スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

倉敷美観地区散策

2021-12-09 06:13:26 | 旅 ~国内

倉敷美観地区の入口に居ます。

真ん中で赤い旗を持ったバスガイドさんには

2日間とても素晴らしいガイドをしてもらい感動ものでした。

コロナですっかり仕事がなくなり久し振りにマイクを持って

しっかり仕事ができるかすごく不安と言っていました。

そして仕事ができる喜びで感謝、感謝とも言っていたのがとても印象的でした。

ところで倉敷美観地区とは景観条例に基づき

定められた岡山県倉敷市にある町並保存地区、観光地区をいい、

広義の地区は21.0ha、伝統的建造物保存地区は15.0ha、

伝統美観保存地区は6.0haを指している。

街の中に入る前にバスの中でガイドさんが

オススメの店は赤い旗を激しく振りますと言っていた。

最初の店がここ、むらすゞめの橘香堂さん。

そう言われると買ってしまうものです。

倉敷の産業といったら倉敷デニムと倉敷帆布。

ここは白壁なまこ壁が素敵な倉敷デニム総本店。

ここは倉敷物語館。

いよいよ倉敷川沿いの街並に入ってくる。

この家のもみじの紅葉の赤が目に飛び込んできて美しいの一語。

ここは和風建築物の中で味わう老舗洋食レストラン「亀遊亭」。

紅葉が映る倉敷川の水面でゆったりと餌を食べる白鳥。

それをそっとしゃがんで覗き込む親子。

これはポエムの世界だ。

バスガイドさん2回目の激しい旗振りのお店。

古民家を改装したきびだんご元祖の店「廣栄堂 本店」。

創業はなんと安政3年。

太い桜の幹の間から撮った紅葉PARTⅡ。

大原美術館の隣りにあり、古風な洋館に蔦が絡まったカフェ「エルグレコ」。

ここだけを見ているとまるでパリ・モンマルトルに居るような錯覚になる。

昭和5年(1930年)に建てられた日本最初の西洋美術館の「大原美術館」。

このギリシャ神殿のような外観が当美術館のシンボル。

倉敷紡績などの企業を経営していた大原孫三郎(1880~1943)は

洋画家の児島虎次郎の提言を受けて西洋の近代美術をコレクション。

これらを公開したのが当美術館で、

第二次大戦後に孫三郎の長男・大原総一郎(1909~1968)が

「美術館は生きて成長していくもの」との信念に運営を引き継ぎ担った。

倉敷が米軍の空襲を受けなかった理由に大原美術館があったからとの

説があるとバスガイドさんが言っていた。

残念ながら時間の関係で大原美術館には

入館することができなかったが(これが団体旅行の辛いところだ)

その代わり隣りのミュージアムショップで絵葉書を撮ってきた。

なんといっても当美術館の代名詞はエル・グレコの「受胎告知」。

大原美術館から撮った1枚。

今橋の向こうには左に語らい座・大原本邸、左に有隣荘が威風堂々と建っている。

大原孫三郎が家族で住むために建てた大原家の旧別邸の有隣荘。

独特の製法で焼かれた瓦は、見る角度によって緑色に光り、

地元では緑御殿とも呼ばれている。

特別公開以外は外観のみ見学可能。

かつて物資を積んだ川舟の往来でにぎわった倉敷川。

その風情を味わえる観光川舟が運行されている。

ゆったりと進む舟に腰を下ろして眺める白壁の町並みは、

川舟流しならではの表情を見せてくれる。

倉敷川周辺が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

昭和12年(1937年)クラボウ社長、大原総一郎がドイツの城郭都市ローデンブルグを訪れ、

倉敷の町並み保存を思いついたと云われている。

なんとこの白壁の建物は証券会社の事務所だ。

このコスプレで着飾った女性と黒一色の女性カメラマン、

街の中で度々見かけたので思わずパチリ。

悪い癖です。

大正6年(1917年)に倉敷町役場として建てられた洋風木造建築。

現在は観光案内所として観光ガイドや観光施設などの紹介を行うほか、

無料休憩所として自動販売起点や情報収集に便利なスポットです。

江戸時代初期、寛永19年(1642年)江戸幕府の天領に定められ、

倉敷代官所が当地区に設けられた。

以来、備中国南部の物資の集積地として発展してきたのが倉敷の歴史だ。

倉敷の畔から鶴形山南側の街道一帯に白壁、なまこ壁、

屋敷や蔵が並び、天領時代の町並みをよく残している。

倉敷のもう一方の顔「倉敷アイビースクエア」。

明治21年(1888年)に代官所跡地に建てられた旧倉敷紡績で、

昭和48年(1973年)に倉敷アイビースクエアとして開業した。

スクエア内には倉紡記念館、アイビー学館、

蔦の絡まる赤レンガのホテル・倉敷アイビースクエア、

レストラン蔦、売店などがある。

平成19年(2007年)には旧倉敷紡績所が日本の産業の近代化に大きく貢献したとして、

創業時の紡績工場の建物群が国の近代化産業遺産に認定された。

アイビースクエアを出て裏通りを散策する。

歴史とアートが薫るレトロモダンな風景、美しい白壁の町並み。

ここではNHKの連続テレビ小説「カーネーション(2011年)」「マッサン(2014年)」をはじめ、

数々の映画、ドラマ、アニメのロケ地で使われている。

ここで晴天の下、だいぶ歩いたので喉が渇き、ティータイムにした。

ここは備前焼ギャラリー「倉敷一陽堂」。

白壁の蔵の中に1階は備前焼コーナー、2階がカフェになっており、

ここでも備前焼の展示コーナーがあった。

倉敷は着物姿がよく似合う。

京都みたいに大きくなくて人混みがちょうど良い。

そしてこの街は人力車も絵になる。

時刻は午後3時、並び立つ柳並木と川舟流し、

かつては運河として使われていた倉敷川の水面に午後の太陽の光が写り、

哀愁を帯びた一枚となった。