常な量のストレスに対する、正常な反応」

です。

 RTSは、脅威的で「異常な量のストレス」(abnormal amount of stress)をした人なら誰でも体験する、「普通の反応」(Normal response)なわけです。そしてRTSは治るものです。

 性犯罪の被害者に対する理解はまだまだ少ない世の中だけれど、少しでも多くの人が、被害者の人たちの苦しみに共感的に、理解を持って接することができたら彼らの体験する心の2次災害、3次災害も減ることでしょう。

 この記事を読んで、今現在自分にRTSが該当すると感じた方、どうか、ひとりで悩まないでください。RTSは、適切な心理療法などにより、必ず克服できるものです。時間は掛かりますし、トラウマと向き合うことに、苦痛は伴います。マジックはありません。しかしそれは、あなたがトラウマから解放されるための、意味のある苦痛です。そして、あなたはひとりではありません。サイコセラピーを通して、安全な環境と、信頼できる治療関係のなかで、セラピストと一緒に向き合っていくものです。

 トラウマは、考えまいと、回避する限り消えることはありませんが、きちんと向き合って、能動的にプロセスすることで、その悪い効力を失います。私もこれまでに性暴力のトラウマに苦しむ人たちがトラウマを克服して元気になっていくのを何度も見てきました。あなたが信頼できる心理カウンセラー(サイコセラピスト)や精神科医を見つけて、一刻も早く回復へ向かうことを祈っています。

 


(脚注1)これはフェミニストの心理学者たちによって提唱された概念だけれど、男性の性暴力の被害者の方にも当てはまる理論です。しかし、性暴力の被害者の人たちの経験に対する社会の理解は、被害者の性別が男性となると、本当に乏しいです。まず、男性に被害者がいる、ということ自体考えてもみないような人はたくさんいます。また、男性ということで、「男なんだから」と、ぞんざいに扱われたり、取り合ってもらえなかったり、偏見を受けたりして、苦しんでいるのに、そうした差別や偏見や理解のなさから、声に出せないで苦しんでいる人たちは本当にたくさんいます。そして、多くの男性の性暴力の被害者は、自分より力のある男性によるもので、だれにも言えなかったり、知られない体験であるため、そのトラウマが全く未解決でずっと生き続けているひとは多いです。ステージ2のまま、ずっと生きている状態です。ときにそれは何十年と続きます。恋愛ができなかったり、大切なひとと、性的に親密になれなかったり、その人たちの人生を深刻に狂わせてしまう大きな問題です。こうした中で、被害者の人たちが、自分の声を見つけていくことは、本当に大切です。

(脚注2)これはたとえば、種類は違うものの、女性の乳がんの生存者で、乳房を切断しなければならなかった人にも経験される、自己概念の連続性の断絶です。女性にとって、本当に大切な乳房が、手術によって切断されるとき、そこには(手術という必然性はあるものの)他者による、体に対する大きな侵入があるわけです。乳房を持っていたときの自己イメージと、失った後での自己イメージの間に一時的な断絶が起きるのですが、これを、彼女たちは、ある人は美容整形を用いたり、ある人は、そのまま受け入れたりして、少しずつ、その乳がんになって治った、という一連のできごとを、統合させ、自己イメージの断絶を修復し、アイデンティティの復興をします。

(2006年10月29日にオリジナル執筆。2023年1月編集)

(Facebook, Twitterなどのシェアはご自由にどうぞ)


 



最新の画像もっと見る

87 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (黒川)
2016-12-03 19:13:34
かなさん

それはなんとも痛ましい経験ですね。性暴力の被害者がどのような回復をするかは、その人のリソースや置かれている環境、リソースなど様々な要因が関与しているので、決して一般的なことはいえません。数か月で表面上普通の生活が送れるということも、一般化はできないことです。そうでない人もたくさんいます。とくにかなさんの場合、トラウマを受けたまさにその同一人物から同じ危害を受けたため、トラウマも複雑です。かなさんの抱えている恐怖や、引きこもってしまう生活も、かなさんが経験したことを考慮すると、何の不思議もありません。

かなさんは今、どうしても専門的で総合的なサポートが必要です。実は、先日読んでいた"The BIG ISSUE"(ザ・ビッグイシュー日本版)の299号(2016年11月15日発売のものです)の特集が、「ガールズサポートの今」というもので、ここにはかなさんと同じような経験をしている若い女性の総合的なサポートについて書かれています。具体的な情報があるので、お読みになることをお勧めしますが、特にかなさんの状況に合っているサポートとして、「よりそいホットライン」というものがあります。24時間対応の無料通話の番号は、0120-279-338です。繋がりにくいかもしれませんが、繋がるまで根気よく掛けてみてください。いずれにしても、かなさんの回復をこころより願っています。
返信する
はじめまして。長文失礼します… (かな)
2016-12-03 12:37:52
はじめまして。
私は現在高校3年生の女です。

中学1年の時に、友達の兄から被害を受けました。その時は性的な知識が充分になかったのもあって、殺されるとだけ思っていて、男性に対して、性的な意味での恐怖よりは、よく分からないけど命に関わる恐怖を感じていました。中学2年まではなんとか学校にも行っていましたが、途中から挫折し、家に引きこもるようになりました。

高校には入りましたが、通えない日が多く、思うように学校生活を送れずにいました。去年、偶然なのかは分かりませんが、友達の兄に遭遇してしまい、よく分からない怒られ方をして、着いて行かなければ何かされるのかもしれないという方向に考えが走り、家まで付いていってしまいました。家に着いた瞬間、嫌な予感が一気に押し寄せてきましたがもう遅くて、友達が目の前にいる状態で前回と同じ様な事をされてしまいました。友達は男ですが、助けてくれず、ずっと後ろを向いていて無視されていました。終わった後何故かお兄さんが号泣し始めて、抱きついてきてごめんと言ってきたのですが、最後には早く出ていけと追い出されました。

去年の嫌なことがあってからちょうど最近1年になったのですが、相変わらず学校に通えず、半引きこもり状態です。どこのサイトを見ても、数ヶ月で表面上だけでも普通の生活を送るようになると書いてありますが、私はそれができずにいます。どうすれば表面上だけでも普通の生活を送れるようになりますか。社会的に自立できなさそうで怖いです。

それから、犯人である相手を責められずにいる自分が怖いです。相手の家庭は、父親が母や友達やお兄さんに暴力を振るったり、暴言を吐いているような家庭だったので、友達もお兄さんも優しい人だけど常にイライラしていたのは覚えています。もう離婚して、父親からは離れたようなのですが、去年の嫌な事があった時、お腹のあたりが痣だらけなのを見てから、私に対しての行動が八つ当たりのように思えてきました。私も八つ当たりが酷い方で、正直、妹と喧嘩した時など、泣かせたらスッキリしてしまった過去があります。嫌な話ですが、気持ちが分かってしまって、嫌いだし憎いのに責められずにいます。嫌いだけど嫌いになりきれません。どうしても良かった部分とか思い出みたいなものが頭に残っていて、もしかしたらまだ信じようとしているのかもしれません。警察に訴えたいとか、逮捕してほしいとも思えないのが悔しいです。私は少し考え方がおかしいのでしょうか。

長文失礼しました。思っている事を一気に書いたので、よく分からない文章になっているかもしれません。すみません。
返信する
Unknown (はにや)
2016-10-26 18:25:22
お久しぶりです。今年に入って、精神分析を受けるようになりました。体調不良と金銭的問題のため、4月に中止せざるを得なくなり、同時に、どんどん症状が悪化しています。自分の記憶にないことが多く、またコントロール不可能であるため、相変わらず、絶望感と混乱と悲しみの中にいます。

それでも自分が15年間も無意識あるいは故意的に避けてきた「傷」に直面できるようになってきました。女性としての尊厳、幸せ、成功、プライド、すべてを奪れ、破壊されたこと。その事実に対し、彼らは何とも思っていなかったどころか、私を平気で無視し続け、自分たちの幸せ成功をひけらかし、自分の彼女達を「彼女として扱う価値がある」と自慢したこと。実際のレイプ以上に衝撃的なセカンドレイプ。

どれ一つ、忘れられるものではありません。

こちらのブログを久しぶりに拝見し、同じ苦しみを抱えて生きている方が多いことを知り、ある意味で励まされました。また自分の現状把握のためにも役に立ちます。

この夏の芸能人のレイプ報道、我が事のように感じられました。そして弁護士のレイプを公然と承認する態度。我々被害者女性は、抵抗できるならしています。それができない、できなかった状況、まったく理解していないのですね。「女性が抵抗しなかったら襲っていい、和姦であると思うのはレイプ神話」は、外国の警察サイトでは厳しく警告されています。日本では、まだまだセカンドレイプの恐ろしさと影響が浸透していないのですね。残念に思うと同時に、恐ろしいです。

早く我々被害者の傷がいえ、レイプがこの世から消滅しますように。現状報告を兼ねて、投稿してしまいました。
返信する
Unknown (黒川隆徳)
2016-09-11 21:12:58
コメントありがとうございます。
返信遅れてすみません。
それは本当にひどいトラウマになっていますね。。一刻も早くに、心理カウンセリングをお受けになることをお勧めします。カウンセリングから始めるのがよいと思います。ただ、何らかの理由でカウンセリングに行くのが現時点で難しいのでしたら、自助本を利用するのも良いかと思います。お勧めなのは、『こころを癒すノート』というもので、創元社からでてきます。これは、認知処理療法(Cognitive Processing Therapy)と呼ばれる、認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy)をPTSDに応用したもので、性被害の生存者にも効果のエビデンスがあるものを、自分のペースで一人でできるように書かれたものです。正直、決して完全な本ではありませんし、この本でカバーできないことも恐らくあると思います。ただ、少なくとも、トラウマを癒すとっかかりにはなると思います。この本に取り組んでみて、やはり一人では難しいと感じたら、セラピストを見つけてサイコセラピーをはじめましょう。
返信する
まだ読まれてるのでしょうか? (匿名)
2016-07-23 20:52:57
高校に入学してまもなく、ある業界の関係者から性的虐待を受け、以来男性と握手もできなくなりました
すべての男性に当てはまるわけではないのですが、記憶が抜け落ちることもままあり、接触を避けようとする自分がいます
トラウマを克服して普通に暮らしたいけど、何から始めたら良いんですか?
返信する
Unknown (黒川隆徳)
2016-04-18 11:03:25
あささん、

コメントありがとうございます。

>ちょっとここで私の経験を話すのは抵抗があるのですが、性被害や暴力など一部の自業自得なことを含め人に言えない過去と現在があります。

ここでお話する必要はありません。ただ、「一部の自業自得」という言葉が気になりました。なぜなら、あらゆる性暴力や暴力において、被害者には責任はないからです。というのも、性暴力、暴力は、それ自体が絶対に間違ったことだからです。世の中「絶対」なものは少ないですが、これらについては絶対だと思います。

>自分で解決できないことはいつか時間が解決すると思い10年経ちましたが、思考の歪みが目立ち始め、未来が見えないという状態です。

人生のうえで起きることには、時間が解決してくれることと、そうでないものがあります。性暴力は、後者に該当します。時間が自然に解決してくれる種類のものではありません。専門家のサポートが必要です。

>辛いといえば辛いですが、カウンセリングを受ける目的がわからないのです。何度か行ったことがありますが、この人に話したところで一体なにになるのだろうかと思ってしまい相手が喜びそうなことを言ってしまって時間が過ぎます。しかも過去のことを口に出すのに抵抗があります。

カウンセリングをしていると、クライアントの普段の関係性がカウンセラーとの関係性に出てくることが良く知られています。もしかすると、あささんは、そのときのカウンセラーと、そうした関係性の再現を無意識のうちにしていたのかもしれません。ただ、そうした再現を認識して、治療に生かしていくのもカウンセラーの仕事であります。あささんがその交流に意味を見いだせなかったのは、そのカウンセリングに何かが不足していたからだと思われます。

カウンセリングは、カウンセラーの技量で、その質は大きく異なります。とくに日本は、カウンセラーのきちんとした水準やトレーニングが確立されていないので、技術や経験、知識のないカウンセラーもたくさんいます。あささんがどのようなカウンセラーとお会いしたのかはわかりませんが、もしかしたら、こうした技量の低いカウンセラーと会っていた可能性もあります。

>しかもこれまでやってきていますし、普通に仕事もあります。この辛さなら慣れてるし、いつものことだで乗り切れるんです。

ただこれをいつまで続けないといけないんだろう。祖父母や両親が死んだら終わるのか。やはり死ぬまで我慢しないといけないんだろうかと思うときついです。

その辛さは、慣れてはいけないものです。きついと感じている時点で、やはり、解決の必要があると思います。

>でもこの辛さを取ったところでなにが得られるのか、なにを得たいのかがわからないんです。普通はカウンセリングのゴールにどんなものを設定しているのでしょうか?

カウンセリングのゴールには、様々なものがあります。ゴールは人それぞれ、非常にユニークなものです。ゴールは、その人が人生を豊かにすること、幸せになることとつながっています。あささんは、ゴールをカウンセラーと一緒に探索することから始めるのも良いかもしれません。

この「カウンセリングのゴール」、とても大切なテーマですので、新規の記事でもう少し具体的に説明させてください。
返信する
カウンセリングの目的 (あさ)
2016-04-16 23:42:43
初めまして。

ちょっとここで私の経験を話すのは抵抗があるのですが、性被害や暴力など一部の自業自得なことを含め人に言えない過去と現在があります。

自分で解決できないことはいつか時間が解決すると思い10年経ちましたが、思考の歪みが目立ち始め、未来が見えないという状態です。

辛いといえば辛いですが、カウンセリングを受ける目的がわからないのです。何度か行ったことがありますが、この人に話したところで一体なにになるのだろうかと思ってしまい相手が喜びそうなことを言ってしまって時間が過ぎます。しかも過去のことを口に出すのに抵抗があります。

しかもこれまでやってきていますし、普通に仕事もあります。この辛さなら慣れてるし、いつものことだで乗り切れるんです。

ただこれをいつまで続けないといけないんだろう。祖父母や両親が死んだら終わるのか。やはり死ぬまで我慢しないといけないんだろうかと思うときついです。

でもこの辛さを取ったところでなにが得られるのか、なにを得たいのかがわからないんです。普通はカウンセリングのゴールにどんなものを設定しているのでしょうか?
返信する
Unknown (黒川)
2016-02-26 21:48:35
kokoさん、

コメントありがとうございます。
返信遅れてすみません。

複雑ですね。彼は既にカウンセリングに通っているのですね? もしカウンセリングがうまくいっているようでしたら、引き続き通い続けることは、とても大切だと思います。具体的な内容については、彼が話したくないようであれば、そうしたいと思わない限り、あえてkokoさんに話さないほうが良いと思います。

それと並行してお勧めなのは、やはり、カップルセラピーです。というのも、彼の性の問題が、今ではふたりの人間関係の問題に発展しているからです。カップルセラピーという守られた、ふたりにとって安心できる環境で、少しずつ、話していくのが良いと思います。

もしカップルセラピーに行くのが難しいようでしたら、おふたりで、少し根気よく、まずは互いの体に触れたりハグなどすることを楽しむだけの時間(敢えて性交までしないことに初めから決めておきます)からはじめて、しばらくこれを続けて、こうしたことが互いにとって心地よくなったら、楽しみながら、ゆっくりと、無理なくハードルを上げていくようにすると、うまくいくかもしれません。大事なのは、おふたりが、一緒に、おふたりにとって心地よいセックスを見つけることです。
返信する
初めまして (koko)
2016-02-02 08:42:29
黒川さん
色々検索をしていてここに行き着きました。
いろいろなお話とコメントを拝見させて頂いて、お話を伺いたいと思いました。
私は女性ですが、彼とつき合って今年1年が経ちました。もともと育った環境も違うので色々ぶつかることもありましたが、その分それを乗り越えて本当に生涯のパートーナーに出逢えたと実感してきたのですが、最近ここ数ヶ月極端に性生活に変化が訪れました。結果的に彼がもともと触れていたことではあったのですが、彼は幼少期に(何がどうあったかはまだ私に話せない状況です。何度か話そうと努めてもややパニック気味になるのでやめましたが、性被害ではないかと想像します)とてもひどい目にあったため、性的な衝動がそこに発生して付き合いが長くなってその人を愛すほど(大切と思うほど)性行為が難しくなるそうです。それで過去に別れた彼女を大きく傷つけ、その事実がまた彼を悩ませカウンセリングに通っています。それを経て、新たな恋愛を気持ちを新たにと巡り会ったのが私でした。その教訓からも彼は私を大事にしてくれますし、恐らくその経験から培われてしまった頑固(にみえるけど結果的にいろいろ影響していそうです)な所も一生懸命考えて、彼なりにとても優しくしてくれます。しかしながら、その彼の過去の幼少期の経験は未だ彼を悩ませ、特に性行為に際して影響が顕著の様です。彼は過去にカウンセラーにしか何があったかを伝えていません。何があったかという具体的な事象を抜けば、その嫌なことが、どれだけ彼に影響してくるか(特に恋愛時に)を私を含め3名の信頼出来ると思えた人には話したそうです。それ以外は親しい友人などにも一切話しておらず、むしろ彼は友人たちにとって強い男性的なイメージで通っており、そんな悩みがあるとは想像出来ないと思います。
彼は、先ほども申し上げた通り、誰かを愛し始めると性行為がどんどん難しくなる、セックスを楽しむことが出来なくなる、例えば少しラフなセックスで刺激を持って。。というようなことが出来なくなってしまう、一方で欲望的には刺激を求めている自分がいる。いっそ知らない人とそういう関係を持った方が簡単と思うこともあるそうです。もちろんそんなこと繰り返していたら、まともな付き合いは存続出来ないので(それを過去に一度やってかなり落ちた時期があるのでという教訓も生きているようです)、私とつき合っている間は浮気などしていないが、それでも尚、苦しみがあるそうです。
この症状は仕事や環境のストレスにも比例して出ている気はします。
また最近二人で話してセックスはしましたが、やはりなにかクリアしなくては行けない物があるのが分かります。私もこういう状況を汲み取るのが敏感なので、私もセックスしたいという気持ちがなくなり悪循環です。彼はそれを感じているから私に申し訳ないという気持ちがまた伝わるし。。
やはり彼にカウンセリングを受けてもらうしかないのでしょうか?私が出来ることで二人で乗り越えられることならなんでもしよう!とは伝えています。
でもいまや彼にしか銅にもならない気がします。普段はリードしてて強い印象の彼だけに、このことが彼に陰を落としているのがよく分かります。
私は一体どうしたらいいのでしょうか?こういう状況の中で、どう対応するのが一番でしょうか?もしアドバイスが頂けたら幸いです。
返信する
Unknown ()
2016-01-11 17:19:01
した人間も それを見てみふりをした親も憎いです
(後述しますが実際本当は憎んではいません。)
一方で、その事と関係ないときは、皆優しくしてくれます。でも、私はそれをした彼の境遇に同情を感じていて、見てみぬふりをした両親も仕方なかったように思えます。憎い一方で、相手の気持ちになると憎いというのもあまりに自己中心的なように思えます。母は避妊薬を買ってくれたし、兄も幼少時から苦労をしたようです。それを面倒を見る親も。憎いといっても口だけでそんな感情はほとんど湧いてきません。むしろ皆の問題の把握をしていた私が、力になれず努力を欠き、処理仕切れなかった兄の問題が増大し私に向かって来ただけです。ただどうも彼にはそれは無かったことになっているようで、兄には被害妄想といわれました。それは数度ではなくかなりのものだったし、私は毎日火傷痕に軟膏を塗っているんですが、もしかしたら本当に妄想かも。もう峠は越えたようで家族は明るく過ごしています。兄も仕事や恋人と上手く行っていて、私だけがその中の暗いしみの様で居辛い気持ちです。友達はいません。恋人もいません。気を使うのが疲れるし、たまに外に出たとき声をかけてくるような男性は嫌がる私を面白がったり、遊ぶため、つまりは性欲からであろうと思います、実際そうですが、そう思うと怖いし、相手がいい人であっても大して面白くも無い私なのでご遠慮します。ごくつぶしで暗くて、漫画を読んでも疲れてへばってしまう。毎日いろいろ、上手く行きません。どうにもなりません
返信する
Re:Trauma (黒川)
2015-12-16 09:23:41
Pandora さん、

貴重な体験談とご意見ありがとうございます。被害者が自分のために立ち上がり、アクションを取るのは非常に大切ですが、そのためのサポートシステムや準備も大切ですね。
返信する
Re:non,title (黒川)
2015-12-16 09:14:42
kさん、

貴重なご意見ありがとうございます。性暴力は、決して男性から女性というものだけではありませんね。
返信する
Trauma (Pandora)
2015-11-28 13:18:18
トラウマは無理に何とかしようとして、なるものではありません。人に話しても、完全には理解してもらえません。なので、その解釈のされ方に依っては二次的な被害を受けるのです。私の場合は、人には会いたくないのでなるべく、家に籠り好きな音楽を聴いたり、dog
やcatに触れながら自己自浄する迄は、自分のcareに勤しみます。警察へは、きちんとした目的があれば、良いのですが現場検証等もあります。それにも負けない勇気と意思が明確に有れば良いのですが、耐性は人其々です。目的を達成していく内に、癒される事もありなのでその場合は出来る限り多くの支援者を募ってからが良いかもしれません。
返信する
non,title (k)
2015-11-28 13:02:51
男性の被害者も声は挙げないもののとても多く存在します。昔、タイを始め東南アジアで、白人男性に買われている男の子をよく見ました。ニューハーフと呼ばれる方々が多く見られる地域ですね。最近は日本に於いても例外ではないですね。identityが狂うのでしょう。乖離しないと生き延びられないので、処世術として。そうした、反動形成の行き先は誰が責任を取るのでしょうか?
返信する
ありがとうございます。 (りこ)
2015-11-21 19:12:12
お礼のメール遅くなりました、ありがとうございます。
姉も未遂ですが襲われそうになった事でトラウマになり一時期母の助けを借り立ち直ったから私にも乗り越えられるといっているのだと思います、抱きつかれた事で済んだ事とレイプを同じにできるので想像力が希薄な家族だと思います。
姉は看護師として働き精神科に勤めています、心理学も勉強しそのような参考書もあるのですが姉が無知なだけだったのですね。
心理カウンセラーも通いましたがこちらでまた質問をした事で依存というより家族は理解し合あうべきという思い込みに執着していたのだと気づきました。
理解してもらいたいと思う人に執着するのはやめます、
この家族は悪縁だと思って切り捨てたいと思います、自分の事を最優先させて生きていきます。
感謝します。本当にありがとうございます!

それからmさんへ。
もし見られたら、、、気になったのですみません。
辛いと思いますし甘えているとも思いません、
警察に行かれたのでしょうか、楽しい事で気持ちを紛らわしても気持ちの整理をしないままではこの先良くないと思います。ここのコメントを全て見られたら解ると思います長い間苦しめられることになりかねないです。
男性を見るだけで動機をするようになっていますし、上司の言葉もトラウマになっていると思いますが上司はあり得ない対応だと思いますそのバイト先は辞めましょうよ。誰にも迷惑かけていませんし申し訳ないと思う必要もないですそのレイプしようとした男にそう思わせましょう、だから勇気を出して警察にいってほしいですその男の被害者が増え続けないためにも。
理解のあるご両親なら正直に話して一緒に同行してもらうことできませんか?
泣き寝入りなんて絶対させたら駄目ですよ!
心のケアもなさってください。お願いします。
返信する
Unknown (Taka Kurokawa)
2015-11-19 22:40:26
りこさん、

自分にとって有害なところだと分かっていても、なかなかそこから抜け出せない場合はあります。そこには依存もあるかもしれませんが、それだけではありません。もっと複雑なものです。しかしそういう経験がなく、心理学を知らない方は、そのように言うかもしれません。しかしそれは、りこさんの問題ではなくて、そういうことを知らない人の問題です。ひとりではどうにもならないときは、心理カウンセラーなど、こころの専門家を訪ねてみるのも良いと思います。
返信する
久しぶりにまたお世話になります。 (りこ)
2015-11-15 23:20:08
もしお時間があれば教えてください。人の心理についてです。

義父にレイプされた知人は一緒に同居し続けています。
逃げれるのに逃げません。そのために鬱になり通院もし精神病院に入院しても帰る場所は義父のところです。
誘拐された少女も扉は開いていていつでも抜け出せるのに何十年も監禁されていたニュースも多くあり
私自身も理解のない両親の元で暮らし、そこから抜け出したいのに嫌いな相手の機嫌を伺いここを抜け出せるのにここにいるほうがずっと楽だと思えます。
ここは地獄なのに楽だと思うのです。
依存なのでしょうか?気力を奪われ動こうとしてもその
力が出ません。
彼らと私の心理はまったく別物なのでしょうか?

姉に私ならとっくに
乗り越えているし私のように弱い人にはならないといわれてしまい。経験をしていない人がそうならないと断言できる根拠ってどこからくるのでしょうか、、、そういえる人の心理も理解できません、、
その事をいつまでも持ち出して両親に依存しているといわれたのですが依存というのでしょうか?
返信する
お返事ありがとうございます (m)
2015-11-03 13:05:36
わかりました。
電話してみます。
ありがとうございます。
返信する
Unknown (黒川隆徳)
2015-11-02 22:31:25
mさん、

今この場でお伝えできるお話はすべて、前回までのコメントと同様になりますが、まずは上記の相談室にお電話することをお勧めします。
返信する
ありがとうございます (m)
2015-11-02 18:28:09
すみません、警察に行かなきゃいけない理由はなんでしょう
行ったこともありませんし、ただただ怖いんです
証拠がなくてなぜ来たの?と聞かれるのではないかとか、細かいことを聞かれるのではないかとか

警察にも行けないようじゃ休ませられない、こっちは力になれないって言った上司の言葉が気になって仕方が無いんです
また、まだたいして日はたってませんが、未だに夜は怖くて一人で外には出れません
バイトは夜までのものなので行きは平気でも帰りが怖いんです
今日もエレベーターで男性と二人きりになっただけで、動機が止まりませんでした
またこの症状は病院に行ったことでどうにかなるものなのでしょうか
バイトも長くは休ませられないと言われてしまいましたし、復帰したらまたその上司から色々聞かれるんじゃないか、言われるんじゃないかと不安ですし
考え出したら、止まらなくて
今は友達とかと現実離れというかこないだあったことから離れて普通の日常会話とかしてるときが一番楽で忘れられてます。
バイトを休んでる状態で、友達とは話したり出来てるっておかしいんですかね
甘えてる状況だなってすごく思います
それもこの電話で教えていただいた方が良いんですかね
返信する
Unknown (黒川隆徳)
2015-11-02 11:13:54
mさん、

いろいろなことはとても怖いですし、葛藤も強いと思います。ただ、mさんは、今勇気を出して、自分のために行動する必要があります。被害に遭って、一番サポートが必要な時に、mさんのような思考パターンに陥ってしまい、問題が複雑化してしまうことはよくあります。ひとつ言えることは、今、mさんは、心の専門家や、公的機関の力を必要としているということです。

今行動にでることがどうしても辛いようでしたら、まずは、性犯罪の被害に特化された電話サービスに、まずは匿名で電話して相談するのが良いと思います。mさんがどこにお住まいかによって管轄は変わりますが、たとえば、神奈川県でしたら、以下のリンクのようなサービスがあり、そこに電話することができます(Googleで、「性犯罪 電話」のキーワードで検索すると、こうした情報はでてきます。最寄りのサービスをみつけてください)

http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f520370/

まずはこちらに電話して、心の整理をして、必要な情報を得ることが大切です。



返信する
追記です (m)
2015-11-01 12:10:28
わたしはだいぶ前ですが、パニック障害と乖離と診断され薬は処方されていたのですが、病院はあまり意味がなかった気がするので、親からも止められ途中から通わなくなりました
親がだいの病院嫌いというか、お金にうるさいもので
だから、病院にもなるべく行きたくないし、できればお金をかけたくありません。
また正直その上司に以外誰にも言えてない状況です
親にも友達にも彼氏にも言ってないです
彼氏とか言ったら、どう反応するのかなって不安で
警察に1人で行く自信はない、けど、周りにも言えない
もうなんかモジモジしてる自分も嫌だけど実際となると言えなくなってしまいます
なんか、今はできるだけ忘れたいです
友達とどうでも良い話とかして少しでも早く忘れたいです
警察とか病院とか行くとそれだけで、離れることができなさそうで嫌なのもあります。
自分でもどうしたいのかどうなりたいのかちゃんと言葉にすることができず、周りに迷惑ばかりかけて申し訳ない気持ちでいっぱいです
返信する
Unknown (m)
2015-11-01 11:44:42
朝からご返信ありがとうございます。

警察に行くと何を聞かれるのでしょうか
色々と調べましたが、セカンドレイプというものがあるみたいですね
すごく怖いです
本番はどうにかまのがれたので、一般的には未遂と呼ばれるものなのですかね
破かれたパンストも捨ててしまったし洋服も洗ってしまったし、気持ち悪くて家帰ってすぐ身体も洗ってしまったし、すごく痛かった気がするのに、跡になってるものとかがないんです。。
そんな状況の女、門前払い受けるの目に見えてますし、バイト先に嘘と思われても仕方ないかもしれないと思っています
これから先夜の道に出れる自信がありません。
被害後仕事にすぐ復帰できる方がすごいと思います
わたしは当分無理そうな気がします
夜までの仕事なので
休ませられないと言われてしまった以上、もう辞職しようかなとも思っています
まだ学生でアルバイトの身だし、昼だけで良いとこにしたいなと
ただの甘えですかね。
返信する
Re:はじめまして (黒川隆徳)
2015-11-01 09:05:16
mさん、

コメントありがとうございます。
非常に重要なことで、迅速なレスポンスが必要なので、取り急ぎ、回答します。

今、本当に辛いところだと思います。mさんには今、仕事を休む権利があります。上司の方の意見とは関係なく。

ただ、彼の主張とは別に、mさんが速やかに警察に行かれることを私は強く勧めます。これは性被害者にとって一番酷な現実ですが、被害直後の一番混乱しているときに、このような重要な決断をしなくてはいけないことです。

いずれにしても、私はこれまでにも、「あの時警察に行っていれば良かった」という被害者の話を本当によく聞いてきました。性犯罪は、被害届けが早ければ早いほど良いです。

それから、現在の警察は、事情聴取だけでなく、被害者の心的ダメージのケアをするカウンセラーや相談員とも提携しています。警察での時間は、辛いものですが、今何もしないでいる辛さよりは良いですし、mさんの回復も促進します。まずは警察に行きましょう。一人で行くのが大変でしたら、本当に信頼できる方にだけ話して同行してもらうのも良いと思います。応援しています。
返信する
はじめまして (m)
2015-11-01 02:11:06
こんばんは。
22歳の学生の者です
昨日バイトの飲み会の帰り道にレイプ被害にあいました
細かいことはあまり思い出したくないので書くことはできないのですが、今日バイトがあったのですが、ぎりぎりまで悩んだ結果、昨日のことがフラッシュバックして、動けなくなり、休んでしまいました
結局バイト先には言うのも遅くなり、でも嘘はつきたくないため、正直に上司に理由としばらくおやすみをいただきたいということを打ち明けました
本当は話したくはなかったです
上司には警察に行かないんだったらこっちは力になれないし、仕事を休むのは許されないみたいな言葉を言われました
アルバイトではあれ、やはり社会に出てる以上、どんなことが理由であれ、証拠を提出しないと休むのは許されないことなのでしょうか
正直、わたしは警察に行くのが怖いです
親にもばれたり、心配をかけたくないので
警察に行ったら、言われるんじゃないかとか、経験者の体験も調べましたが、警察に行くのにはかなりの覚悟が必要だと読みまして、細かく話さなきゃいけないのかなとか思うと思い出したくもないのにって
でも、上司にはそんなこと言われるし、どうすればいいのかわからなくて
上司以外にはまだ誰にも話せてないです。
なんか、ごめんなさい、文章がまとまってなくて
お返事いただければ幸いです。
返信する
Re:Unknown (Taka Kurokawa)
2015-04-06 14:16:12
はにやさん、

そうですか。それは悩ましいところですね。はにやさんが近くによいセラピストを見つけるまででも、メールセラピーしてみますか。対面に取って代わるものではないけれど、お役に立てるとは思います。興味がありましたらメールください。いずれにしても、どうかご自愛ください。
返信する
Unknown (はにや)
2015-03-29 19:30:49
お返事ありがとうございました。
体調不良のため、お礼が遅くなって申し訳ありません。
自分の今の状況を把握することができました。

地元で探してみましたが、残念ながら、広い治療ができ、かつ信頼できる医者や心理士は見つかりませんでした。
返信する
Unknown (Taka Kurokawa)
2015-03-20 22:08:13
はにやさん、

コメントありがとうございます。
返信遅れてすみません。

>十数年前、留学先で、信頼していた友人の弟から、いきなりレイプされました。抵抗しても、無視されました。いったい何が起こったか分からず、放心状態でしたが、翌日、彼と話そうとしました。ところが、彼は不機嫌な顔で無視したので、怖くなり、何も言えなくなりました。すると、誰にも相談できず、我慢している状態を利用され、彼は、隠れてレイプを繰り返すようになりました。襲われた後は、浮遊感と苦しみと悲しみでいっぱいになりましたが、どうしていいか、ずっと分からず、そのまま帰国して十数年が経ちました。

なんとも痛ましいできごとです。本当に辛くて悲しいできことですね・・・

>おととし、ひょんなことから彼と再会したことで、それまで、ずっと「なかったこと」にしていた過去が急にフラッシュバックでよみがえり、自殺を何度か試み、また彼に、苦しみをぶつけました。二人の話し合いがこじれ、彼は一層、凶暴になり、耐えがたいセカンドレイプを受けたので、現地の警察に通報しました。彼は事情徴収をされたようです。もちろん大昔のことなので証拠はないので、彼が捕まったり罰を受けることはありませんでした。そして相変わらず、良い仕事に就いて人生を謳歌していると思います。

本当に大変でしたね。抑圧されていたものが、彼と会ったことで、一気にでてきてしまったのでしょう。そして、この現状は、なんともやりきれませんね。

>彼との再会後、急に泣き出したり、怒り出したり、感情のコントロールが効かなくなりました。そこで、ようやくネットで知った、レイプ・トラウマ・シンドロームの症状が酷いことと、また解離性障害も出ていたので、EMDRのできる臨床心理士のカウンセリングを受けましたが、思うように話せなかったことと、お金がないことから、途中で止めてしまいました。

サイコセラピー、お試しになったのですね。ただ、はにやさんの症状に、EMDRでは不十分な印象がありますし、また、はにやさんが思うように話せなかったことは、その心理士の技術に問題があったり、相性の問題があった可能性があります。

>また、友人とその弟に対する怒りで、気が狂いそうになったり、早く死ねたらいいのにと思ったりと、普通の過ごせたりと、日によって、気分が変わります。私が一人で十数年も苦しみ、また、今後の人生も終わったのに、彼らが幸せであることが許せません。この怒りが数日~数か月継続することがあります。

本当にやりきれない思いですね。問題は、未解決な状態です。そして、こういうことは、EMDRという限定された介入法では不十分です。もっと総合的なサイコセラピーが適切です。

>周りからは、表面は普通に見えると思います。けれども、実は、抑えがたい怒りと苦しみを意識的かつ無意識下で抱え続けているため、いつ爆発するかと思うと怖いです。いつ「何もない振り」の我慢の状態に限界がくるか分かりません。

周りからは分からないのはさらに辛いですね。はにやさんのこころのなかでは、まだ問題は当時から未解決な部分が大きいです。早くそうした怒りや苦しみを軽減したいところです。

>両親に心配をかけたくないので何も話せないまま耐えていますが、とても仕事ができる状態でなく、結婚もしてないので、両親は、特に結婚のプレッシャーを与えてきます。結婚しろといった話をされると、混乱し、死にたくてたまらなくなります。

そうしたご両親からのプレッシャーは辛いですね。苦しさに拍車を掛けます。

>こちらのページで、なんとなく自分の状態を理解できたので、少し落ち着きました。相手には構わず、自分の幸せを考えなければいけないのは分かってはいるのですが。

はにやさんが幸せを取り戻すこと、この出来事を乗り越えること、本当に大切です。もし、首都圏にお住まいならば、みゆきクリニックの受診をお勧めします。もし遠方にお住まいならば、EMDRを超えた、長期的で、広い治療のできる精神科医や心理士の受診をお勧めします。いずれにしても、はにやさんの回復、祈っています。お大事にしてください。
返信する
Unknown (はにや)
2015-03-15 20:39:50
十数年前、留学先で、信頼していた友人の弟から、いきなりレイプされました。抵抗しても、無視されました。いったい何が起こったか分からず、放心状態でしたが、翌日、彼と話そうとしました。ところが、彼は不機嫌な顔で無視したので、怖くなり、何も言えなくなりました。すると、誰にも相談できず、我慢している状態を利用され、彼は、隠れてレイプを繰り返すようになりました。襲われた後は、浮遊感と苦しみと悲しみでいっぱいになりましたが、どうしていいか、ずっと分からず、そのまま帰国して十数年が経ちました。

おととし、ひょんなことから彼と再会したことで、それまで、ずっと「なかったこと」にしていた過去が急にフラッシュバックでよみがえり、自殺を何度か試み、また彼に、苦しみをぶつけました。二人の話し合いがこじれ、彼は一層、凶暴になり、耐えがたいセカンドレイプを受けたので、現地の警察に通報しました。彼は事情徴収をされたようです。もちろん大昔のことなので証拠はないので、彼が捕まったり罰を受けることはありませんでした。そして相変わらず、良い仕事に就いて人生を謳歌していると思います。

彼との再会後、急に泣き出したり、怒り出したり、感情のコントロールが効かなくなりました。そこで、ようやくネットで知った、レイプ・トラウマ・シンドロームの症状が酷いことと、また解離性障害も出ていたので、EMDRのできる臨床心理士のカウンセリングを受けましたが、思うように話せなかったことと、お金がないことから、途中で止めてしまいました。また、

友人とその弟に対する怒りで、気が狂いそうになったり、早く死ねたらいいのにと思ったりと、普通の過ごせたりと、日によって、気分が変わります。私が一人で十数年も苦しみ、また、今後の人生も終わったのに、彼らが幸せであることが許せません。この怒りが数日~数か月継続することがあります。
周りからは、表面は普通に見えると思います。けれども、実は、抑えがたい怒りと苦しみを意識的かつ無意識下で抱え続けているため、いつ爆発するかと思うと怖いです。いつ「何もない振り」の我慢の状態に限界がくるか分かりません。

両親に心配をかけたくないので何も話せないまま耐えていますが、とても仕事ができる状態でなく、結婚もしてないので、両親は、特に結婚のプレッシャーを与えてきます。結婚しろといった話をされると、混乱し、死にたくてたまらなくなります。

こちらのページで、なんとなく自分の状態を理解できたので、少し落ち着きました。相手には構わず、自分の幸せを考えなければいけないのは分かってはいるのですが。
返信する
Unknown (Taka Kurokawa)
2014-06-09 23:59:38
大さん、

奥様のゴール、とても大切なものだと思います。

私の心理療法は、クライアントの精神活動、こころにおいての総合的なWell-beingを対象とするもので、そこにはもちろん、その人の性生活、セクシュアリティも含まれています。Sexualityは、その人の人生にとって非常に大切なもので、Sexualityなしにその人の全体像は理解できないと思います。もちろん、セクシュアリティについて盛んに話す人もいれば、話さない人もいます。性生活には満足していて、別の問題でセラピーを受けている人はあまり話しませんし、逆に、性生活が主な問題になっている人は、盛んに性について話します。私のセラピーにおいて、タブーとなる話題はありません。

アメリカ、とくにLAにおいて、人々は性について本当に進んた考えを持っていて、とても開放的ですね。アメリカで、SFとならんで、LGBTQの人達が一番住みやすい街もLAですし。それぞれがそれぞれの性生活、Sexual orientation、スタイルなどにオープンで尊重するのがLAです。女性が公の場でバイブレイダーやマスターベーションやセックスについて話すことも珍しくないですね。性の話をタブー視する人の方がネガティブな印象を受けます。
返信する
Unknown ()
2014-06-09 21:26:50
スカイプでも診療をされるのですね。
便利な世の中になったものですね。

妻は、強姦以前のように、マスターベーションや私とのセックスを楽しみたいそうです。ですので、スカイプカウンセリングに興味を示しています。でも、妻は、性に関することを話すのはタブーとされる家庭に育ってきたので、カウンセラーが妻の話にどのような反応をするのかを気にしています。

もし宜しければ、先生や先生の属するコミュニティが女性の性にどのような価値観を持っていらっしゃるか教えて頂けないでしょうか?例えば、伝統的な日本社会では、女性は性欲は無いか、慎ましくあるべきだという観念が非常に強いですが、先生が住んでいらしたアメリカではどうなのでしょうか?女性のマスターベーションや女性から性行為を誘うことに対して、日本のように「淫乱」と言ったレッテルを貼られてしまうことはないのでしょうか?
返信する
Unknown (アンノウン)
2014-06-08 03:18:15
携帯会社以外のアドレスの受信は、個々に受信設定するみたいでした。

お手数お掛けしました。

返信する
Re:Unknown (Taka Kurokawa)
2014-06-07 08:51:17
アンノウンさん、

それはおかしいですね。2日前に返信したのですが。もう一度送ってみますね。
返信する
Unknown (アンノウン)
2014-06-07 00:04:58
メールしたのですがお返事がありませんので、アドレス入力を間違えたのかもしれません。携帯のメール受信設定がよく分かってないので、私の携帯に届かないのかもしれません。(メールしたけれど届いてませんか?と言われた事があるので。)

この記事と少し関連がないのですが、こちらに質問を書いてもよろしいでしょうか?

返信する
Unknown (Taka Kurokawa)
2014-06-04 21:01:00
アンノウンさん、

そうですね。気になることはお気軽にメールにてお尋ねください。
返信する
お返事ありがとうございます。 (アンノウン)
2014-06-04 19:03:39
ASとリレーショナル アプローチについては安心しました。

他の記事も読みましたが、例外や似ているが違う点も詳しく書かれており分かりやすいです。

その他の質問は、メールにてお聞きしてもよろしいでしょうか?

返信する
Unknown (Taka Kurokawa)
2014-06-04 12:10:25
アンノウンさん、

いえ、私の精神療法は、そうした認知行動療法(CBT)や行動療法的なアプローチだけではありません。もちろん、必要に応じてそうしたテクニックは使いますが、基本的なスタンス、基盤は、Relational approachという、現代の精神分析的、精神力動的精神療法です。もちろんです。すべてはあなたのお話をとことん聞くところから始まりますし、それはどの治療段階でも首尾一貫していえることです。CBTを用いるときでも、あなたのお話を一番大切にするアプローチです。あなたがASかどうかは、実際にお会いしてみないとわかりませんが、ASをお持ちの方と、長期的な精神療法をすることには慣れていますので、その点のご心配はいりません。心理療法は私がずっとお相手することになります。これは精神分析的、精神力動的精神療法においては特に、極めて大切なことです。塙先生は、精神科医として、あなたの総合的な調子を素早く確認する目的で、初診後も数分お会いすることになるとは思いますが、精神療法の担当は、私になります。
返信する
お返事ありがとうございます。 (アンノウン)
2014-06-04 04:19:09
心理療法は、持続性エクスポージャーでしょうか?

その事件以外にも色々あり自分ひとりでは抱えきれず、とにかく話を聞いて欲しいのです。

アスペルガーの相手は大変だと思いますが(何を話したいのか、たまに自分でも分からなくなるので、聞いてる方は大変かと思います。)その点は如何でしょうか?

主治医は変えないで、初診だけそちらの医師で、kurokawaさんの心理療法を受けるのは可能でしょうか?

質問ばかりですみません。
返信する
Unknown (Taka Kurokawa)
2014-06-03 18:53:41
JTさん、

コメントありがとうございます。
そうですか、EMDRを試されたのですね。確かにEMDRは、PTSDに有効である言われていますが、アメリカでは論争的な治療法で、実際の効果についてのエビデンスは実はまちまちです。Shapiroは、このテクニックだけでなく、治療技術も優れていたので、効果のあるセラピーができたのですが、EMDRのみではどうしても限界があります。また、娘さんの経験されたことを考慮すると、どのセラピーであっても、11回では十分でない印象があります。また、催眠療法は、あなたのが直感的に心配している通りで、長期的な意味ではあまりよくありません。また、この記事にもあるように、娘さんは、ご自分の人生におきたことを、深く理解して、こころの整理をして、その経験を自分の人生に起きたことであると受け入れて統合して、本当の意味でその問題を解決することになります。催眠による抑圧は、彼女の人生に起きたこと、また、彼女の気持ちを否定して生きていくことなので、その弊害はでてくることでしょう。

3年前、私はアメリカにいたため、直接お助けできる立場でなかったので、日本の資格のある心理士を探されることをお勧めすることしかできなく、本当に申し訳なく思っています。一口に「心理カウンセリング」といっても、その質は本当にまちまちで、ひたすら話を聞いて共感に徹するカウンセラー、話をろくに聞かずにアドバイスをしてくるカウンセラーなど日本には少なくありません。前者は無害ですが十分でない場合も多く、後者は有害であったりします。もし彼女が首都圏にお住でしたら、私が精神力動的精神療法を提供できると思います。PTSDと、性格的なこと、それ以外のメンタルヘルスの症状と、総合的な改善ができます。時間は掛かりますが、きっとお助けできると思います。いずれにしても、どうか大事にしてください。
返信する
Unknown (Taka Kurokawa)
2014-06-03 18:31:55
アンノウンさん、

コメントありがとうございます。お母様が、その犯人のいうことを信じてあなたを責めてしまったのは、本当に痛ましいです。悲しい話です。そして、こういうことがよくあります。一番味方であるべき母親が、自分の娘がそういう目にあったという現実を受け入れられずに、現実否定して、被害者である娘を攻撃するのです。そのときの痛みは、本当に計り知れないものだったのでしょう。とても心が痛みます。あなたが今、馬の合う精神科医と出会えて治療が進んでいること、本当にうれしく思います。

解離性同一性障害の心理療法は、格段の技術を必要とします。今の日本にはまだそのような技術と経験を持ち合わせた心理士はあまりいないと思います。トレーニングと臨床経験の問題だと思います。もしあなたが首都圏にお住でしたら、私が心理療法を提供できると思うのですが。いずれにしても、あなたがこれから3、4と、ステージを踏んで良くなられることを願っています。
返信する
Unknown (Taka Kurokawa)
2014-06-03 18:12:14
大さん、

奥様の症状は、事件の後にでてきた新しいもののようですし、事件の後遺症とみて間違いないと思います。

それはひどい状況ですね。精神医学の倫理が破たんしていますね。。。そのような状況では、確かに彼らには掛からないほうがよいです。もし周りに良いセラピストがいないようでしたら、私がスカイプで心理療法を提供できるので、もしよかったら、ご連絡ください。
返信する
Unknown ()
2014-06-03 12:37:08
>それは本当にお辛いですね。奥さんにとってもあなたにとっても。奥さんの症状は明らかに性暴力の被害による症状で、決して珍しいものではないですが、複雑なものです。

やはり、事件の後遺症なのですね。

現在、田舎に住んでいます。ここには、権威主義が蔓延していまして、平気で患者の権利を侵害します。例えば、会社の医務室勤務職員が、他の社員と一緒に社員食堂で昼食をとっているときに、その日医務室を訪れた患者の疾患について話をしたりします。
ですので、カウンセラーにかかりたいのはやまやまなのですが、カウンセラーが妻の秘密を守り通してくれるかどうか懸念しています。私としても妻としても強姦の事実は他人に知られたくないという思いが強いです。
返信する
失礼しました。 (アンノウン)
2014-06-02 18:52:00
携帯で投稿したのですが、途中から切れてしまった様で申し訳ありません。

文章を打ちながら涙が出て震えが止まらなかったので、少し落ち着きました。反対な様な感じですが、自分に正直な感情を出せるとホッとするのです。

解離性同一性障害と診断されてから、三人の臨床心理士のカウンセリングを受けましたが、良くなりませんでした。

返信する
初めまして。 (アンノウン)
2014-06-02 18:38:00
数ヶ月前に検索していたら、こちらにたどり着きました。今日は思い切って書いてみようと思います。

11歳の時に被害に遭いました。約30年経った去年の6月ぐらいに記憶が戻り、事件を思い出したのです。

非定型の解離性同一性障害、アスペルガーと診断されております。今の精神科医とは、けっこう気が合います。去年の10月頃、やっと話が通じるようになり理解される安心感を得ました。

漢方医でもあるので漢方を処方されており、細かいフラッシュバックは治まりました。(昔、嫌がらせに遭っていた分のです。)

1の急性クライシスと2を行ったり来たりな状態です。

事件の後、私の様子がおかしいのに気付いた母が犯人に会いに行きました。隣人です。戻って来た母は激昂していました。犯人の言葉を信じてしまったのだと思います。私は自閉パニックを起こしました。解離性健忘を起こしていたので、母が何を言い出したのか理解できず混乱してしまったのです。

母は私の首を絞めました。私はまた体外離脱をして自分と母を見ながら、あああ…死んでしまうと狼狽えました。解離性同一性の体外離脱なのか?1回死んだのかは不明です。

『早く戻れ!直ぐ戻れば助かる!』と声が聞こえました。慌てて体に戻りました。心臓は止まっていたか、微か
返信する
Re:Unknown (Taka Kurokawa )
2014-06-02 11:32:01
大さん、

それは本当にお辛いですね。奥さんにとってもあなたにとっても。奥さんの症状は明らかに性暴力の被害による症状で、決して珍しいものではないですが、複雑なものです。残念ながら、時間が自然に解決してくれる種類のものではありません。速やかに心理療法を始めることを強くお勧めします。首都圏にお住まいでしたらみゆきクリニックをお勧めしますが、いずれにしても、きちんとした臨床能力のあるサイコセラピストを受診してください。サイコセラーのできる精神科医でも良いです。時間はかかりますが良くなります。あなた自身にとっても相当に応えることですし、お辛いようでしたらあなたも心理療法を始めてみることをお勧めします。焦る気持ちもあると思いますが、気を長くもっていきましょう。応援しています。
返信する
Unknown (JT)
2014-06-02 09:50:05
3年ほど前にご相談させていただいたJTです。その節はどうもありがとうございました。

娘のことですが、その後、EMDRのカウンセリングを11回うけました。多少はよくなったのですが、彼女の根底にある苦しみ悔しさ等は変わることなく現在にいたっております。性格テストの結果、良くも悪くも一つのことを突き詰めてしまう性格とのこと、事件のことも悪い方向に突き詰めていってしまうようです。

薬を飲まされて知らないうちにレイプされた、ということで、されたであろうことを悪い方向へと、どんどん想像を膨らませてしまっています。自分の身体が気持ち悪い、寝るのが辛いなど、精神的に落ち着かない日々です。私には夜中に苦しみのメールを送ってきます。FB等にも書き込んでいるのでお友達もきっとひいてしまっていると思います。なんとかしてあげたいのですが、手をこまねいている次第です。

このような場合もやはりカウンセリングしか方法はないのでしょうか?記憶を消すような睡眠療法は効果があるのでしょうか。危険な気がしますし、それよりも本人がその気にならないような気もいたしますが。。。

先生のことを思いだし思わずご相談させていただきました。すみません。
返信する
Unknown ()
2014-06-02 07:11:35
妻が強姦の被害に遭いました。それ以来、マスターベーションやセックスの度に、暴力的なイメージや妄想が思い浮かんできて、それによりオーガズムに達すると言っています。だから、性的欲求はあるけれども、私とセックスしていても、心はその暴力的なイメージや妄想に捕われてしまっていて、真に私とのつながりを感じられないと言っています。これはレイプ被害のトラウマによる一時的なものなのでしょうか?どうやったら、そのようなイメージや妄想が浮かばないようになるのでしょうか?
返信する
Unknown (Kurokawa (Yodaka))
2014-04-10 09:10:35
kさん、

その6年前のできごとで、被害者の恋人であったあなたは、彼女とは異なる形で、そのできごとがものすごい大きなトラウマになっています。あなたが経験しているものは、Survivor's guilt(生存者の罪悪感)というものに近いかもしれません。彼女を守ってあげられなかったことに深い罪悪感を感じたり、その後の彼女の様子を近くで経験することは、大人であっても非常に辛いものですが、まだ人格的にも成長過程にあった中学生のあなたにとっては、大きすぎる痛みだったと思われます。今でもとても辛い記憶でしょう。しかし、それを忘れることは、いいことではありません。大切なのは、その経験が、あなたのなかで、きちんと消化されて、あなたのより豊かな人柄へと繋がっていくことです。今の時点では、まだその記憶は未消化なのです。専門家のところに行って、心理カウンセリングによって、ゆっくりと理解していくことが大切です。精神の病気というよりも、大きなトラウマで、あなたの経験したことを考慮にいれると、それは、とても自然な反応だと思います。お大事にしてください。
返信する
k (k)
2014-04-10 01:03:19
6年前に当時付き合っていた彼女がレイプされました。待ち合わせに現れず心配し電話がかかってきたときにはもうレイプされたあとでした。彼女の家族にも誰にも言わないでくれと口でめされ、彼女も自殺未遂や情緒不安定で、それでも僕は支えなければいけなくて、当時中学生だった僕には辛すぎました。それからは、ちゃんと誰かと付き合うことができませんでした。今でも誰かとちゃんと長く付き合うことができません。これは精神の病気なのですか?忘れることはできるのですか?
返信する
Unknown (Yodaka)
2014-03-31 22:40:17
舞子さん、

コメントありがとうございます。

大切な、大好きな彼に、迷惑を掛けていると感じることは、どれだけ辛いことでしょうか。そして、当たり前のことですが、舞子さんには、全く罪はありません。

それでも、被害者である舞子さんは、自分が彼を困らせていると罪悪感を感じるもので、本当に、やり場のない悲しい状況ですね。

舞子さんは、その大好きな彼氏と一緒に、もっともっと幸せになれます。彼はきっと、そういう人だと思います。そして、舞子さんのメッセージを読む限り、やはり、舞子さんいは、専門家の助けが必要だと思うのです。

もちろん私もお力になれると思いますが、男性のセラピストに抵抗があれば、女性のセラピストのところに行くことをお勧めします。最近は、臨床心理学の大学院などでも、安価で、ある一定水準以上の心理カウンセリングが受けられます。

時間は掛かりますが、舞子さんには、彼をはじめとした、味方がたくさんいます。舞子さんがトラウマから少しでも早く回復されることを願っています。
返信する
はじめまして。 (舞子)
2014-03-28 19:56:40
解決策を探していたら辿り着きました。

7年前に見ず知らずの男性から受けた性暴力により、悩んでいます。
上記、読ませていただきました。

数年かかって3段階目まで行って、一時は落ち着けたような気がしていたのですが、最近、また2段階目の状態に戻ってしまいました。
以前よりもひどいような気がします。なぜなんでしょうか。

事件当時、雨が降っていて、雨が降るとその音にふるえてしまったり、真っ暗なところが怖かったり、情緒不安定なときやひどいときは、寝転がると人が上に乗ってきた感覚になってしまって怖くて眠れなかったり…。
寝ることができても、夢をみてうなされて起きたり、寝ながら泣いていたりします。
時々、消えてしまいたくなることもあります。

少し前は、もうすこし平気だったんですが、3段階目に舞い戻ってしまいました。
テレビでドラマを観ているところ、急に切り替わった性暴力のイメージシーンを観てしまったのも原因かもしれません(その後さらにひどくなったので…)。

今、私には彼がいます。つきあってまだ1年に経たないですが、彼には、全て話しました。
もしかしたら嫌われてしまうかも、こんな女はいやかもしれない、別れを告げられたらどうしよう、と思いながら不安も抱えながら話しましたが、
彼は「つらかったね」と「何でも話して」と…。
「嫌いにならない?」と聞いても「嫌いになんて絶対ならない、むしろ、助けて支えたい」と言ってくれました。
彼と一緒に寝ている時も、夢を見て、うなされて、彼の睡眠も邪魔してばかりです。
でも彼は起きて抱きしめてくれたり、「もう大丈夫だから、ずっと隣にいるから」と、寝ずに私が泣きつかれて寝るまで頭をなでてくれます。

自分がつらいというのもありますが、今はそれよりも、
大好きな彼に、迷惑ばかりかけているのが、つらいんです。

寝ていて、寝付けなかったり、つらくなっても、なんとか彼にばれないように背を向けて寝たり、
声を殺して泣いたり、してますが、やっぱりばれてしまいます。
その度に助けてもらってばかりですが、私は迷惑をかけてばかりです。仕事で忙しい彼の大事な睡眠時間を、奪ってしまっています。

彼とはずっと一緒にいたいし、早くもっと平気になりたいし、でも彼に迷惑もかけたくないです。
でも焦るほどにどんどんつらくなってきてしまいます。
何故なんでしょうか。

彼といて、幸せでいっぱいだったら、忘れられるのではないかと思っていたんですが、そうはいきませんでした…。
本当は、一緒に居れて幸せだということを、大丈夫になった自分を見てもらって伝えたいんです。

長文、失礼いたしました…。
読んでいただきありがとうございました。
返信する
Unknown (Yodaka)
2014-01-15 17:30:43
雨さん、

回答遅れました、すみません。

それは本当に本当に痛ましい経験だと察します。そして、お母さんの反応という2次災害、3次災害と、本当にしんどかったことでしょう。

長い間抑圧という防衛機制で意識になかったものが、今回のことで出てきてしまったのだと思われます。

雨さんがよくなっていく最善の方法は、やはり、サイコセラピーだと思います。セラピストは、女性のほうがよいかもしれません。いずれにしても、雨さんがこれから見つける治療者の方と、信頼関係を築いて、その秘密厳守で安全で心地よい関係のなかで、ゆっくりと、無理なく、時間をかけて、あなたが経験されたことを話していく中で、乗り越えてゆく問題だと思います。

そのプロセスはおそらく長いもので、大変だけれど、そうしたプロセスのなかで、必ずよくなります。変われます。雨さんがよくなることを、応援しています。
返信する
はじめまして ()
2013-12-28 03:57:57
15才の時に受けた暴行を
何十年とかけて乗り越えてきたつもりでした

襲った男性が大柄の男性だったということもあって
背の高い男性や、低い声の人
ギラギラとしたようなタイプの男性は
気づくと避けてしまうようにはなってしまいましたが
それでも結婚も出来ました

ですが夏に大切な友人と思っていた男性に
不意打ちで、身体に触れられてからというもの
当時の記憶にたびたび襲われ
激しい吐き気と不眠、耳鳴り、頭痛などが続いておこり
日常生活すらままならない日があります

振り返れば自傷を繰り返して
流れた血を見て、まだ生きられるなどと思うような
不安定な数十年でした

10年以上前にもかなり酷い状態になったことがあるのですが
ここまで酷い状態は、当時以来のことのように思います

暴行を受けた日
ボロボロの私がやっとの思いで
家に辿り着いた時に母が発した一言が今も胸にあり
どうあっても受け止められないままでいたのですが
感情が爆発したように今まで以上の怒りがこみ上げてきます

この状態は、当時誰にも話せず
脅された時にナイフで傷つけられた身体の傷を更にえぐったり
更に母の言葉と態度に傷つけられ
泣くことも叫ぶことも出来なかった抑圧されたものが
表に出てきているような状態なのでしょうか?

見ず知らずの男性に辱められ
切りつけられ殴られたことを
どう自分の中で処理していいのか

今夜も死にたい気持ちがこみ上げ
どうしようもありません
でも生きたいんです

長々申し訳ありません
ただただ誰かに聞いてもらいたかったのだと思います

辛いです
苦しくて苦しくて
何十年経っても苦しめられていることが悔しくて、変わりたいのです




返信する
Unknown (Yodaka)
2013-09-30 14:31:49
Arteさん、

本当に不条理でどうしようもなく酷いところを通ってこられたのですね。

そして、あなたが仰せのように、日本にはそのように臨床能力もないどうしようもない心理士、カウンセラーが少なからずいるのも確かです。一度も目を合わせずにFamily Treeはそれにしても酷すぎますね。それはカウンセリングとか心理療法などというレベルには到底達していない嘆かわしいものです。クライアントとの信頼関係、安心感を作るという、極めて基本的な土台を築くことすらできない、もしかしたらそういうメンタリティすらない方かもしれません。

そして、あなたが通ってきた、2次災害、3次災害、心が痛みます。それでも、私の臨床的、個人的な経験から言えるのは、そういう人たちだけではない、ということです。そういう人は悲しいかな、たくさんいます。でも、そういうことに心から共感できる人もたくさんいるし、その治療ができるセラピストも少なからずいます。そのような方たちにArteさんが一刻も早くに出会えることを願って已みません。
返信する
現実はそれほど甘くない (Arte)
2013-09-07 22:22:23
現在、40代です。
初めて暴行されたのは10歳の時、通っている塾の掃除のおじさんに襲われかけました。下着の中まで手を入れられ、抵抗していると、同じ塾の男子が来ました。彼は私が掃除夫と喧嘩していると思ったらしく、事務所にそう告げました。
事務局からはめちゃくちゃ怒られ、さらに両親にもそのように伝わって怒られました。いくら本当のことを話しても誰も信じてくれないばかりか、嘘つきだと思われました。
その2年後、義理の父(母は再婚でした)に犯されました。初めてのセックスは、濡れないのでアナルセックスでした。息ができないぐらい痛かったのを憶えていますが、そこから暴行の毎日が続き、でも、不思議なことにもやがかかったみたいに覚えていません。
家の外で、性的暴行を受けかけても、だいたいはやらせてました。自分にとっては家庭内の暴行のほうがはるかに恐ろしかったからです。外で誰かに触られるほうが、はるかに気楽でした。
自分にとっては暴行とか強姦とかそんな生ぬるい言葉では足りないのです。これは義父が死ぬまで連続的に、あるいは断続的に続きました。義父が拾ってきたSTDにかかったこともあります。
義父は誰からも尊敬され、母親も崇拝し、そして社会的地位も高い人間でした。そういう人間の欺瞞を15年間も間近に見た気がします。義父が亡くなって、最初にやったことは、義父以外の男性できるだけ数多くとセックスすることでした。たぶん、3ケタはくだらないと思います。自分にノルマをかけて、週に何人、と決めていました。
カウンセリングにも通いましたが、何しろ予約は取れないし、経済的負担がすごかったのです。月間10万近くもかかっていました。それで治るかといったら、治らないんですよ。少しはよくなっても。
性同一障害だとか、DVにあった女性とか、LGBTとかには感動したり共鳴したりする人は多いです。しかし、そういう人の多くも、「強姦された」という人間には得てして共感も同情もしません。挙句の果てにはそんな話は聞きたくないと言います。
あるいは、強姦にもいろいろあるのだということをまったく理解していません。
中学にあがると同時に、家庭という名の収容所で、体中の粘膜全部を10年以上にもわたって蹂躙され、拒否をすれば殴られる、嘘だと思うなら私と同じ経験をしてみたらいいのに、と思います。カウンセラーの中でさえ、「まあしょうがないですね」と言う人までいます。一番ひどかったのが、話している間、一度も目を合わせず、ひたすらファミリーツリーを書いていた家族研究所なんとかいう、有名なところのカウンセラーです。こんなクソなカウンセラーのために1万2千円も払ったのです。
カウンセラーなんていうのは新興宗教の団体よりも悪質な場合があります。治るなんて安易なことを言われて2年近くも月10万払って、フラッシュバックを起こしました。
普段の生活はいたって普通です。しかし、なにかトリガーになることがあれば、パニック状態になり、フラッシュバックが起きます。
治るなんていうことはもう考えていません。結局は自分がうまくつきあって、社会的な影響を最小限にするのが目標です。
しかし強姦や近親による強姦の実態について、世間は甘く見すぎています。犬に噛まれた程度にしか考えていません。絵空事としか思っていません。いわゆる性的マイノリティーに理解がある人や、フェミニストの中でもたくさんいます。そしてそういう人が、うまくつきあっているトラウマのトリガーになるようなことを口にします。私にとっては凶器です。

私のような体験者は、性的マイノリティー以下の扱いを受けています。タブーなのです。社会的に存在してはいけない人間なのです。

返信する
Unknown (りこ)
2013-07-24 03:20:06
ありがとうございます。お礼が遅くなり申し訳ありません。
現状の整理がつかなくて、悶々としている間に日にちがたってしまいました。
家族療法ですね、以前母にも治療を受けてほしいとお願いしましたが、断られました。そういった本も見せたりもしているのですが母は、自分がすごくまともで常識のある人間だと思っていて私とは違う問題のない自分だといいます。
今日も、いいかげんに自立して!大人になってまともになって!といわれて、おじと一緒に旅行にもいっていた事が解って落胆してしまいました。
こちらのサイトを見せた時は少しは理解してくれていたのかなと感じていたのですが、やっぱり母は母でした。
母に理解されたいと期待を今まで諦めては捨てきれず持ってしまっていたのもいけませんでした。きっぱりと諦めます。私は親は無償の愛があって親は自分よりも未熟な存在ではないから理解できるはずだと認めていませんでした。でも、違うんですよね。
通院は月1が限界で、ほかにもいろいろなところにいって
みたいと思います。
自立して環境を変える事ですね。これが一番いいように
思います。いつも、誰に対しても親身に誠実に冷静に接してくださるYodakaさんに出会えた事も希望がもてます。
人間不信に陥っていましたが、感謝いたします。

ソランさん、丁寧で優しいアドバイス、ありがとうございます。私の長い愚痴にまさか、ほかの方からコメントがついているとはおもいませんでした。
相性のあう先生を探すのも諦めずにやっていきますね。
実は、以前の病院でも、カウンセリング時間が無駄だと
思えた事があって、はっきり自分が思っていた事を伝えた事がありました。その先生は、それから攻撃的になって次の診療日を決めなかったら怒ってこられて、プライドを傷つけたのかもしれません。
でも、伝えてみる事は大事ですね、柔らかく伝えてみます。
出してもらえるお金は利用してもいいって肯定して頂けた事も楽になりました。母やおじにもらうお金も罪悪感でいっぱいでした、いい歳をして誰かに頼ってじゃないと生きていけない自分が世間と比べられて母に情けないといわれるたびに、そうだと解っていても精神が追いつかなくて自立する経済力が身に付かなくて、、私は勇気がなくて外とかかわる事が臆病になってしまって。

環境を変える事ですね。相性のあう先生を探しつつ少しずつ社会復帰をして貯金をしてとひとつひとつこなしていきたいです。いつまでも繭にこもってられたら楽だけど、いつまでも陽にあびれないまま終わる事は悲しいと思うので、、。

ソランさんも私にも想像ができない辛い体験をされて、
それでも生きてくださっている事に感謝します。
私はソランさんによっても生かされているんだとコメントを読んで実感しました。
ソランさんありがとうございました。


返信する
Unknown (ソラン)
2013-07-16 20:26:33
りこさん、ソランです。素人意見ですみませんが、開業している心理士の先生みんなが優秀なわけではないと思います。おいしくないレストランが営業を続けているように、「ヤブ」な心理士、存在します。この分野では進んでいる欧州でさえそうです(私は実に8人の心理士を転々とさせられました。スペシャリストです笑)。
また、あなたにとって面白くない映画がヒットしていたりすること、ありませんか?すべて物事には「相性」があるようです。「お金かけてまで治療している感じがしないんですけど」って先生に言っちゃってみてはだめですか?それに対する先生のお答えで、ある程度判断できると思うのですが。
「繭にこもって人生を終えたい。ときどきごそごそ出てきて、とりあえずの社会生活を取りつくろえばいい」という感覚、無茶苦茶よくわかります。でもりこさんの現状は、その繭の上からサランラップでぐるぐる巻きにされているようなものです。
「環境を変えるべきだ」と言うのは簡単です。でも私はこの先生のコメントに賛成です。はじめの一歩を踏み出すのはりこさんですが、踏み出してしまえば、あとは状況がりこさんを前へ推し進めてくれるのでは?少なくとも、まずは一息つくことができるでしょう。お金とビニール傘は天下の回りもの。出してもらえるお金は利用しちゃってもいいじゃないですか。お金そのものに人格はないんですから。すみません、黙っていられなくて・・・
返信する
Unknown (Yodaka)
2013-07-14 13:02:31
りこさん、

現在りこさんがどのような治療を受けているかは分かりませんが、心理カウンセリングは基本週1回、それが難しいようであれば、せめて隔週で、毎回45-50分の面接によって進められていくもので、とくに、りこさんのケースでは、月一回ではどうしても足りない印象があります。

また、りこさんの治療者が、PTSDや、複雑なトラウマについて臨床的知識、経験がどのくらいあるのかも分かりませんが、そのバックグラウンドは大切です。

さらにりこさんのケースの複雑なところは、他の記事で触れた家族からのEE(Expressed emotion、ネガティブな感情表出)が強く、そのお母さんのEE、また、お母さんとあなたの関係性が、治療効果と相殺してしまっている印象があります。今の時点で最善な治療は、りこさんの個人セラピーに加えて、家族療法をはじめることだと思います。

お母さんが非協力的だったりして、それが難しいようであれば、環境を変えてみることをお勧めします。グループホームなどで、お母さんと離れて生活してみるとか、一人暮らしをしてみるとか、いろいろな方法があるでしょう。

大変なことだけれど、いろいろと試していきましょう。いろいろと試していくことそのものが、回復へのプロセスとなります。今のところの治療がピンとこないようであれば、治療者を変えてみるのもよいと思います。
返信する
Unknown (りこ)
2013-07-10 03:54:19
以前、こちらでお世話になりました。
お礼の返信遅れてしまい本当に申し訳ありません。
あれから、数ヶ月たったのですが病院に月一度いっています。
臨床心理士の先生の相性もあるかと思いますが、以前のような通っていた精神科、心療内科と同じ感じがしています。結論からいえば、行く意味があるのかと疑問に感じてしまい悶々とした毎日です。
私の話を聞く、そしてそれに対して具体的な解決策、心理状態の整理などがなく私は話をして帰るだけ。
ごちゃごちゃしたまま更にごちゃごちゃとして帰る繰り返しです。結局は私が考え決める事でしょうが、他人事でしょうが、お金を貰っている仕事としてやってくれないのかなと
いったい何の意味があるのかと、月一度、母にお金をもらって通う事も情けない、母も何も聞いてきません。
通っているのだから、良くなってくれなくちゃ困るわよというプレッシャーだけが感じます。もう三カ月くらい経つけれど、そろそろ働けるでしょう、いい加減うんざりという感じみたいです。
だから、お金をもらって通う事を辞めたいと思いながら、
無関心な母を心配させたいという思いが勝って母からお金を貰って病院に行く事をしてしまいます。
私はてっきりテレビで話題の心屋さんのような感じで期待していった事がよくなかったと思っていますが、病院を変え続けても一緒のような感じがしてきました。
改善される事もなく働けず眠れず、外に出るのも気持ちが悪いです。今は海外から取り寄せたメラトニンを飲んでいます。初めは効いてたように眠れて喜んでいたのですが、今はまったく効かず太陽を浴び規則正しくしても眠れません。
レイプしたおじが私が働けない事を知り、話し合い悪かったといい毎月少しお金を渡してくれます。それを断れずに、受け取ってしまわないと生活できない自分も情けないと感じます。レイプされたやつに養ってもらってるのかともう一人の私が馬鹿にしてくる感じです。
そして、レイプされたにも関わらず困っているからといって少しお金を渡してくれるおじに親近感のようなものを感じるようになってしまいました。そして、おじに情が湧いてきました。一番助けてくれているのはおじだと感じて気持ち悪くて仕方がないのに、親近感を抱く自分がいて吐きそうで壊れそうです。
ソランさんのように、しかし、もう、限界を感じるのです。これまでの人生、楽しく生きてきたではないか、もう充分ではないか、と思うのです。つまり、私自身の寿命を感じるのです。夫は夫で、彼の寿命を全うしてほしい、これ以上、私の「体験チーム」の一員でいてほしくないのです。私と犯人の二人で、たくさんです。
私も、毎日こんな感じで過ごしてしまいます、もう限界十分生きたって。そして、おじと母が姉弟ってだけで気持ち悪くて罵倒してしまって、母は悪くないのに私も母を巻き込みたくありません。理解してくれないけれど、私にとっては母は母、憎みたくても愛していて困らせたくないし幸せで長生きしてほしい。それを妨害しているのは私なんだと感じます。
今は、繭に籠った幼い自分が前に出てきているみたいで私は一生懸命大人のふりを外でしています。精神年齢も後退しているかのようです。だから、文章も幼稚で陳列で申し訳ありません。
愚痴ばかり、感情的だと思います。
猫たちがいるから、この子たちのためにも生きようと思えます。
ここには、たくさんのレイプ被害の方がいますね。
この感情や嫌な心理はいつ終わりが来るのでしょうか。
長文、駄文失礼しました。
返信する
Unknown (Yodaka)
2013-07-03 14:50:32
ソランさん、

本当にそう思います。ひとりひとりの経験は、非常に個人的で、ユニークなもので、決して比べられるものではありませんよね。だから、IntegrationのProcessも、その形も、ひとりひとり違ったものだと思います。Integrationは時間が掛かることで、ひとりでは難しいことだけれど、専門家、愛する人と、共に取り組んでいけば、到達できるものですよ。また迷えることがあったら、いつでも来てください。
返信する
integration (ソラン)
2013-06-30 19:20:29
はい。
あまり思いこみだけで判断しないようにしようと思います。悪い経験を糧にして立ち直ろう、というのは、いわば自分をテレビシリーズのヒロインに仕立てているようなもので、つまり物語化してしまえば、この暴行事件は私の実人生ではなくなるのでした。そういうのをIntegrationとは言わないのですね。大人なんだからしっかりせねば、と焦るのも役には立ちませんね。つまり「同じ被害に遭っている若い人」と自分を比べていたようです。犯人の供述に「暗がりで、相手が42歳の女性だとは気がつかなかった」とありまして、私が犯人から品定めされているかのように感じて、実に不愉快で傷ついたものです。

事実を受け入れる、と文章にすれば簡単ですが、Integrationとは「本当に」時間のかかることなのかもしれません。他の方のコメントを読んで愕然としています。

今回思いのたけを綴りましたが、今後、日本語でのカウンセリングも、検討してみる気になりました。
重ねて御礼申し上げます。
返信する
Unknown (Yodaka)
2013-06-30 14:24:07
ソランさん、

お役に立てて何よりです。Psychologistにしても、Psychiatristにしても、治療をすぐに再開するのは本当に大切なことだと思います。

まさにソランさんが仰せの通りだと思います。Rape trauma syndromeは、便宜上4段階に分けられているものの、それはまず、一直線上の回復ではなく、複雑で、繊細です。あなたの意気込みは、本当に素晴らしいし、それは、あなたがしっかりした、責任感の強い人間であることの現れだと思います。そして、あなたのように強い人さえも自殺念慮を経験するまでに貶めてしまうのが性暴力とそのPTSDの破壊力と残酷さで、それは本当にやりきれない現実です。お分かりかもしれませんが、あなたには何の責任もありません。あえて言えば、それでも治療を続けて、大切な旦那さまと、チームとして回復して幸せになっていく責任があなたにはあると思っています。あなたにはその力があるように思いますし、それは旦那さんが心から望んでいることだと思います。応援しています。
返信する
ありがとうございました (ソラン)
2013-06-28 21:52:11
ありがとうございました。確かに日本の専門家に日本の言葉でアドバイスを受けるというのは、心地よいものですね。何だか神経が緩んで泣けてしまいました。
夫とも相談しまして、カウンセラーではなく精神科医に診断してもらうことにしました。
私は、冒頭で紹介されている3段階のステージのうち、Integration「統合」を急ぎすぎたように思います。
精神的な混乱を経ながらも、「このレイプという以上経験を"糧"にして(!)、さらに強い人間になってやる!」みたいな意気込みを、レイプ被害から大して間もない頃から持っていたようです。
2の「表面上は平静にみえる状態」へも、急ぎすぎていたようです。とにかく元気な姿で人前に出たい、という欲求が強すぎました。見栄っ張り、と言われればそれまでです。なぜこんなに自分を偽ってまで「元気」であろうとしたのか、本当の理由はわかりません。「レイう事件を知られたくない」という理由だけではないような気もします。そしてなぜか、犯人に対して、復讐心がまるで湧かないのです。事件現場では逆上して、夫に取り押さえられた犯人を、出刃包丁でメッタ刺しにしようとまでしたのですが(夫はそれに驚いて、犯人を押えていた手を離してしまいました)。とにかく、「他人によって暴行を受けた」という、自分ではどうにもならない事実を認めることができない、未だにその心理状態の中にいるのかもしれません。
このサイトで、様々なことを得ました。精神の支えにもなりました。
深く御礼申し上げます。
返信する
Unknown (Yodaka)
2013-06-28 16:13:18
ソランさん、

あなたが経験しているうつ状態は、一般的なうつ病、Major Depressive Disorderのそれとは異なり、PTSD独特の症状です。今回の返信であなたが言っていることこそ、まさに、”Sense of foreshortened future”、つまり、未来のことが考えられない、この先自分が生きていくことがうまく想像できない、寿命が近い気がする、などの感覚で、この心理状態そのものが、あなたがまだPTSDの症状に苦しんでいて、PTSDは治っておらず、治療が必要であることを示しています。PTSDは、実際、かなり長期的な治療が必要なもので、いまあなたにこのような症状がでているのは、あなたの治療者の見落とし、診断ミスだと思われます。新しい治療者を見つけて治療を再開してください。それから、旦那さんとのCouples therapyを同時進行で受けられることを強くお勧めします。本当に大変だと思いますが、どうか自覚してください、あなたの今の自殺念慮、Sense of Foreshortened futureそのものが病気の症状であり、本来のあなたでなないのです。今は私が言っていることがしっくりこないかもしれませんが、治療が進んで良くなってから、このスレットを見たら、わかると思います。死にたいこと、どうして死を考えているのか、Openに話せる治療者との治療が大切です。
返信する
レイプ被害、その後 (ソラン)
2013-06-27 18:44:13
アドバイス、拝読しました。誠にありがとうございます。
言葉の足りなかった分を補足いたしますと、事件後からこれまで、私はカウンセリングを受け続けていました。医師の処方による薬も常用しています。そして2カ月ほど前に、もう定期的なカウンセリングの必要はないであろうと診断されました。以来カウンセリングは受けていません。正直なところ、この診断にはいささか傷つきました。私自身が事態を大げさにしているのだ、と言われたような気分になったからです。
事件直後、仕事を休まなかった理由は、ひとつにはフリーランスという身分柄、ひとつ仕事を逃してしまえば、将来の仕事に悪影響を及ぼしてしまうことへの恐怖と、仕事を休む理由を人に知られたくない、という心情です(もちろん正確な説明をする必要はなかったわけですが)。
これまでの心理状態は、ある時は穏やか、ある時はフラッシュバックと理由のわからない錯乱状態、という具合に、プラスとマイナスを行ったり来たりするような感じでしたが、これは鬱病の典型的な症状だそうなので、自分的には受け入れてきたつもりです。しかし、こんなに長く鬱状態が続いたのは初めてです。
自殺は以前にも考えなかったと言えば嘘になります。
本来、この事件の体験者は私と犯人の二人であるはずでした。しかし、そこに犯人を取り逃がした後、全裸、血まみれ、という凄まじい妻の姿を目撃した夫が加わっています(彼自身のショックも非常に深かったと思います)。つまりチームは3人になったのです。そして犯人は逮捕され、拘留され続けています。私はラッキーにも、この体験を、私の側から分かち合う夫という存在があり、それが自殺を食い止めていたように思います。
しかし、もう、限界を感じるのです。これまでの人生、楽しく生きてきたではないか、もう充分ではないか、と思うのです。つまり、私自身の寿命を感じるのです。夫は夫で、彼の寿命を全うしてほしい、これ以上、私の「体験チーム」の一員でいてほしくないのです。私と犯人の二人で、たくさんです。
夫婦生活は、何度か試みました。どちらかと言うと私が、自分を鼓舞するために夫に提案した形です。彼の側から提案することはありませんでした。しかし、もう、私自身の中にバイタリティ、性愛生活を続けるエネルギー、喜びや快楽を得たいという欲求がないのです。
時間をかけてまで、「治療」をする意味を見出せません。
家族や友など、愛し合う人々のことを考えるとプレッシャーを感じます。もう、私自身の、私だけの人生にしてしまいたいのです。
返信する
Unknown (Yodaka)
2013-06-27 16:01:49
ソランさん、

コメント拝読しました。ソランさんのケースはおそらくPTSDのWith Delayed Onsetと呼ばれるもので、PTSDの症状が出てくるまでに少なくとも6ヶ月の遅れがあった、というものです(多くのPTSDの方は、経験後もっと早く症状が出てくるのですが、いろいろな理由で、ソランさんのようにしばらく時間が経ってから症状がはじまるケースがあります)。ソランさんの経験しているものは、"sense of foreshortened future""Feeling of detachemnt or estrangement from others," などの深刻な症状で、これは、"Persistent avoidance of stimuli associated with the tramua and numbing of general responsiveness"に該当するものです。かなり深刻な自殺念慮もでていて、大変気がかりです。一刻も早くに治療を受けてください。ご存知のように、心理カウンセリングは秘密厳守であり、とくに海外では心理士の訓練も水準も高く、心理士以外の人間にカウンセリングの内容を知られることはまずありません。あなたがその外国語をどの程度話せるか、その文化にどれくらい馴染んでいるかにもより、もしあなたがほぼ完全なBilingual、Biculturalであるなり、もしどうしても日本人の心理士は嫌というのであれば、外国語でもよいと思います。もし最初の心理士との経験がいまいちでしたら、別の心理士と会ってみるのもよいかと思います。PTSDにきちんとした知識と経験がある心理士であることが大切です。文化も言語も共有した、日本人の心理士とのカウンセリングをやはりお勧めしますが、いずれにしても、あなたがすぐに治療を受けることが不可欠です。時間は掛かるかも知れませんが、必ず良くなります。応援しています。
返信する
レイプ被害、その後 (ソラン)
2013-06-26 18:48:07
私自身の体験でご相談します。現在44歳です。
1年半前に、レイプ被害に遭いました。自宅に鍵をかけ忘れ、入り込んだ泥棒に、寝ているところを襲われました。たまたま夫とは別室に寝ておりました。「声を出したら殺す」と脅され、レイプ行為を受け入れましたが、その間、この行為が終わればこの男は私を惨殺するだろう、と覚悟を固め、同時に何としてでも助かりたい、と思いました。行為の最後にバスルームに連れて行かれそうになったところ、このバスルームに入ったらもう命がない、と思い、決死の覚悟でその男から飛び逃げ、夫の部屋に駆け込みました。寝ていた夫は飛び起きて犯人を押えかけましたが、取り逃がしました。犯人は2カ月後に逮捕され、今は訴訟の準備中です。この家に住むことはもはやできず、私は一人別の町に引っ越し、半年後、その町での仕事を整理した夫も合流、現在は一緒に暮らしています。私はフリーランスの仕事も休まず続け、順調に被害経験から立ち直っていると思っていました。しかし、ここ1カ月ほど前から、仕事が少し途絶えたのをきっかけに、とにかく外に出るのが嫌になり、人と会うのが恐ろしくなり、「未来」と言う感覚がマヒするようになりました。一人で家にいると、ぼんやりと自殺する計画をたててしまいます。どこで首を吊ろうか、とかそんなことです。自殺など恐ろしくてできなかった私だったのですが、先日は、手にしたナイフを見ていて、「これを首に突き刺してもさほど痛くはないのではないか」と考えている自分を発見し、愕然としました。自殺して、これまで支えてくれた夫の人生を破壊したくはありません。しかし、生きることそのものに、飽きてしまった、というか、このまま人生を続けたくない、と思い続けて日々が過ぎていきます。自殺は、被害者の自己表現のひとつであると思っています。しかし、未来が見えない今、自己表現、という感覚すら薄れています。常に手足がしびれ、悪夢をよく見て悲鳴を上げて飛び起きることもしばしばです。
私は外国に在住しています。犯人も夫も外国人、カウンセリングも外国語で受けました。母国語でカウンセリングしたほうがよい、というアドバイスをたくさん受けましたが、この件を日本人に知られたくない、という気持ちが強く働いています。
アドバイスをいただければ幸いです。
返信する
Unknown (Yodaka)
2013-04-16 16:03:17
匿名さん、

こんにちは。メッセージ、拝読しました。
それは本当に酷い経験です。詳細は避けますが、匿名さんのケースは、非常に複雑なトラウマです。

「分裂しているこころ」についても、匿名さんの経験からすると、心理学的に良く理解できることです。まず、人は人間関係における関係性のテンプレートを幼少期の親との関係性のなかで身に着けます。そのほとんど無意識的に内在化されたテンプレートは、大きくなってからの人間関係をナビゲートするもので、我々は、無意識のうちに、自分の親(或いは特に影響力のあった大人)と大きな共通点がある人間に無意識に挽かれていきます。それがたとえ自分にとって有害な関係であっても。これはたとえば、アルコール依存症の親のもとで育って辛い思いをした人が、気付いたらアルコールの問題のある人と結婚していたり、無関心で冷淡な親の元で育った子が、そういう人に知らず知らずのうちに惹かれていたりと、枚挙に暇がありません。

ただ、匿名さんにおいてとても良いニュースは、あなたが、そうでない、穏やかで感情が細やかな方にも挽かれる、ということです。お母さんかも知れないし、おじいちゃん、おばあちゃんかも知れないし、もしかしたら、親戚、兄弟、良い先生などの性質を内在化したテンプレートかもしれません。そして、お分かりのように、こちらがあなたにとって健全であるほうの部分で、あなたを幸せに導く可能性を持っている性質です。

「悪に挽かれる」症状を消すには、相当な長期における心理療法(心理カウンセリング)が必要だと思われます。ただ、これまでに述べたように、どうしてあなたがまずい人に惹かれるのかよく自覚して気をつけて、そうでない人に挽かれていく気持ちを大切にして行動して、良い人間関係を経験していくことを続けていくなかで、症状はかなり減ると思います。

まずい人たちに会ったときは、あくまで適切な距離を持って、必要に応じて、あくまで自分の必要、気持ち、考えをきちんと伝えていくことです。適切なBoundaries(こころの境界線)を保つことです。そして、大人である今のあなたには、自分を守る能力があって、大丈夫なのだと自覚して、行動して、その能力を確かめて認識していくことが大切だと思います。応援しています。
返信する
分裂した心について (匿名)
2013-04-13 13:54:05
こんにちは

ウェブサイト、興味深く拝見させて頂きました。
幼少時、実父より性的暴行をうけていました。
また、成人したあと、複数回、強姦を受けました。

現在、一番困っているのが、(性)暴力をふるう、他人に共感できない、残酷、といった実父や私を強姦した人間達と同じような人間に、親近感を持ってしまうことです。

私自身は、穏やかで感情が細やかな性格なのですが、自分と全く相容れないこういった性格の人間に惹かれてしまいます。反面、自分と同じような穏やかで感情が細やかな人間にも惹かれます。まるで、自分の中に二人人間がいるようです。私自身は、穏やかな方を自分自身だと認識していて、「悪」に惹かれる自分を症状だと認識しています。どうやったら、この症状が消えますか?

また、実父や私を強姦したような人間って、決して数少なくはないようです。残酷な医者、政府の職員、店員などに出会うことがあります。そういうときに、自分の中で、ああ、この人たちは、父と同じような人間なんだなと分かります。ただ、出会った際に、どのような感情を自分の心の中で持てば良いのか分かりません。憎しみ?反発?また、彼らの悪事を暴いてやりたい気持ちにもなります。でも、悪い人間はたくさんいるので、私は自分自身の時間をそんなことのために費やしたくもありません。とにかく、悪い人間にあったときは、実害を受けないように、関わりを持たないように、を心がけています。でも、やっぱり何だか気まずいです。


返信する
Unknown (悩める男性)
2013-04-03 23:25:00
ありがとうございます。トラウマは完全にはなくならないと聞いたことがあるのですが、どうなんでしょう。カウンセラー探してみます。
返信する
Unknown (Yodaka)
2013-03-28 15:41:25
悩める男性さん、

彼女のそれらの症状は、解離と呼ばれるもので、深刻で繰り返されたトラウマによるPTSDを経験しているひとによく見られるものです。愛する人がそのような経験をしているのを見るのはとても辛いことでしょう。カウンセリングは、どなたか口コミで最寄に良い人がいるといいのですが、見つからないようでしたら、やはり、日本臨床心理士資格認定協会の資格を持っている心理士のところに行くのがよいと思います。ここでも何度か紹介していますが、以下のウェブサイトで、最寄の資格のある心理士を探せます。http://www.jsccp.jp/near/rinsho/

カウンセリングには相性などあるので、とりあえず会って話してみて、信頼のできる、安心して話せる方を見つけて続けていくのがよいと思います。男女どちらでもかまいませんが、性暴力の生存者や、PTSDの病状などの知識、臨床経験のある心理士がよいと思います。
返信する
Unknown (悩める男性)
2013-03-27 15:57:10
ありがとうございます。彼女の外見は美しく、どこに行っても「綺麗」と言われるのですが、夜になると夢遊病のように「男の人が上に乗ってくる」と言うことがあったり、なんでもないとき人を憎む独特の表情をするときがあって、私は大変辛く悲しくて胸が張り裂けそうになります。とりあえず私からカウンセリングを受けてみようと思いますが、どのようなところに通えばいいのでしょうか?
返信する
Unknown (Yodaka)
2013-03-26 16:33:33
悩める男性さん、

それは本当にしんどいところですね。そして、彼女が通ってきたところを思うと、やりきれない気持ちになります。それにしても、彼女があなたのような方とめぐり合ったことはとても嬉しく思いました。矛盾するようですが、彼女の話を聞いて、彼女に深い同一視をして、悩み続ける、深い共感性を持っているあなただから、彼女は付き合っていけるし、一緒になりたいのではないでしょうか。

彼女の持っている心の傷は、正直なところ、本当に深いもので、長い治療を要するものです。ただ、残念ながら、本人に治療を受けようという意思がない限り、治療ははじまりません。それでも、あなたとの関係や、新しい良い経験で、それは少しずつ改善していくと思います。

私としては、今はあなたのことが心配です。彼女との強い同一視から、いささか心の距離が近くなりすぎているような印象があるのです。あえて率直に言いますと、あなたと彼女は全くの別人格で、あなたが彼女を助けようとする気持ちが強すぎると、その境界線がなくなり、あなたはさらに苦しむようになり、彼女との人間関係も難しくなります。

彼女を本当の意味で救えるのは彼女だけであり(そこに専門家の介入があると本当によいのだけれど)、それを踏まえて、あなたにできることをし続けていくのがよいと思います。救うことはできなくても、協力することはできます。

まずお勧めしたいのは、あなた自身がカウンセリングに通われることです。あなたと同じような問題を抱えていてカウンセリングにこられる方は、実際のところ、少なくありません。カウンセリングを通じて、こころの整理をしたり、あなたの立場を明確にしたり、あなたのこころのニーズをよく理解していき、あなたが苦しみを克服していくことが(実際に試してみるとお分かりになりますが)、実は彼女にとって一番の助けになります。また、良くなっていくあなたを見て、彼女自身もカウンセリングに興味を持つかもしれません。(カップルセラピーにお二人で通う、という考えもありますが、彼女が今の時点でセラピーに行きたいかどうかは分からないので、やはりあなたからはじめてみるのが良さそうです)。

あなたにとっても、人生の大きな課題でしょう。おふたりで、少しずつ、ふたりとも楽しめるセックスを見つけていくのがよいですね。そのためには、あなたが彼女とのセックスを楽しむことが不可欠で、その方法、答えは必ず見つかると思います。応援しています。
返信する
彼女のことで悩んで眠れません。 (悩める男性)
2013-03-24 15:37:11
私が結婚しようとしている女性は幼少の頃から施設で暮らしたのですが、小3の頃に同じ施設で暮らす中学生に強姦された経験があります。初めは相手が1人で夜間襲ってきていたのが、他の中学生も夜間襲ってくるようになり、暴力を振るわれる恐怖で誰にも相談できずそれが中学生になるまで続いたそうです。ハッキリとは言わないのですが、集団強姦まがいのこともあったようです。彼女は30代ですが、交際しだした頃からよく泣く女性で、夜になると過呼吸になって苦しみだしたりします。カウンセリングを勧めても行こうとしません。私は彼女を愛しているから、このことを告白されてから悩んでしまって大変苦しい日々を送ってます。彼女は現在セックスはできるようになってますが、私が最中に強姦され続けた彼女の子供の頃のことが頭に浮かんで、精神的にものすごく苦しんでしまいます。彼女は私と一緒になることを待ち望んでますが、これから先どうしたらいいのか…
返信する
Unknown (YODAKA)
2013-03-15 15:39:19
りこさん、

実際、経済的なことは現実的な問題ですね。もちろん毎週通うことが理想ですが、月一度でももちろん意味は大いにあります。また、お近くに臨床心理学の大学院などあれば、問い合わせてみるといいですよ。きちんと心理学の知識のある大学院生のセラピストが、格安の料金でカウンセリングを提供しています。彼らは経験のある心理カウンセラーからの密接な臨床監修を受けているので、質の面でも悪くなりません。大学院のサービスであれば、毎週通うのも経済的にずっと容易になると思います。

それから、薬は併用してよいと思います。不安や不眠は現実的な問題で、落ち着くまではむしろ併用したほうがいいと思います。実際、心理カウンセリングと投薬を併用している方はたくさんいます。りこさんの場合は、やはり、併用したほうが効果的だと思います。というのも、心理カウンセリングでPTSDの直接的な治療を受けるにあたり、不眠や不安を軽減する薬は追い風になり、問題にはならないからです。逆に、無理に薬をやめて不眠に苦しんでは治療の妨げになるからです。

そうですね、お母様からこころの距離が取れるようになるといいですね。これも、心理カウンセリングで大いに期待できることです。お母さんと良い距離を置く薬はありませんが、カウンセリングは人間関係も改善してくれます。

どうしても時間は掛かることなので、焦らずに、気長に取り組んでいくのが大切だと思います。
返信する
ありがとうございます。 (りこ)
2013-03-15 02:45:14
お礼の返信遅くなってしまい、申し訳ありません。
親切で丁寧で温かい文章本当にありがとうございます。
こんなに理解してくださり、親身に答えてくださって
心から救われます。
教えて頂いたサイトで検索したところ、近くで信頼できそうな所がありました。
経済的に乏しいのですが母にこちらのサイトを見せたところ少しばかり理解を示してくれた反応があり、通院してみてはと。ですが、経済的に母の負担になる事は確かなので通院は毎月一度にしたいと考えています。
間が開く事で通う意味はあるのか不安です。
夜はなかなか眠れない毎日なのでを薬を飲み考えずに眠れるように最初は薬と並行したほうがいいのかなども聞いてみていいのかなど不安ばかりです。
母は薬には頼らないほうがいいというのでそうしたほうがいいのか、、いろいろと考えてしまいます。
私にとって母は絶対的な存在で、、、これがまずいけないと思います。
心理士の方に相談をしたらいいのでしょうが、カウンセリングもお金が高くて行く事にためらってしまっています。
私が動かないと考えるばかりでは駄目ですね。
長々とすみません、ありがとうございました。
返信する
Unknown (Yodaka)
2013-03-11 14:29:50
りこさん、

コメント、ありがとうございます。
なんとも辛い経験をされてきたのですね。
読んでいて、どうしようもなく悲しくなりました。
これらのことを実際に経験されたりこさんが一体どのようなところを通ってきて、今どのようなところにいるのか、考えると、胸が痛みます。それから、りこさんの経験している症状は、ご存知のように、PTSDの症状です。

子供の頃の親類によるレイプの被害者が、親に信じてもらえなかったり、逆に怒られたり、という経験をすることで、ただでさえ非常に深刻な経験が、さらに複雑な問題になることは、実際よく知られています。これは、親自身がその子の経験を受け入れて力になってあげる包容力、精神的Capacityがないためですが、その子供はものすごい罪悪感、羞恥心を内在化して生きていくことになります。

親は、ただその子の話を聞いて、こころの中にいれることが耐え難いため、全く罪のない被害者である子供を責めることで、自身の精神衛生を保っていたわけですが、そのようにして拒絶された子は、自分に何か問題があるのではないかと感じながら、その傷が未解決のまま(この記事では、統合することができないまま)大人になります。

時間の掛かることで、大変な過程ではありますが、解決していく方法はありますよ。

りこさんの問題は、お気づきかもしれませんが、精神科医、診療内科医が解決できるようなものではありません(彼らにきちんとした心理療法の技術と経験があれば別ですが)。

その代わりに、毎週45-50分の、心理療法(心理カウンセリング)を始めるのが得策です。どなたか、良い心理士をご存知でしたら、その方のところに行かれるとよいと思いますが、もし心当たりがない場合、以下のサイトで最寄の心理士を見つけるのが良いかもしれません。
http://www.jsccp.jp/near/rinsho/

心理カウンセリングにおいて、相性はとても大切なので、実際に会ってみて、話していて安心感のある、信頼できる人を見つけて続けていくのが良いと思います。
心理士は、女性が良いと思います。りこさんと同世代か、年上の方が良いかと思います。そしてできれば、幼少期の性的被害などの知識がある方が良いでしょう。

どうして心理療法かといいますと、りこさんは、これから出会う心理カウンセラーとの間で、その秘密厳守で守られた治療者との「良い人間関係」のなかで、お母様を含めた、誰にも聞いてもらえなかった話を深く聞いてもらって、受け入れてもらうという新しい関係のなかで、徐々に、いままでりこさんが経験してきたことを受け入れて、りこさんのIdentityに統合していくことができるようになるからです。この過程を、Corrective emotional experience、修正的情緒体験、といいます。お母さんにできかなったことを、心理カウンセラーが引き受けることで、過去の拒絶された傷、その関係性が、良いものへと修正されていくのです。

ずっとひとりで抱え続けてきた問題、行動に出るのは大変なことだと思いますが、その過程が解決の糸口へと続いていくと信じています。こころから応援しています。

返信する
はじめまして。 (りこ)
2013-03-11 05:46:16
レイプ、精神心理学と検索してたどりつきました。

どうしたらいいのか解らなくて、ただ書きなぐってしまうこと失礼します。
私は母の弟に幼少期にレイプを受けました。何度も。
優しいおじを信頼しきっていて、一緒に眠ることもあって安心して眠っている時、目を開けた時の出来事です。この時母にもいいましたが、取り合ってくれませんでした。だから、この出来事が起こるたびに我慢をすればいい事なのだと思い事が終わるのをただ目をつぶって過ごしました。
もう20年以上前の事なのにいまだに恐怖で眠る時は苦労します。今31歳なのですが、
大人になり家族の支えは大事だといわれたので、打ち明けましたが、母も父も姉も私を拒否しました。
もう大人なんだから甘えるな逃げるな自立しろしか
いいません。この事は働きたくないから言い訳にして怠けているといいます。
普通の娘は立派に自立していて、親にお金をいれているという事しかいわず、性被害に対して理解してもらう事が難しいと思っています。
信頼できる友達に相談があるといえば、レイプでもされた?なんて笑いながらいわれ誰にもいえなくなりました。自立したいのに、働きにでれば男性を見ればひげ、お腹が出ているなどおじと少しでも似たような人を見ればその事が思い出されたり、きっかけが解りませんが精神のアップダウンが激しく自分でもどうしていけばこの事から抜け出せるのか。
精神科、心療内科行きましたが、話は一度目だけで薬を出されておしまいでこんな事をして何になるのだろうという思いしか湧かず通っていません。
信じ、励まし、理解することが自分自身しかいないし、
おじという親戚ということもあり、近い距離にいてなかなか顔も忘れられませんし、親族の結婚式、葬式何かと顔を合わせる機会は嫌でも起こります。
ここの記事は、今までの私を肯定してくれたようで
少し救われた思いがしました。
経済的にも精神的にも自立できず
どのような方法をとれば解決の道に近づくのか解らず書き込んでしまいました。
支離滅裂な幼稚な文章で申し訳ありません。

返信する
Unknown (JT)
2011-08-27 00:14:06
早速ご丁寧なお返事ありがとうございました。とても勇気づけられました。ただいま離れて住んでおりますが、たまに会って話をしたり、メール等でコンタクトをとりながら解決策を模索してまいりたいと思います。
取り急ぎお返事のお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
返信する
Unknown (YODAKA)
2011-08-25 15:28:17
JTさん

はじめまして。コメントありがとうございます。娘さんのような例は実際少なくなく、あまりにも精神にとって脅威になる出来事は、抑圧(Repression)という防衛機制によって、無意識へと押しやられてその記憶がなくなったりします。しかし抑圧という防衛機制も精神の働きによるものなので、何らかの原因で解けたり機能しなくなったりします。

前置きが長くなりましたが、実際これはとてもデリケートな問題で、娘さんのいうこともよく分かります。本当に嫌な思いをしたことに、どうして、しかも今更お金を掛けなければならないのか、それはなんとも腹立たしいというか悔しいことだと察します。

幸いにも娘さんにはあなたのような支持的なお母様がいます。また、周りに慰めてくれる人がいるということです。日本トラウマサイバーズユニオン(JUST)、検索してウェブサイトに行ってみましたが、参加されることは、とてもよいことだと思います。おそらくいろいろな種類のグループがあると思うので、娘さんの状況に当てはまる、できれば女性のみのグループに参加されるのがよいのではないかと思います。グループの最大の利点のひとつに、自分のような辛い経験をして、それを抱えて生きている人が他にもいるのだ、という実感と、心の繋がりです。そこから新しい発見、理解、癒しを経験する人は多いです。

まずは、娘さんが始めやすい、入りやすいところから始めることが大切だと思います。心理カウンセリングは、やはり本人にモチベーションがあることがどうしても重要なので、その準備ができたらいかれるといいです。準備は遅かれ早かれできるものです。もうひとつ、心理カウンセリングについてですが、はじめてすぐにトラウマについて話す必要は実はないんです。実際、私のところにくる性犯罪の被害者の方たちも、まずそこからはじめることはありません。そのことが原因で今の生活に支障がでている、たとえば、人間関係や、鬱や不安などから始めるので、通うことでどんどん楽になってくるので、多くの人が想像するような苦痛なものではないですよ。いずれにしても、どうかお大事にしてください。時間は掛かりますが、必ず良くなります。
返信する
Unknown (JT)
2011-08-23 00:29:51
家族(娘)がレイプによるトラウマで苦しんでおります。いろいろとネットで検索しておりましたところ、こちらの記事を拝見いたしました。
娘の場合、15年ほど前の19歳の頃に経験したのですが、それを忘れようとし自分の記憶からそのことを排除していたようです。
今現在、娘は結婚しておりますが、何かきっかけがあったのか(私は分からないのですが)、そのことが強いトラウマとなりよみがえってきました。私ども周りのものも慰めるものの、どのように接したらよいのか、途方に暮れています。
公共の相談機関のカウンセラーを受け、有料のカウンセリングを薦められましたが、こんな嫌な思いをしているのに更にお金をかけたくない、と言って有料のカウンセリングを受けようとしません。
日本トラウマサイバーズユニオン(JUST)というところで、同じような境遇の人たちが集い話しあう場があるようですが、そのような場に参加するのも効果があるのでしょうか?やはり、専門の心理カウンセラーの先生に診ていただくのが一番なのでしょうか?
しかし、本人がその気になってくれないと事が運ばないので、どうしたものか困っております

こちらの記事は娘も拝見しており、私的にはとても参考になりました。よい記事をありがとうございました。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-04-13 22:55:13
親切な返信ありがとうございます。
カウンセリングには行っていないと思います。このことを話したのは高校時代の親友と私だけ、と言うことなので・・・
このトラウマを癒していくにはやはり数年はかかるな、とは思っていたので、気張らずゆっくりと彼女の精神にふれていきたいと思います。
カウンセリングを受けろ、と言うことには少し抵抗があったのですが、それが彼女のためになるのなら勧めてみようと思います。

その高校時代の親友は私の友人でもあるのですが、その親友にも、彼女が一番信頼しているキミが解決してあげるべきだし彼女もそう望んでる、と言われました。
やっぱりそういうことなんですよね。

勇気の出るコメントありがとうございました。
返信する
Unknown (Yodaka)
2011-04-12 15:43:55
メッセージ、ありがとうございます。
あなたの彼女は、本当に計り知れないようなトラウマを経験しておられますね。性犯罪に程度など付けられるものではないけれど、それにしても、とくにまだ子供の頃にそのような経験をすることはものすごく大きなダメージです。しかも火傷や縫い跡など、相当に残虐なものだったと思われます。彼女は心理カウンセリングに行っているのでしょうか。もし行っていないとしたら、一刻も早くに行かれることを強くお勧めします。有資格者がいいと思います。以下のリンクで最寄の有資格の心理カウンセラー(臨床心理士)を検索できます→http://www.jsccp.jp/near/
相当な長いセラピーが必要だと思われますが、セラピーと、あなたとの関係のなかで、少しずつ癒されていく問題だと思います。彼女が男によってもたらされたトラウマや心の傷を本当のところで癒すのも、また男なんですよね。それはあなただと思います。セックスについては、本当にあなた自身、とても辛い思いをされたと思います。お二人でゆっくりとお互いにとって楽しいセックスを見つけていけたらよいですね。お大事にしてください。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-04-05 22:54:14
検索をしていたらこちらにたどりつきました。
私は男性で、半年前から付き合っている彼女がそういう体験をしていまして・・・
小学生のときに一度、中学生のときに二度のレイプ体験、そしての一年前に交際していた元彼に半年のDVを受けています。

一度もセックスに対して快感を感じたことがなく、心身的な痛みしか感じないと先日カミングアウトされ、これまで一緒に過ごした夜を後悔してました。

それでなんとかそのトラウマを取り除いてやりたい。結婚してこれから一緒にいるからには女としての喜び(ちょっと下種な表現かもしれませんが・・・)を教えてやりたいと思いまして。

この記事を読んで少し、彼女の痛みが理解できたような気がします。それでもレイプのときつけられたと言う火傷や胸の縫合跡を見ると、想像を絶するものなのでしょうが・・・

どこの情報を見ても役に立つものはなかったのですが、この記事は参考になりました。
最後のRSTは治るものである。には非常に元気付けられました。
これから、苦難は多いでしょうけど頑張っていける気がしてきます。
結構悩んでたので・・・ありがとうございます。
稚拙な文章ですいません。
返信する
有難うございました (s)
2009-10-01 07:22:54
お返事有難うございました。
ほかのコメントに、返信を催促するような文を残し、
申し訳ありませんでした。

乗り越えたいと思い、信じて17年が過ぎました。

よいカウンセラーに出会いたいです。

返信する
Unknown (Yodaka)
2009-09-26 15:30:01
Sさん、

返信遅れてすみません。

17年・・・本当に長い年月ですね。
本当に大きなTraumaを克服して進んでいくには、
Traumaにおける十分な臨床的知識と経験のある、
それから、もしSさんが女性でしたら、
とくに女性の、30代半ば以上の
心理カウンセラーと、
秘密厳守のセラピールームという守られた
安全な場所で、ゆっくりと、無理のないペースで
向き合っていくのが最善だと思います。
セラピーは、前述したように、
十分で正しい専門知識と臨床経験のある
カウンセラーと、たとえば週に一回、
1Session50分で(これが現在の心理療法の
スタンダードです)断続的にではなく、
コンスタントに続けていくことが必要です。
セラピストとSさんのマッチも大切ですので、
実際に会ってみて、安心できる、
信頼できるカウンセラーとSessionを
重ねていくのがよいと思います。
時間は掛かります。
でも、よいカウンセラーの導きと治療的介入による
治療的構造のなかでWork-onしていけば、
きっと良くなります。乗り越えられます。


返信する
Unknown (S)
2009-07-06 19:02:56
件名の通り、検索をしていたら、
こちらにたどり着きました。
17年間、動けないままでいます。
もがいているのですが、もがきがたりないのか
自分でも分からないのです。
カウンセリングも受けたりしました。

こちらのブログに書かれてある説明を読み、
初めて自分の感情にたいして理解できる部分が
ありました。

もう少しトラウマについて知りたいです。
自分で乗り越えるしかないのは、
理解していても弱いのか、諦めているのか、
自分もわからないのです。
お時間がありましたら、教えていただきたいです。
お願いいたします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。